台湾一周一人旅 噴水広場に東石漁港、嘉義で行ったところ。
台湾3都市目、嘉義に到着しました。
駅前のムードからして暑いとこに来たな!と改めて感じたのですが、実際のところこの日めちゃくちゃ暑かったんですよ。
早急にチェックインしてシャワー浴びて休憩したい、ところだったのですが、うっかり早い時間に着いてしまったのでこれまたうっかり丸腰で駅前散策などしてしまう私。危険危険。
嘉義駅周辺
嘉義市(かぎし)は、台湾南部に位置する省轄市で、嘉義都市圏の中心都市である。気候は熱帯モンスーン気候に属し、気温は7月が最高、1月が最低であり、年間平均気温は23.3℃である。年間降水量は2,000mm、温暖な気候と豊富な降水量により農業が発展する有利な条件を有している。(wikipedia)
まだ5月、なんですけどねえ。
駅前の雰囲気はまさに地方都市の中心街、といった感じ。それなりに開けてはいるものの無骨な印象でおしゃれっぽさは皆無。まあ駅前におしゃれっぽさがいるのかって感じもしますが。
大通り沿いを歩くと商店の多さに反して飲食店が少ない。台湾って小さな食堂やカフェが多いイメージが強かったのでこれはちょっと意外です。たまたま私が見たエリアがそうだったんだろうか。
ところで駅の前站(正面出口)と後站(裏出口)をつなぐ渡り廊下部分がいい感じでした。
ここ、思いがけずスコーンと景色が抜けてて絶好の撮り鉄スポットですよ。
そしてこんなものも。
おそらく恋人同士が永遠の愛を誓い合う系のアレ?ポンデサール的な?
強制排除とか書いてますね。他のところに勝手につけるなとか、つけるなら専用品を売店で買えとかそういうことが書いてあるんじゃないかと推測するのですがどうでしょう。
嘉義市内の移動手段
ここ嘉義も台中同様地下鉄は通っていないので基本的にバスかタクシーでの移動になります。今回は嘉義駅からちょっとだけ遠出をしたので長距離バス移動を1回、その他はホテルから徒歩で行ける範囲をうろついていました。
バス、便利なんですけど路線によっては1日1本とか2本程度であまり本数がないので予定組むのが大変ですね。一番便利なのは観光用にタクシーをチャーターすることなんでしょうけど、一人旅しながら初対面の人と1日中一緒ってのもなかなか気詰まりじゃないかなんて考えるのは私の社会性のなさゆえでしょうか。
嘉義で泊まったところ
嘉義ではLight Hostel Chiayiというホステルに滞在しました。
嘉義の駅からは徒歩5分程度でしょうか。暑くても、荷物があっても十分徒歩で移動できる距離です。
部屋は小さいけれどコミュニティスペースやキッチン、屋上テラスなどの共有スペースがやたら充実していて驚きました。部屋は狭いのに共有スペースがめちゃくちゃ広い。
そしてこの手の宿で初めて小さなお子さん連れのファミリーに遭遇した。確かにねえ、子供連れなら普通のホテルよりもこういうところの個室のほうがかえって気楽かも。
今回の旅で宿泊したホテルに関してはまた改めてまとめます。
※追記 書きました。
関連 台湾一周一人旅 台中、嘉義の不思議なホテル。
嘉義で行ったところ
嘉義でも相変わらず、基本はぶらぶら街散策です。が、昼間は歩くのも憚られる陽気だったので早朝から昼過ぎまで活動して一旦休憩、日が落ちる頃に再び活動開始というスケジュール。ちなみに超有名観光スポット、阿里山へは行きませんでした。バスの勧誘結構すごかったんだけどね。
中央噴水池
嘉義といえば映画「KANO」所縁の地。
参考 KANO (公式サイト)
1931年、日本統治時代の台湾から甲子園に出場し、決勝まで勝ち進んだ伝説のチームがある。嘉義農林学校野球部。KANO。それまで1勝もしたことのなかった弱小チームが甲子園を目指し、大人たちや他校の嘲笑をよそに予選で快進撃を始める。その陰には、かつて名門・松山商業を監督として率いた近藤兵太郎の特訓があった。
これ、観てないんですよねえ。せっかく嘉義に来たのだから戻ったらチェックしようと決めました。
すさまじい交通量のロータリー中心に映画公開記念で作られた呉明捷の像があります。
文化路夜市
もうこうなったら行く先々で一箇所はチェックしてやろうという気になりつつある夜市。
ホテルから徒歩でぶらぶら出かけた文化路夜市はなんとなく原宿っぽい。いや、夜市が、というのではなくて、夜市の開かれている通りが10代向けの洋服店とかコスメショップとかクレープ屋さんなんかがずらっと並んでいてなんだか竹下通りっぽい感じなんですよ。
若い女性の往来が多いからか、出店もスイーツ系が多かったような。夜市も改めて見比べてみるとなかなか奥深いものですね。
