ホーム感、アウェー感。
「バリウムでアレルギー症状が出たことはありますか?」
問診で聞かれて、あ、そういや私、バリウム飲んだことないわ、と気づく。
バリウム検査って不味い液体を飲むだけじゃなくて、激しい運動をさせられるなかなかハードなプレイだったのだと初めて知りました。
健康診断の季節です。
検診センターで定期健康診断
昨秋引っ越ししてからは初となる健康診断。
せっかくだからいろんな検査がまるっとできるところにしようと、今回は総合検診センターを選択しました。企業が社員の健康診断を実施するような大箱のアレですね。
こちらがまたえらくハイカラさんなところで、そうか、今時の検診センターはこんなことになっているのかすごいなと感心した次第。採血なんてデパートのコスメカウンターみたいなとこでやるんだもんなあ。スタッフさんもみんなホテルのコンセルジュみたいな身のこなしだし、いやはや。
いい匂いのする若いOLさんとお揃いの検査着をまとい、キョロキョロしながら健康診断を楽しんでいた私。案の定、バリウムを上手に飲むことができず、口の端を赤子のように汚したままで右、左、また右!と鬼教官指導の元で厳しいトレーニングに励んだのでした。
結果は3週間後。今年の心電図はどうなっているんだろう。そして何より肝臓のご機嫌はいかに。
ホーム感、アウェー感
昨年までの3年間は、同じクリニックで定期健康診断を受けていました。
よって、去年まで出ていた右軸偏位が今年はなかったですねー、などという変化について先生が指摘して下さるなど、ちょっとしたホーム感を味わっていたものです。
そのクリニックは新しく設備は整っていたけれど小規模かつアットホームなところだったからか、毎年看護師さんとしょうもない世間話をしていたことを思い出す。あれ、結構楽しみだったんだよなあ。
今年の検診センターは少々待ち時間が長かったものの、親切丁寧清潔で快適。何の不満もないけれど、ほんの少しだけそわそわする。
なんだっけなこれ。そう、あれだ、アウェー感。場所はともかく、人の輪の中で感じるアレは苦手なんだよね、でも、最近はあまりアウェー感にお目にかかる機会もなかったわ。
面倒くさがりで、比較検討も苦手。おまけにコミュニケーション能力も低く、すでに出来上がっているコミュニティに参戦するのも四苦八苦するくせに、定職にもつかず、定住もせず、ひとところに腰を落ち着けることなく苦手なあれこれをしなければ生きていけない選択ばかりしている。
でも、なんだか久しぶりに味わったような気がしたアウェー感。落ち着かないなりにこの所在なさを妙に懐かしく感じ、そうか最近はそわそわしなくてすむホームでばかり試合してたのかもしれん、と、己の怠慢を反省す。
おいおいどっちだよ。アウェーが苦手だからホームでのゲームを願うくせに、ホームが長くなると痛い目を見るとわかっていてもアウェーに繰り出したくなるとは。楽したいのか、もっと負荷をかけたいのか、単に新しいチャレンジに目を向ける時期なのか。いや、そんなことより今すべきはバリウムの追放だ。
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