持たない、買わない、小さな暮らし。いったいどれだけ貯めてるの?

公開日: : 最終更新日:2021/05/06 ミニマルライフ

服は全然買わないし、毎日モサモサ粗食で済ませて派手に遊び歩いている様子もない。

零細フリーランサーとはいえ意外とがっちり貯め込んでんじゃないの?
この、守銭奴が!

なんて思われているかもしれません。

思わないか。

あんまりモノを持ってません、買いません、なんていうともっと金を使え、日本経済を停滞させやがって、なんてご意見もちらほら耳に入るのですが、まあそりゃそうだなと思います。お金はただ貯め込んでるだけじゃ、単なる数字に過ぎないものね。

持たない暮らし、支出は減ったか

さて、生活スタイルを変えて支出が減ったのは

  • 洋服
  • 化粧品
  • 通信費(携帯電話)
  • タクシー
  • 外食
  • 家賃

このあたりでしょうか。
洋服を買わないのは少々実験的要素もあったにしろ、この生活を経た今改めて考えてみればやっぱり以前は買い過ぎていたと思います。

参考 1年間服を買わずに過ごした結果。

本当に欲しいモノならいいけど、なんとなくノリで買っておいて結局使わないアイテムのなんと多かったことよ。

そしてそれは化粧品も同じく。
もともとメイクにはあまり興味はありませんでしたが、とにかく基礎化粧品好きだったのでちょっとよさそうな情報を目にしたらまだ使いかけの化粧水やら美容液はそっちのけで新製品に飛びついたりしてましたからね。勿体無いっちゅうの。

あとは無駄な外食も減りました。「無駄」とは、面倒くさいから食べて帰っちゃえ、という惰性の外食とか、本当は気乗りしないのになんとなく参加しなければいけないような気がしていた会食とかそういうの。そしてそれに伴う深夜のタクシー代も不要になりました。タクシーはね、健康面でもいかんですよ。歩け。

そして携帯電話を止めたこと、シェアハウスを選んだことにより、固定費も大幅にダウン。

参考 携帯電話を止めたのが一番よかったことかもしれない。

参考 快適に過ごすせるシェアハウスの上手な選び方。

毎月の固定費を削るのって年間で考えたらものすごい節約になりますね。下手すりゃ7桁いきますよ。といっても、いずれも節約目的で始めたことではなく結果としてあらまあびっくり、となった感じですが。

何にお金を使っているか

moalboal_2016_7

逆に支出が増えた項目はなんだろうと考えてみたら

  • 健康
  • 趣味

このくらいかな。なんともぼんやりした内訳ですが。
おかげさまで健康優良児なので医療費は一切かからないのですが、美味しいものを長く食べ続けたいという卑しい理由でデンタルケアに少々気を使うようになりました。といっても、歯磨き粉変えた程度なので出費としては微々たるものですけど、意識の変化ってことで。

参考 持たない暮らしでも歯は大事。

そして外食が減った分家飲み率激増につき当然酒代も増加。増えたといっても別に高級酒を浴びるほど呑んだりはしないので毎晩呑み歩いていたことを考えれば安いもんです。ツマミもあんなのばっかだし毎日の自炊で食材のロスもなく、トータルの食費は相当圧縮されました。

最後は趣味。
趣味らしい趣味を持たない私ですが、今年最もお金を使ったのは娯楽にカテゴライズされる「旅」でしょうか。年内にまた国内も海外も行く予定があるし、3月から5月にかけて長期でふらふらしてたしね。
旅に非日常体験は求めていないのでここぞとばかりにゴージャスなホテルに泊まったり普段行かないようなレストランに出掛けたりはしないけれど、飛行機乗ったり宿取ったりしてるとまあそれなりに費用はかかります。

10年前なら、仕事の出張以外で旅行なんて殆どしなかったのになあ。

もっと旅行したいんだけど仕事が忙しくてまとまった休みが取れなくってさー、というのは表向きの理由で、ホントは海外一人旅なんて楽しめるはずがないと思い込んでいた私。旅行の準備もめんどくさいし、英語も話せないから外国人怖いし。

参考 最低限の英語とは。海外旅行に備えた英語勉強なら、これで十分。

その昔、一度だけ現地集合・現地解散の香港出張に行ったことがあるけれど、それでも相当おっかなびっくりでした。旅行代理店窓口で航空券+ホテル送迎添乗員付きのプランを購入してびくびく現地に乗り込み、ホテルの朝食以外は誰かが一緒にいてくれないと出歩けない有様だった記憶が。

「あーあ、英語話せたらなあ」

とその時も思ったのですが(なのにその後いつまで経っても勉強しなかったダメな人)、去年久しぶりに香港行ったら英語全く通じなかった。香港ってイギリス領だったこともあって英語を話せる人が多いと思い込んでたけど、全くもって広東語ですね。時代かな。

