漠然とした不安の正体は。
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最終更新日:2017/06/21
生き方と考え方
平常心平常心。
そうつぶやきながら微笑むあの坊主は誰だったけ、一休さんか?
なんとなくググってみれば、私の脳裏に焼きついている坊主は一休さんではなく昔懐かしいコントのそれだったと発覚し脱力。
ああもう、がっかり。がっかりだよダウンタウン。
仕事、お金、人間関係、大人が不安になる原因
平常心とまではいかずとも、できれば機嫌よく生きていきたいなあと思っています。そして、自分が健やかに過ごせるポイントもそれなりに把握できているつもり。
このリストは人それぞれ異なるはず。晴れより雨が心地よかったり、すっきりしているより散らかっていたほうが安心する、なんて普通のことなので、誰かのリストを参考にはできてもまるっと取り入れるのは難しい。
というようなことをもう100くらい書いてますね。
楽観主義なもので、安定とは程遠い人生ながらおかげさまで毎日楽しく暮らしています。が、いくら気楽主義な私とて人の子、辛いことや悲しい出来事に遭遇する確率はゼロではありません。そして、それなりに落ち込んだり悩んだり不安になってみたりはする。
噂によれば大人の悩みの原因は仕事、お金、人間関係、健康問題のいずれかに属するものがほとんどらしいですが、まあそうかも。
仕事で失敗したら次頑張る、人間関係で揉めたらごめんなさいしたり距離を置いたりする、あたしゃいつもダメだしみんなそう思ってるわ絶対そうよなんて嫌らしくも思い込みそうになったら、いやいやいつもって何回みんなってどこの誰、何年何月何日何曜日地球が何回回った日?と懐かしいフレーズをリフレインしてみると心がほんわかすること請け合い。
そう、憂鬱の原因が明らかなパターンは実はさほど複雑な問題ではない。何しろ、戦うべき相手が見えているのだから。
関連 将来が不安で仕方がない。
一番厄介なのは得体の知れない、漠然とした不安ってヤツですよ。
気分の浮き沈みを観察してみる
昔も昔、大昔、まだピチピチだった頃。
これといった原因が思い当たらないのに上機嫌でいられる時とそうでない時の違いは一体なんなのだと気になり、そうだ、これには何かしらの周期めいたものが存在するかもしれないぞ、と考えました。
ならば自分の気分を一定期間観察してデータ化、分析し周期を予測すれば、得体の知れない不安に振り回されることなく淡々としていられるのではないかと。
ナイスアイデア。と思ったものの予想通りあっという間に自己観察に飽き、データ化も分析も実現しませんでした。私の不安への取り組み姿勢なんてその程度のもんです。
さて、すっかり大人になった今。漠然とした不安に苛まれて眠れない、なんて深刻になる夜はないけれど、確固たる理由なくイマイチテンション上がらない、という日はあります。逆に妙にテンションが上がる日もあるわけですが、まあそれはそれとして。
よくない時は、ああ、今日はイマイチパッとしない日だね、と思う。そのまんまだけど、そう思う。で、はてこのモヤっとした感じはどれくらい保つのだろうか、これまでの経験から推測するに、今日の夕方あたりには忘れてそうだな、などとぼんやり予測し、はたしてその通りになることが多い。
データ化も分析も失敗(というか未遂)に終わったけど、いつのまにか自然と気分周期を予測できるようになっていたようです。
漠然とした不安の正体は
といっても漠然とした不安らしきものが忍び寄る原因を突き止めたわけではありません。
よって、きっと生きている限りは出たり引っ込んだりし続けるのだろうけれど、まあそういうものなのだとざっくり把握しているだけで自分としては満足で、あまり深追いするつもりもなく、というか、もうさほど興味もない。
心に渦巻く漠然とした不安や恐怖の正体にフォーカスし日夜必死で追いかけるよりも、ご近所徘徊とか今日のつまみとかお隣の犬(毎朝触らせてくれるとてもいい犬)のモフり方とか、追求したいネタなんて身近に山ほどあるのでね。
なんか強くなってきたよね、心臓に剛毛がびっしり生え揃ってきたのを実感するわ、なんて話を先日友人としていて。これが世間でいうところのおばさん化なのだとしたら、青春時代ならぬおばさん時代ってのもなかなかいいものだなと思って書きました。
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