東京タワーから新橋、鹽竈神社 東京散歩・港区
公開日:
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最終更新日:2016/04/12
東京散歩
港区散歩の続きです。
絶好の散歩日和に青空の似合う東京タワーを眺めるとはなんとも贅沢。
実は東京タワーの内部に潜入するのは初めて、なのでした。
新旧入り混じる不思議な空間
東京タワーのキャラクター、ノッポン兄弟。青が兄、赤が弟、だそうです。
東京の観光地としてあまりにも有名な東京タワーですが、そもそもの役割は電波塔。現在はすでにスカイツリーにその役割が移っており電波塔としてはサブ的な存在になっています。
などとここで私が稚拙な説明を繰り広げるのも何なので詳しくは公式サイトでどうぞ。
参考 東京タワーの秘密(東京タワー)
前回東京タワーまで来たのは10年以上前のこと。前を通っただけでしたが相当年季の入った観光地という印象を持ちました。それもそのはず、オープンは1958年、昭和33年のこと。以降細かいリニューアルは繰り返してきたものの、当時はかなり昭和臭漂うスポットだったのです。
が、2002年に展望台部分を、2005年にタワー下層部の商業施設を大幅リニューアル。
もう昔の面影は残っていないのかしら。なんかワンピースとか入ってるし「東京ソラマチ」みたいになってるのかななどと考えながら潜入してみる。
混沌としてました。
いや、確かに施設としては新しくはなってるし、ワンピースのテーマパークみたいなのができててイタリア人の団体客が浮かれて人形と一緒に写真撮ったりしてる様は今時な感じなんだけど、お土産売り場の辺が昔ながらのそれで、ヘンな漢字の書いた謎Tシャツとかガンガン売られててフードコートでは高校生が参考書広げて受験勉強してたりなんかいろいろすごい。
観光地というより、ロードサイドのショッピングセンターとかローカル駅の駅ビルとか、そんな雰囲気がビシバシきます。で、外国人も多いもんだからバンコクかどこかの怪しい雑居ビルに迷い込んだような雰囲気も。
おもしろいな、東京タワー。
まあこれは人によって感じ方が違うのでしょうけど、箱が綺麗になったからってガラッと全て変わってしまうわけじゃないんだね。歴史って重いね。
展望台まで行こうかどうしようかと考えて結局止める。ここまで来て止める。
激混みとまでは行かないけど団体さんがエレベーターでずらりと並んでいるのを見て断念。週末だから仕方ないんですが。今度平日の夕暮れ時とかにふらっと来て登ってみよう。
というわけで先に進みます。
芝公園を抜けて新橋を目指す
次の目的地は決まっているので新橋へ向かいます。
芝公園三丁目の歩道橋あたりからタワーを振り返る。
途中みなと図書館の前を通りかかったのでちょっと寄って行こうかな、と覗いていると中から職員の女性が2人も飛び出してきて
「すみません、臨時休館日なんです、本当にごめんなさい!」
と平謝りされました。いやいやいや、通りがかっただけですから、こちらこそなんか悪いことしちゃったな。ここに限らず最近の図書館員さんってめちゃくちゃ丁寧な人が多いと思うのは私だけでしょうか。
日比谷通り沿いの芝公園入り口から。ってもう東京タワーの写真はお腹いっぱいですね、すみません。
日比谷通りを新橋方面へ進むとUCCコーヒーアカデミーなるものが。
参考 UCCコーヒーアカデミー(UCC)
UCCコーヒーアカデミーは、年代を問わず誰もが楽しく学べるコーヒー専門のアカデミーです。コーヒーに興味がある初心者の方から、自分のお店を開きたい開業志望の方まで、ご自身の希望に合わせて、コーヒーを学んでいただけます。
この日もガラスの向こうでは小規模なセミナーが行われていました。スケジュールをチェックしてみると初心者セミナーは満席になっている日もちらほら。どういう人が多いんだろう、趣味の一環?それとも開業目的?
近頃サードウェーブ到来で盛り上がっているコーヒー業界、それでも自分のカフェを持ちたい!という夢がある人は昔から多い。喫茶店だったり、カフェだったりコーヒースタンドだったりと時代によってニュアンスは変われど
「自分のこだわりを凝縮した店を持ちたい!」
という夢に魅せられる人は多いんだろうなあ。頑張って!と心の中で勝手に応援。
新橋にひっそりと佇む鹽竈神社
新橋エリアに入ったところで小さな神社を発見。
鹽竈神社。難しい字ですが「しおがま」と読むようで。
仙台藩の江戸屋敷跡にある鹽竈神社前の公園。仙台藩の江戸屋敷は、伊達政宗の頃は外桜田(千代田区日比谷公園)とここ愛宕下にあったが、寛永18年(1641年)に汐留に移った。汐留の屋敷跡は(初代)新橋駅、汐留駅と移り変わり、現在は汐留シオサイトとなって日テレタワーが建つ。(wikipedia)
本社は宮城県にある鹽竈神社。境内の前は小さな公園になっています。
参考 塩釜公園(港区)
新橋の人々に親しまれているこの公園は、昭和5年東京で唯一の町立公園として開園しました。それまでは仙台藩伊達家の所有でしたが、関東大震災復興後、町民が憩える公園をつくろうという計画を伊達興宗伯が聞き約400坪の敷地を愛宕下町会に寄付したものです。その後、昭和47年に区立公園となりました。
仙台藩の江戸屋敷とか伊達家からの寄付だとか、そんなエピソードがある神社とは思えない雰囲気。
なんというか公園はまだしも神社自体は人気がないというか少々荒れているというか、夜はちょっと怖いはず。
それでもやっぱり近隣の人には思い入れのある場所のようで、ここで安産祈願をする方も少なくないようです。
被写体としての自覚に欠ける猫としばし格闘、しているうちに良い時間になったので目的地に移動します。
もう少し続く。
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