セブ島の食と物価、フィリピンレストラン事情。
セブ島の物価について。2015年の春セブ島に来た時には円安とインフレの相乗効果でううむと唸ったものですが。
出発直前までフィリピンペソ(PHP)の状況をチェックしていなかったものでまさかの1ペソ=約2.1円に驚き。
そうですか。
セブ島の物価
セブ島滞在時のコスト感を去年の5月と同じ内容にて比べてみました。
移動
- タクシー初乗り 約84円
- マクタン空港からセブ市内へタクシー移動(メーター使用)約630円
- ジプニー 約14円~
食品(スーパー、コンビニ)
- コーラ(330ml缶)46円
- ボトルウォーター (1Lpet) 約52円
- ビール(小瓶) 約63円
- マンゴー(1個) 約42円
外食
- コーヒー(カフェチェーン) 約210円
- コーヒー(マクドナルド) 約63円
- ビール(モールのレストラン)約125円
- ビール(日本料理など各国料理レストラン)約147円
- モールのレストランで飲食(フード1品) 約630円
- ローカルチェーン店で食事(肉料理とライスのセット)約207円
- 日本料理店or韓国料理店で食事(メイン+汁物などの定食類)約735円
お土産
- ココナッツオイル 約425円
- ドライマンゴー(袋入り) 約74円
- オタップ 約74円
- パパイヤ石鹸 約63円
※2016年8月現在 1PHP=2.1円で算出
実際には両替時にかかった手数料のコストなども加わるので多少の誤差は出ますが、物価自体はこの1年で大きく上がった印象はないので円高に傾いた分多少お得感が。私の場合は在住時に得たペソをそのまま現地銀行から引き出して使っているので為替変動による損得もなく、日本円にしたら去年より安く感じるかなあ、という程度です。
セブ島の食事事情
セブシティに滞在している間に以前よく通っていたエリアなどを一通りパトロールしてみたところ、飲食店の入れ替わりは相変わらず激しいですね。まあこれは東京も同じでしょうか。
せっかくキッチン付きのアパートメントに滞在するのだから自炊といきたいところですが調味料を買い込んで本気で自炊するほどの期間でもないので結局は外食と中食で済ませていました。
去年来た時はフィリピンらしい雑な食事をそれなりに懐かしく楽しんでいたのですが、今回はなんかキツイ。なんでだろう、フィリピンに入る前に神戸とか大阪で美味しいものたらふく食べちゃったからかしら。それとも春に台湾、冬にスペインと海外でもこれまた美味しいものに恵まれていたからかしら。
毎回フィリピンの食に対しては辛口な私ですが、今回が初フィリピンだという日本人女性とフィリピン料理レストランでご一緒したところ
「普通に美味しい」
とおっしゃってました。
ちなみにこちらがその時の写真。空芯菜の炒め物、ホタテのチーズ焼き、ミニ春巻き、フライドライスなどかなりお腹いっぱい食べてビールも飲んでお会計は1人300ペソ(=約630円)程度。
そしてこちらもフィリピン料理レストランにてBicol Expressというココナッツ風味の煮込み料理。店によって形状は様々なのですがあまり辛くないグリーンカレーといった趣でフィリピン料理にしては珍しく野菜が取れるお気に入りの一品なのです。セブ地域の料理じゃないけど。
そうなんです、フィリピン料理って食べられないほど酷いわけではないんですよ。セブ島には外国人もこぞって訪れるおしゃれな店や各国料理が楽しめる新しいレストランもいっぱいできてるし。
ただ、私みたいなローカルフード探索派かつ野菜や素食好きの中年が長期間住むのはしんどい。
今回も期間限定なのでネタ的に楽しんではいますが、それを差し置いてもなかなか厳しいなあと感じる瞬間があるのも事実であります。
セブ島滞在で考える、海外在住日本人が料理に甘くなる理由
セブに住む前は治安と虫関連、そして食生活に不安ありだったのですが、幸いにも危ない目にあうことも部屋でGに遭遇することもなく無事滞在期間を終えることができました。
しかし食事だけはどうにもならず。
それでもセブ在住の日本人の方が発信している情報ではあの店が美味しいとかここはおすすめ、セブに来たら絶対に行くべき!なんてのが少なくはなく、味の好みは人それぞれだとはわかっているものの
「フィリピン在住の人って、味がわからない人が多いんじゃないだろうか」
と真剣に思ったものです。
おまえは喧嘩を売っているのか、と関係者各位に取り囲まれそうな発言ですが、セブに移り住んで暫く現地の食事に慣れようと日本食に逃げずあちこちの店を試してみた素直な感想がこれでした。
そして日本を離れて数ヶ月が経過した頃、セブシティにある日本食レストランに初めて行ってみた私は悟ったのです。海外生活、特に食方面の好みが合わない地域での生活が長くなると、味に対する期待値と旨さへのハードルは下がっていくのだ、と。