東石魚人埠頭
嘉義駅からバスで1時間ほどの距離に牡蠣漁が盛んな漁港があると聞いて出かけてみました。別に有名な観光地ってわけではなさそうだったのですが、せっかくいい天気だし、山より海に行きたいなということで。
1日2本しかないバス、しかもバス停には乗客どころか係員らしき人すらいない。本当にバス来る?みたいな状況でそれでもちゃんとバスは来たんだけど行きも帰りも乗客は私一人で、運転手さんは全く英語できなくて私も中国語全然ダメで、なのに運転手さんは尋常じゃなく話好きな人で20秒に1回の割合で私を振り返りながら運転するので気が気じゃありませんでしたが終わってみれば何もかもが楽しい思い出です。
そして到着してみれば漁どころか人気すらなく、店も開いていないという悲しい状況。
なんという悲劇。
実はこれ、私が張り切って早く行き過ぎただけなんですけどね。だって、漁港とか市場って朝早いイメージあるじゃないですか。まさか昼にならないと始まらないなんて。
失敗かと思われたバス観光、結局は牡蠣も堪能して結構楽しめたので詳細はまた改めて書くかもしれません。細かな情報を書き記したところでわざわざここに行きたい人がいるかどうかはわからないけど。
※追記 書きました。
関連 台湾一人旅でもローカルフードを楽しみたい!台湾一周旅行の食事
嘉義名物 鶏肉飯、火鶏肉飯
嘉義の駅を降りてやたら目に付いたのは「鶏肉飯、火鶏肉飯」なる料理を看板にあげている食堂の多さ。
調べてみると鶏肉飯は台湾各地で食べられる料理だけれど、発祥地は嘉義と言われているそうな。そして元祖であるらしいのが先ほどの噴水広場側にあるお店。
噴水鶏肉飯ってえらい店名ですよね。噴飯?って二度見しますよね。
タイミング合わずでこの店では食べなかったのですが、別のお店で火鶏肉飯(七面鳥)を賞味。
さほど期待せずに入った駅前のお店、嘉義火雞肉飯総店が大当たり!何が嬉しいってこの食堂、小皿のおつまみ系が充実しててもちろんビールも呑める。
指差し注文にて選んだ野菜料理2品と火鶏肉飯小に目玉焼き乗せ、そしてビールで130元(=約450円)。こういうのが嬉しいんだって。
いいじゃないか、火鶏肉飯。
要は蒸し鶏のせご飯なんだけど、ちょっと脂濃いめの旨味の強いタレがちょこっとかかっていて付け合わせにたくあん、というのが基本スタイルのよう。お兄さんのおすすめで卵のせちゃったけど、ない方が好みだったな。卵でマイルドにせずにもっとダイレクトに鶏とご飯を味わいたかった。
翌日は競い合うように並んでいるお向かいの店、三雅火雞肉飯にてとりあえずつまみのみオーダー。
豚の皮かな、やや辛味がきいた和えものにキャベツの生姜炒め、ビールで100元(=約350円)。ここで〆に火鶏肉飯食べようと思ってたんだけど、もうちょいローカルな店でも食べてみたいなと思い別の店に移動することに。
たどり着いたのは駅から歩いて10分弱のところにある呆獅雞肉飯というお店。ってことは、こちらは七面鳥じゃなくて鶏肉なのかな?
雞肉飯20元(=約70円)。食べている最中に無料サービスらしい具ナシのスープも持ってきてくれました。駅前のお店の雞肉飯よりもタレのジャンクさが強く、ラーメンダレみたいなやや中毒性のある風味が後を引きます。うん、庶民の味方って感じの力強さがあるね。
台北に到着した時点では甘いだの薄いだのブツブツ言っていた私ですが、この辺りになるともう薄さは全く感じなくなりました。南下するに従って味が濃くなったのか?それとも単に私の舌が順応したのか?いずれにしてもこうして地元のローカル料理を楽しめるのは嬉しいものです。
いやはや、相変わらず書きたいことが多すぎてとっ散らかってますが、猛ダッシュの嘉義まとめでした。しかし改めて見てみるとなんとも地味な旅だなあ。こういうのが好きだから仕方ないんだけども。
というわけで地味目な台湾一周一人旅、まだまだ続きます。
関連 台湾一周 鉄道駅弁一人旅 その3. 嘉義駅 鐵路招牌里肌肉飯。
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Comment
個人的に今までのブログの中で一番面白く読みました。濃密なルポで、あたかも行った気になれましたよ!先住民の住む都蘭も、町に戻る最終バスは18時とはやいですのでお気をつけください。
平松健一郎さん
いえいえ、なんだか駆け足ダイジェストになってしまいました。自由気ままな一人旅、はいいのですが、移動が多く仕事もしながらなのでなんだか結構慌ただしくて。もっとビシッと計画立てたほうがいいんでしょうけど、何しろ風来坊なものでこんな旅になってしまいます。。。