鬼怒川猫連れ温泉旅、鬼怒川、日光、鬼平江戸処。
おばさんと猫の温泉旅、最終回です。
今回の主役はお猫さまなので、温泉宿でダラダラ過ごす他は観光の予定など特に入れていませんでした。我々が遊んでいる間、猫ズは車内おきざりの刑になってしまうのでね。
しかしせっかくここまで来たのだし、軽く散策してから帰ることにしました。
鬼怒川温泉、旅館周辺を散歩する
チェックアウト後、車を旅館の駐車場に預けたまま周辺を軽く散歩しました。
鬼怒川温泉に来たからには鬼怒川を見ない手はないでしょう、ってことで鬼怒川方面へ。旅館から歩いて5分もかからないところに鬼怒川にかかるくろがね橋があります。
これは絶景。
紅葉と河の青さのコントラストが楽しめる秋はベストシーズンなのかもしれません。
橋を渡ってすぐの位置には足湯スポットが。
鬼怒子の湯(日光旅ナビ)
鬼怒川渓谷の絶景を眺めながら入れる構造なので、つい時間を忘れて景色に見入ってしまうことも。弱アルカリ性単純温泉のお湯で、温泉場ならではの足湯を楽しむことができます。
猫ズを待たせている我々は利用しなかったけれど、この景色を眺めながらの足湯は心地よさも倍増でしょう。
ちなみに「鬼怒子」とはこの人。鬼怒川温泉のシンボルキャラクター・鬼怒太の妹、という位置づけのようです。
旅館の方おすすめのかりんとうまんじゅうのお店「おおあみ」に寄ってお土産を購入してから、車で日光に移動しました。
日光のカフェでまったり過ごす
日光を軽くドライブしながら日光金谷ホテルへ。眺めのよい位置にあるラウンジでお茶しようと企んでいたのですが、この日は宿泊客以外利用できないとのことで再び移動。
駐車場のあるカフェを探しながら119号線を走っていて目に付いたのが「cafe karin」というウッディなお店。シフォンケーキとスコーンがウリの可愛らしいカフェです。
なんだか新しい匂いがすると思ったら、今年オープンしたばかりなのだとか。店内は吹き抜けになっていて、天井の高さからかとても広く感じます。
案内された2階席から1階を覗き込んでパチリ。
友人らはシフォンケーキとコーヒーのセットを。
私はスコーンと紅茶のセットを。いやね、私もさっき朝ごはん食べたとこだしスコーンより幾分軽めであろうシフォンケーキに傾きかけたんですよ。でも、全員シフォンって言うから、ここはあえてのスコーンですよ。普段はコーヒー派だけど、スコーンには紅茶じゃないですか。
屋根裏部屋とか別荘の寝室といった雰囲気があって妙に楽しい2階席。またもや猫ズはお留守番で日光ティータイムを楽しみました。
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cafe karin
栃木県日光市御幸町574−1
0288-53-6722
羽生PA上りは鬼平犯科帳の世界
東京へ戻る途中の休憩地点として選んだのは行きも立ち寄った羽生PA。下りも充実した施設で楽しかったのですが、上りは江戸時代になっていました。
鬼平江戸処(どらぷら)
「今、私たちの心に江戸が旬」
という力技のコンセプトに関係各位の努力が見え隠れする気がしないでもないですが、とにかくこちらは江戸の世界にタイムトリップするというテーマのもと2013年にリニューアルされたパーキングエリア。
なんだか江戸東京博物館を思い出しますね。
「江戸処」と謳っているだけあって、施設内の飲食も土産物も全てがお江戸もの、つまりは東京名物。宇都宮餃子とか水戸納豆なんてのもあったけど、メインは東京のもので構成されています。
そばもうなぎも江戸めしもいいんだけど、これから東京へ帰る身としては埼玉色強めのほうがうれしいような。そもそも、なぜ埼玉県羽生市なのに江戸なのか。
東北自動車道は、江戸時代の日光街道〜奥州街道の現代版に当たります。羽生PAのそばにある栗橋には江戸時代、栗橋関所があり、江戸の入り口として、「入り鉄砲に出女」を厳しく取り締まっていました。そこで羽生PAを東京すなわち江戸の入口と見立て、古き良き時代の江戸へタイムトリップしていただこうと考えております。
一応、こういう建て付けになっているようです。
などと異論を唱えてはいますが、唐揚げ定食もそばも美味しそうでした。
そう、先ほどのカフェでお腹にたまるスコーンを選んだ私、ここではさすがに何も食べられなかったのです。やはりシフォンケーキが得策であったか。
江戸時代を味わった後は、ノンストップで東京まで。ニャースニャースと不満ばかり言っていた猫ズもこのあたりでさすがに観念したのか、はたまた旅の疲れが出たのか、すっかりおとなしくなりうとうとしておりました。
後日談 結局猫は帰省するのか
さて、今回の温泉ツアーのそもそもの目的は猫ズオーナーの
「帰省を控えて猫らが車移動及び宿泊に耐えられるかどうかを試したい」
という希望により実現したものでした。
この旅での猫ズの様子を観察してオーナーが出した答えは新幹線移動。猫1が車内であまりに不機嫌だったものだから、時間のかかる長時間の車移動は難しいと判断。しかしまるで孫がやってくるような感覚で猫ズとの面会を楽しみにしている実家の両親のことを考えると猫帰省は必要。などなどの点から結論を下したとのことです。
この温泉旅行から数週間でさらに大きくなった猫2匹計10kgを伴っての移動は大変でしょうし、新幹線移動でも猫は不服でしょうが、それもこれも家族親族猫そして自分自身、全方位へ向けた愛ゆえのこと。
年末年始一家大移動の顛末は、新年会の酒のネタとして披露してもらおうと思います。みんな頑張れ。
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