ペットと一緒に温泉に泊まろう。日本散歩・栃木県
東京から車で約3時間。栃木県日光市・鬼怒川温泉に猫2匹を連れて遊びに行ってきました。
近頃は犬や猫と一緒に泊まれるホテルや旅館が増えている。情報としては知っていましたが、自分がペット連れで外泊するのはこれが初めて。
さらに、犬についてはそこそこの知識はあるものの、猫とは懇意になったことがない。私にとって全く未知の生物との温泉旅行とは果たして。
おっかなびっくり参加した猫温泉ツアーではありましたが、なかなか楽しい旅となりました。
猫を連れての車移動を試してみる
今回の旅の趣旨は、猫の車移動及び外泊お試し。
最近猫を飼い始めた友人が、年末年始の帰省に猫を連れて帰るか否かを迷っており、
「うちの子が長時間の車移動や実家での寝泊まりに耐えられるかどうかテストしたい」
と発言したことで実現したのでした。確かに、犬ならば毎日散歩に連れ出すので外出自体は慣れっこだけれど、猫は基本室内飼いだから、移動にもなかなか気を使いますね。
ということで、今回の旅はれっきとした温泉旅行ではあるものの、行き先選定条件は宿の善し悪しや食事が云々ではなく、
- 東京から2~3時間で行ける程よい距離感
- ペットと同室で泊まれる宿
この2点。鬼怒川温泉にちょうどよさそうな温泉旅館があったので、大人4人と1歳に満たない猫2匹で出かけたというわけです。
ケージに入れられ怯える猫。
おばさんの1泊温泉旅行、人の荷物は少ないけれど、猫らの準備でかなりの大荷物。餌やおもちゃといった細々したものからトイレ、トイレ砂、車内や宿泊先でも落ち着いて過ごせるようにとドームまで、猫の生活用品一式を車に詰め込み出発です。
安全のため、車内では猫用ハーネスを装着。
ケージからは出して、ある程度自由に過ごせるようにしていたものの、猫1はずっとニャースカニャースカと不満を口にしていました。どうやら車の振動がお気に召さないご様子。猫2も同じく不満そうではあるけれど、こちらはどこか観念したような表情も浮かべておりました。
途中羽生PAでお昼ご飯。ラーメンやらカレーやらフードコート状態になっていて散々迷ったけど、たっぷりのわかめに惹かれてうどんを食す。この間猫ズはもちろん車内でお留守番です。
この日は快晴、そして東北道はガラ空き。
高速を降りたあたりから紅葉もバッチリ楽しめて、人間にとってはのんびり楽しいドライブでありました。
目的地に到着する頃には猫ズもしぶしぶ車内に慣れた様子。本当に、かなりのしぶしぶ具合ですけども。猫は車移動が平気か否か。この辺りはかなり個体差があると思われます。彼らはどうやら苦手そうだったけど、全然平気な猫もいるのではなかろうか。
きぬ川国際ホテルはペット同室宿泊温泉宿のパイオニア
今回宿泊したのはきぬ川国際ホテル。東武線鬼怒川公園駅からも徒歩15分程度なので、電車旅でも問題なさそうです。
THE・温泉宿!といった佇まいの老舗旅館は悪く言えば旧びた、よく言えばアットホームな雰囲気。しかしながらその界隈ではかなり有名なペット宿泊温泉宿なのです。
当館は1986年より日本で初めてペット同室宿泊を歓迎し、たくさんのペットちゃんにご宿泊いただきました。現在では98%のお客様がペット同伴です。
なんとその道30年!まさしくペット宿泊のパイオニア。30年前はまだ犬猫連れてのレジャーなんて一般的じゃなかっただろうに、なかなか先見の明がある宿ではないですか。ヨッ!この商売上手!
到着後すぐ、このパネルを設置しての記念撮影サービスがあります。いなたい、いなたいなあ。でも、嫌いじゃないよこういうの。
車の振動からようやく解放されたと思ったら、よくわからないところへ通されて困惑気味の猫ズ。
館内にはドッグランや犬専用温泉(!)なども完備。同日宿泊ファミリーの犬同士を遊ばせてワイワイやる「ワンワンコンパ」なるイベントも常時開催されているのだとか。
「本日はお客様の他にも猫ちゃんいらっしゃいますよ。あとはチワワ様やシュナウザー様ですね」
とにこやかに話すフロントの男性。シュナウザー様ってDMCかと思っちゃったじゃないか。あれはクラウザー様か。 初めての旅行でビビりまくりの猫ズはコンパに参加することなく、そのままお部屋でまったりします。
さてお部屋は明るい日差しの入る見晴らしのよい和室。
窓の外には赤く染まる山が広がる。古さは否めないけれど、きちんと清潔で気持ちのいいお部屋です。
ペットシーツやお皿、毛取り用のコロコロまで、猫グッズも完備。
猫の遊び場も。ここは猫専用ルームなんだろうな、きっと。
部屋到着後すぐに室内を念入りに調べ始めた猫1と、飼い主の鞄に入ったまま微動だにしない猫2。兄弟猫でも性格は違うもんだねえと猫ズの行動を興味深く観察する。猫1のほうが活発で好奇心旺盛っぽいんだけど、猫2のほうが車では落ち着いてたんだよなあ。面白いね。
しばらくするとこの部屋が安全であると認識したのか、キャッキャと遊びまくる猫ズ。ちゃんとタワーとかおもちゃとかあるのに、遊んじゃいけないところに入って遊びたがる、これぞ猫。こらこら、私のコートを引きずり出すんじゃありません。
つづく。
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