パクチーが食べられない人間がベトナムを旅できるのか。
一人旅でベトナムに来ています。
一人旅のお楽しみのひとつはローカルフード探索。何人か集まってシェアした方が楽しめる食事は多いけれど、一人旅だからこそ味わえる気楽な食事があることもまた真理なり。
しかし、ベトナムの食には私の宿敵、パクチーが立ちはだかるのです。
パクチーが食べられない人間がベトナムを旅できるのか
ベトナムの食といえば、何と言っても米。
世界で一番おコメを食べているのはどこの国?(トリップアドバイザー)
ベトナムは堂々の4位。2011年の資料を元に作られている記事なので、現在は多少変動していそうな気もしますが、上位に食い込むことは間違いないでしょう。米をそのまま炊いて食べる以外にも、フォーに代表される麺料理やら生春巻きなどライスペーパーに包んで食べる料理やら、確かに米由来の料理は多い。特にフォーは日本国内でもすっかりメジャーなメニューに。もはやベトナム料理のアイコン的存在になっている気がします。
が、私はこれまでベトナム滞在時にはフォーなどの汁麺をほとんど食べたことがありません。理由は、パクチーです。
初めてのベトナム旅行、ホテルの朝食で食べたフォー。香草は後入れだから、パクチーだけ避けて食べられるものだけ入れたらいけるよね、とシソやらバジルやら盛りに盛って、いざ実食。が、見た目はそれとはわからないのに味が思い切りパクチーという謎香草までふんだんに入れてしまい、一口も食べられなかった失敗を引きずって、以降汁麺とは距離を置いてきました。今考えたらあれはノコギリコリアンダーだったような。
タイでは「マイサイパクチー(パクチー入れないで)」を多用することでどうにかパクチーをすり抜けてきた私。ならばここベトナムでも同じことをやればいいじゃないかと思い直し、今回は事前に仕込んでおきました。
Đừng cho ngò rí( = パクチー入れないで)
メモに記したのは
「Đừng cho ngò rí(ドゥン チョー ンゴーリー = パクチー入れないで)」
ベトナム南部ではパクチーのことをンゴーリーと呼ぶらしいのだけど、前半の 「Đừng cho」の発音に全く自信がないので、この言葉を指差しで見せながら、ンゴーリー、NO! I Don’t like!などとアピールしてパクチーを回避。苦手だった汁麺も無事克服することに成功しました。やったね。
が、ここで一つ疑問が。パクチー入れないで、と頼むと、なぜかネギまで抜かれちゃうんだよねえ。ネギは好きだから入れて欲しいんだけど、そんな複雑なオーダーを伝える言語能力は持ち合わせていない。
不思議に思っていたこのネギ抜き現象、ローカル麺屋さんのキッチンにあった薬味入れに、ネギのみじん切りとパクチーのみじん切りが混ぜて保管されているのを見て合点が行く。つまり、あらかじめ混ぜてあるからパクチーだけ入れないのは不可能、ということなのではなかろうか。たまたまこの店だけがそうだったのかもしれないけど、どうなんでしょ。
ベトナムはタイ同様に、パクチーまみれの料理は少ない(後乗せか飾りか薬味なので避けられる)けれど、汁物に刻んで入れられると一巻の終わり。非パクチー民は魔法の言葉「ノーンゴーリー!」を唱えれば、穏やかなベトナムの旅が実現することをここにお知らせいたします。
関連記事
-
-
本当に怖い無人島 猿島日帰り一人旅 日本散歩・神奈川県。
無人島 猿島日帰り一人旅、続きです。 無人島 猿島日帰り一人旅 日本散歩・神奈川県。
-
-
晩酌献立 油揚げの葱味噌焼き、干しほうれん草のオイル蒸し。
油揚げが好きです。 豆腐や納豆など豆製品はなんでも好きですが、油揚げの汎用性の高さは異
-
-
キャベツと卵の炒めもの、えのきのたらこ和え献立。
続・魚卵。 休肝日ごはん たらこ豆腐丼、えのきとキャベツの味噌汁献立。 ごはんの
-
-
家飲み献立 1/29 肉豆腐、白菜のスープ。
ちょっと、明日は雪ですって。 通りで今夜は冷え込むと思った。 はー、やだやだ、寒
-
-
セブ島の食と物価、フィリピンレストラン事情。
セブ島の物価について。2015年の春セブ島に来た時には円安とインフレの相乗効果でううむと唸っ
-
-
休肝日ごはん、蕗味噌ごはん、かぶの酒粕味噌汁献立。
週の初めは休肝日、本日もノンアルコール献立です。 ここのところ、休肝日はパスタやら丼も
-
-
鶏肝煮、おつまみ奴献立。
気持ち悪い。 自分で画像を加工しながら、ちょっとグロいなと思ってしまいました。
-
-
少ない服でもおしゃれがしたい旅の準備・冬。
By: Kylir Horton[/caption] 12月に入ったねえと言いつつものんびり
-
-
家飲み献立 3/21 たたきこんにゃくのしょうが炒め、三つ葉のサラダ。
さあ、どんどん夕食のメニューが怪しくなってきました。 極端に緑が多い色合いの悪さは毎度
-
-
願いを叶えるいちばんシンプルな方法。
今日はなんだかいい1日でした。 「いい1日」というのもかなり抽象的な表現ですが、目標に向かって
- PREV
- 新時代の幕開け、日常の底上げ。
- NEXT
- ホーチミンからニャチャンまで、寝台列車で移動する。









Comment
面白かった。ホーチミンに行きたくなって来た!
匿名さん
コメントありがとうございます。
旅行記はホーチミンからニャチャンへと移動しております。引き続きよろしくお願いいたします!
どうも。
ベトナム行ってたとは知りませんでした。
!パクチー嫌い!なんですか?
私もかつてはそうでした。
若かりし頃、アジアで初めて食べたとき
カメムシ風味に閉口しました。。。
しかーし、今は大好き。なんならマシマシで
多めに入れてほしいくらいになりました。
味覚や好みって変わるのかしらん。
creamyさん
なんと、ここにいた!私の理想を体現している人が!
パクチーは食べられるようになりたくて幾度もチャレンジしたのですが、匂いも味も全身全霊で拒否する遺伝子が備わっているようで、煮ても焼いてもダメでした。苦手だったけど食べられるようになった人が心から羨ましい。。。
味覚は確実に変わりますね。大人になると複雑な味が理解できるようになる説と、加齢による味覚の衰え(!)で好き嫌いが減っていく説があるようなのですが、どうなんでしょうか。