NO.3に会いに行く 東京散歩・板橋区。

公開日: : 東京散歩

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板橋区・成増駅周辺を歩いています。

関連 ほとんど埼玉?成増駅を歩く 東京散歩・板橋区。

住宅街を抜けた先に登場する植物園を通過し目的地を目指します。

と言っても、目的地はこの植物園からすぐの場所なのでした。

日本で3番目に大きい東京大仏

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植物園を出たらまたもや坂道。このあたりはアップダウンが激しいのですね。

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前回の記事に頂いたコメントにて既に答えが出ておりましたが、そうです。今回の目的地はこちら、乗蓮寺。日本で3番目の大きさを誇る東京大仏を見に来たのでした。

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乗蓮寺(じょうれんじ)は、東京都板橋区赤塚五丁目にある浄土宗の寺院。東京大仏(俗に赤塚大仏とも)があることで知られている。「東京大仏」は当該寺院の異称にもなっている。毎年初詣には、周辺住民及び高島平団地居住者も多く参拝し、板橋区内でも随一の賑わいを見せる。(wikipedia

東京大仏が建てられたのは1977年と比較的新しめ。その大きさは座高8.2mで奈良大仏(座高14.98m)鎌倉大仏(座高11.3m)に次いで日本で3番目の大きさを誇る大仏さまである、とのこと。

あれ?日本にはもっと大きい大仏があるよね?と調べてみると東京大仏が日本で3番目に大きいというのは

「境内にある阿弥陀如来坐像で、青銅製の鋳造大仏」

に限ったお話。そうだよねえ、茨城の牛久大仏なんて120mあるんだもの。日本で3番目と言われると素人考えでは単純に大きさだけで比較してしまいますが大仏界にもさまざまなカテゴリが存在するのですね。

などと言っておりますが実はお恥ずかしながら今回板橋区のことを調べるまで東京大仏の存在を知りませんでした。どうなんでしょうか、都民には知られた大仏さまなのでしょうか。

前置きはこのぐらいにしていざご対面。

東京大仏

こちらが東京大仏。

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近づき大仏。

東京大仏

煽り大仏。

実際のところ近くで見てもさほど大きくは感じません。が、この漆黒のせいなのかなんともいえぬ重厚感がある、正直いかつめです。言い換えればさすがお江戸の大仏さまらしくモダンかつスタイリッシュ。その威圧感にやられてしばらく見つめ合ってしまいました。

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しばし大仏さまとお話ししてから境内を散策。

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池で鯉に餌やりをしている人がいたので近寄ってみる。

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多い。

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それぞれの表情は素っ頓狂で可愛らしいもののこう大群でこられると、怖い。隣で同じく写真を撮っておられた女性に至っては

「気持ちわる…」

と言い残して去って行かれました。

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大仏の側には天保飢饉供養塔があります。

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江戸時代の後期、洪水や例外による凶作が引き起こした大飢饉の被害者を供養する塔。
ここ数十年の間、地震や台風だと大きな天災に見舞われた日本、けれど長い歴史で見れば近年に限らず常に災害は起こり続けているんですよね。もちろんだからといって仕方ないとかそれも自然の摂理なりなどとは割り切れるはずもなく。東京大仏は関東大震災や東京大空襲などの天災や被害が再び起こりませんようにとの願いを込めて建てられたもの、どうぞ平穏な毎日が送れますようにと再び祈ったのでした。

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私にもどうか知恵をおさずけください。

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さてこちらの乗蓮寺。東京で見られる大仏となれば外国人観光客も多く訪れるのでは、と思ったのですがこの日はさほど見物客はおらず。駅から徒歩20分という距離は少々不便なのかしらと考えつつ絵馬に目をやれば

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ちょっと何語かわからない文字で書かれた絵馬がたくさんかけられておりました。観光客なのか、はたまた近隣にお住いの外国人の方々によるものなのかはわかりませんが、あまり知られていないスポットというわけでもなさそうです。いや、知らなかったのは私だけか。

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入り口がえらく殺伐としているなあと思ったら、またもや裏口から侵入していたようで、こちらが正面でした。