あ、また話がずれてきた。

とにかく、別にモノを手放してできるだけお金を使わない清貧生活にチャレンジしているわけじゃなくて、単にお金を使いたい先が変わってきたんだなあと実感しています。

きっちり稼いで楽しく使う

暮らしを小さくして支出を減らし、その分働き方を見直して時間に余裕のある生活を選ぶ。逆に収入計画が狂ってしまったことで生活をダウンサイズせざるを得なかった、などミニマムライフに至った経緯は人それぞれいろんなパターンがあることでしょう。もっといい暮らしがしたい、とにかくお金が欲しい、というキリのない欲望から自由になりたかった、なんてケースもあるかもしれません。

参考 魂の退社 50代で会社を辞めるという決意。

私の場合はどうだろう。
持ち物の多くを手放してわかったのは、お金やモノのあるなしと幸せの大小は単純には比例しないってこと。ならば目先の小さなお金を得るためだけに大事な時間を使ってやりたくないことを我慢してやる必要はないよね、と認識できたのは大きな発見でした。

なんとうか、お金だけに依存することなく自分の人生を楽しむ術がわかってきたので、収入や老後資金のことを考えてビクビクしなくてももう大丈夫かな、と。

参考 おひとりさまの老後資金。自分年金作りは40代からでも遅くない?

もちろん食うに困らない程度の収入を確保した上での話ですけどね。

人に自慢できることより自分のやりたいこと。見せびらかすためのジュエリーや鞄じゃなくてきちんと心から欲しいモノ。大切なお金や時間をなんとなく使うんじゃなくて、自分の本当にしたいことに目一杯リソースを注ぎたいから、その分張り切って稼いで、楽しく使わなきゃ。

今のところは、そんな気分です。
お金が人生の全てではないけれど、お金をうまく使えれば人生が楽しくなるのもまた事実だからね。

モノを持たずに身軽に暮らす

というわけでガチガチの守銭奴ではありませんが、お金は稼ぐのも使うのも貯めるのも大好き。嫌儲主義者でもありません。

無駄な使命感とか世間体とか見栄なんかは隅っこにおいといて、自分の得意分野で無理なく上手に稼いで楽しく生活できればこれ幸い。フリーランスの身分なので、この先も昇級やボーナス、退職金の心配は一切ありませんからね。

だって、もとからないんだもん。
ハッハッハ。

関連 ZOZO USED にブランドアイテム買取を依頼してみた。




関連記事

春への衣替え、ペラペラ布団と花粉症。

冬から春への衣替え儀式。去年はいつ頃だったかしらと振り返ってみれば、もうちょい先だったみたい

記事を読む

ミニマリスト主婦とその夫の輪っか考。

みんなのアイドル、ミニマリスト主婦。2023年秋も変わらず元気です。ミニマリスト主婦は80

記事を読む

40代のニベアはありか、ナシか。

By: Justus Blümer[/caption] スキンケアを冬バージョンに変えて3ヶ

記事を読む

壊してさらば、眉デザインのゆくえ。

何かを捨てる、手放す時のパターンにはいくつかあって。 これはもう役目を終えたな、などと

記事を読む

旅の荷物 普段使いのナイロントートで1週間の旅。

おかげさまで面倒ごとは全て片付きました。 旅支度より面倒になったこと。 この先は

記事を読む

なにもない生活、自由な時代、生きづらい人。

仕事が落ち着いて、少し余裕が出てきたことも関係しているのでしょうか。ここのところ改めて「なに

記事を読む

EMILIO PUCCIのボストンバッグで冬支度。

By: Thomas8047[/caption] 去年の今頃は部屋が寒い寒いとのたうち回って

記事を読む

もう買わないデニムの話。

By: Robert Sheie[/caption] 毎月バカスカ服を買う生活を止めてから3

記事を読む

旅支度より面倒になったこと。

旅に出たがるくせに、荷造りは苦手。そう言い続けてきたけれど、旅の荷物を極力減らせるようになっ

記事を読む

“BRAND COLLECT” にブランドアイテム買取を依頼してみた。

先日ZOZOとBrandearで買い取ってもらえなかったアイテムが返送されました。 >&g

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

50代一人暮らしの1ヶ月の支出。老後に備え、いかにして小さく暮らすか。

現役世代のゴールがちらりちらりと見えてきた50代。友人知人と

腰痛改善に向けて始めたこと2つ。

今年こそは腰痛改善に取り組むぞ!と宣言して早1ヶ月が経過。や

ご近所感覚の酒場を求めて。韓国ソウル一人旅で食べたもの・その2

韓国・ソウル食記録の続きです。1人で飲むなら、定食で。韓国・

やりたいことリスト’24「ちゃかし倒してゲームする」

毎年恒例の儀式・その2「やりたいことリスト」のお時間がやって

2023年、買ってよかったものベスト3。

1年間の買い物を振り返る恒例行事、今年もいってみましょう。

→もっと見る

PAGE TOP ↑