その日、日本式居酒屋風の店で私がオーダーしたのはイカとわけぎのぬた。ぶつ切りにされたゲソと柔らかく茹ですぎ水分が残る分葱を酢味噌で雑に和えただけのどうしようもない代物だったのですが、あっさりした味付けと野菜に飢えていた私にはそれでも震えるほどに旨かった。うわあ、ありがとう。セブでぬた出してくれてありがとう。心からそう思えました。
以降は野菜不足解消のためにも月に数回程度はお高めの日本料理店に通うようになりました。ここが日本だと考えれば全く以て通うべき要素のない店であってもところ変わればその存在がありがたくなる。知人の
「◯◯って店は結構まともなラーメンを出すよ」
という情報に促され出かけこれのどこがまともなのかと首を捻っていた私ですが、きっとその人はラーメンが好きだったんだ。好きだけど食べられない中、それでもいくらかマシな一品を探してたどり着いたのがあの店の醤油の味しかしないラーメンだったんだ。
今ではそんな風に考えています。当時はこの人バカ舌なのかなと思っていたけれど(酷い)。
食に執着することの愚かさと大切さ
海外在住者の苦労わかってんのか表へ出ろ、あるいはフィリピンの食生活disりやがってこのやろう、と凄まれそうなことを書いて恐縮ですが、そうはいっても今回も懐かしさとともにローカルフードを楽しんではいます。
前述したビコールエクスプレスだけじゃなく、街中でカジュアルに焼かれている鶏や豚の丸焼きにカラマンシーという柑橘をギュッと絞って食すレチョンはビールの友に悪くありません。そしてギトギトに脂ぎったポークシシグも目を疑うほどの赤さのホットドッグも柔らかくのびまくったパンシットもフィリピーノたちにとっては愛してやまない故郷の味であることも十分理解しております。我々が梅干しやら納豆なんていう珍妙なものを好んで食しているのと比べればフィリピンのほうがよほど健全かも。
セブシティの夜の繁華街近く、オスメニアサークル付近にて久しぶりにストリートチルドレンに遭遇しました。食のクオリティにうるさく執着することの愚かさや滑稽さについてまたもや考え、この問題に対する答えは未だ自分の中で出ていない現実と対峙する。
関連 食べることは生きること。
きっとずっと答えは出ないのかもしれません。それでも私は相変わらず自分なりに食にこだわりつつ旅を続け、現地の文化としてのローカル食にチャレンジしては発見したり失敗したりを繰り返し、すこしづつ新たな知識を得て何かを感じていくのでしょう。それは酷く愚かでくだらなく、けれど多くのモノを持たない私の人生に於いては多分に重要なパーツのひとつなのだと認識しながら。
話が大幅に逸れたのでその勢いでさらに逸らしますが。
在住時によく通っていた、特に美味しいわけではないけれど夜中まで開いていてwifiが快適な店がありました。今回も遅い時間に行ってみたら料理の値段は据え置きだけれど内容が悪くなっていて事実上の値上がり。いくつかの店で同様の現象が見られたのでやっぱり物価はじりじりと上がっているんでしょうか。
しかしこの店で何より恐ろしかったのは全く知らないスタッフの男性に
「ハイ!久しぶり〜。最近見ないね、もう日本帰っちゃったの?前はこの席で一人でよくビール飲んでたよね」
と話しかけられたこと。もちろん私が外国人だから目立つというのが大きいのでしょうが、フィリピンの方々は総じて記憶力が恐ろしくよい。悪いことはできませんよ。
そして私はセブのあちこちのバーやレストランで「ミズ・サンミゲルライト」と呼ばれた女。そうです、私はフィリピンの食には辛口だけれどセブで呑む薄いビールは大好きなのです。
現在はリゾート地にて少し遅めの夏休み中。カラッとした日差しの下で呑むサンミゲルビールを存分に楽しむこととします。
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Comment
こんにちは。
フィリピン人の顔の記憶の世さ、私も経験しました。
半年の間に三回滞在したホテルのドアマン、顔を見るなり「welcome back !」と言ってきました。毎日大人数に接しているはずなのに…
今年はセブ行きを企てたものの都合が合わず、他国に行きました。代わりに旅行記で気分を味わわせていただきますね。
cocue-cocueさん
そうなんですよね。特に人の顔と名前に対しての記憶力が尋常じゃなく高い印象があります。もしかしたら人によるのかもしれないし、顔見知りじゃなくとも気軽に話しかけるお国柄ゆえにそう感じるだけかもしれませんが…。
今年のセブは避暑地です、東京より涼しいかも。毎度ながら地味な旅記録ですがお楽しみいただければ幸いです。