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スタイリッシュ大仏さまが鎮座する乗蓮寺、これからの紅葉シーズンちょっと出かけるにはいい場所ですね。最寄り駅からは少々歩きますが成増駅、赤羽駅からバスでもアクセスできます。

乗蓮寺から下赤塚駅へ

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乗蓮寺を出るとまたまた坂道。まあ何せ「赤塚山」ですものね。アップダウンがあるのも当然のことと言えましょう。

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往路は成増駅から来ましたが、復路は一駅隣の下赤塚駅を目指します。距離は同じく徒歩20分程度。ちょうどお昼時だったのでどこか道すがら食事できる店があるといいななんて思いつつ歩いていたのだけれど、こちらもなかなか静かな通りでこれといった店を見つけられないまま駅が近づいてきました。

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お、銀座発見。全く日本は銀座だらけですね。

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商店街ウォッチャーとしては銀座は見逃せません。どこかで一杯やれないかなあとやる気満々で練り歩くも目ぼしい昼酒スポットを発見できず。下赤塚、なかなか健全な街のようです。

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駅近くにパン屋さん発見。ちらっと覗いてみると

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惣菜パンや菓子パンの並ぶ昔ながらの日本のパン屋さんかなと思いきや、何やら心惹かれるハードパンがずらっと並んでいるではないですか。迷わず入店、そして購入。

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そして撮影。これはバケットに練乳クリームを挟んだシンプルなパン。見るからにうまそうなビジュアルですが、クラストからふわっとくる粉の風味がよく歯応えしっかり、かなり好みの味でした。

調べてみるとこちら地域で人気のお店なのですね、納得。

参考 ブランジェリーケン

当店は、『粉の味を楽しめるパン』『それぞれのおいしさをたくさんの人に知ってもらいたい』を目標に、日本はもちろんカナダやヨーロッパ産など、13種類以上の粉を使い分け、40種類以上のパンを毎日店頭に並べています。

本格的なハードパンがメインのお店ってこういう住宅街では受け入れられにくいイメージがありますが、この美味さだったらハードパンに興味がなかった人も食いつくよねえ。この他、ブルーチーズのカスクルートやベーグルも購入して自宅で美味しくいただきました。残念ながら新居近くでまだハード系のパンが美味しい店を見つけられない私、ラフな格好でやってきてトレーに山盛り選んで帰っていく下赤塚の皆様を心底羨ましく感じた次第です。

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そして下赤塚の駅に到着。

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住宅街ゆえに黙々と歩いている時間が長くなってしまったけれど、お目当の東京大仏見学ができて満足して池袋へ戻ったのでした。

東京生活も結構長くなってきたというのに、東京のことをまだまだ知らないなあと思い知らされた今回の板橋散歩。東京散歩もいよいよコンプリート間近です。

 




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Comment

  1. 平松 より:

    わーすいません、ネタバレをやってしまいました。。
    実は前回コメントした後、自分はひょっとしてさりげなく答えを言い当ててしまったんでは?と懸念していました。危惧が現実のものとなり、お詫びの言葉もありません。
    東京大仏は初詣でで訪れたことがあり、思わずPCの画面に向かって合掌してしまいました。

    私も数年前に「あたかも外国人観光客のような目線で東京の町を巡ったら新たな発見があるかもしれない」との着想を得て西葛西や神楽坂などを練り歩きましたので、ブログを非常に面白く読ませていただきました。

    • crispy-life より:

      平松さん

      いえいえ、別にクイズでもなんでもありませんのでネタバレ大いに結構です。平松さんにいただいたコメントから。この周辺をよくご存知の方なら一番初めに思い浮かぶのは東京大仏なのだと知ることができありがたいです。やはり初詣にはたくさんの方で賑わうのでしょうね。

      >「あたかも外国人観光客のような目線で東京の町を巡ったら新たな発見があるかもしれない」

      この発想は楽しいですね。見慣れた街、住み慣れた場所だからこそ見逃してしまっていることは意外に多いものだなと散歩の度に感じております。

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