理想の暮らしと住まい、家はどこまでが家なのか。

公開日: : 最終更新日:2016/10/09 生き方と考え方

家、住まい、というと基本的には住居そのもの、箱、入れ物を指しますね。

理想の住まいは?なんて質問には例えばキッチンが広くて大きな窓があって日当たりがよくて大きなテラスがあって、なんて建物構造に関する理想がずらずらと浮かぶのでは。

私も事細かな理想を掲げておりました。

関連 理想の住まい、夢はノートで叶う?

さて、「家」とは住まう建物そのものであるのは間違いないのですが、それだけでもないよなあと考えるのです。

家はどこまでが家なのか

edogawa55

土地や家を所有していてこの先生きていく場所が決まっている人ならば、例えば家を建て替えるとかリフォームするなんて話になった時に考えるべきは建物そのもののこと。希望通りの家を一から自由に考えて建てるのってすごく楽しいけどその分なかなか大変な作業だろうなあと賃貸生活しかしたことのない私は思うのです。そりゃ愛着湧いて当然ですよね。

が、賃貸物件への移動であったり、これから家を購入しようと考えている人にとっての家って建物自体の好みとか良し悪しを考えればいいってもんじゃないですよね。まずはどこに住むかという問題がある。通勤や通学の利便性を考慮するならばある程度エリアが絞られるにしても、その範囲は市とか区単位であることが多いでしょう。となると、かなり広い範囲からどこに住むか、を選ぶ必要があるわけです。

いわゆる「周辺環境」ってヤツですね。

小さなお子さんのいる家庭や女性の一人暮らしならばまずは治安の良さが筆頭にくるでしょうが、それ以外何にプライオリティを置くかは家庭ごとにてんでバラバラなはず。絶対駅近は外せない人もいれば多少歩いてもいいから静かな通りがいいとか、深夜帰宅が多いから遅くまで開いてるスーパーが近くにあるほうがいいとか、コンビニさえあれば事足りるとか、みなそれぞれに

「これだけは譲れない」

というポイントを持っているのではないでしょうか。

譲れないポイントから自分の望みを知る

tokyotower44

間取りもインテリアも周辺環境も全てがパーフェクト、完璧すぎる理想の住まいがバシッと見つかれば一番いいのだけど、A物件の間取りは最高だけど、B物件のロケーションのほうが超絶便利、みたいなことは普通にあるわけで。

関連 PC選びで思い出した、部屋選びの話

そこで何に目をつぶり、何を譲らないかを取捨選択する過程で自分が暮らしに求めているものが見えてくるかもしれません。おお、実は自分はこんなところにこだわっていたのか、ってね。

はて、私の場合はどうだろう。

もちろん生活に密着する「部屋」そのものはとても重要だけれど、街をうろうろ散策して開拓していくのが楽しみな人間にとっては街自体に興味が持てるかどうか、自分にフィットするか否かはかなり大きなポイント。東京なんて狭いのでどこに住もうがどこへ行くにもさほど時間はかからないけれど、好きな街に遊びに行くのとそこで暮らすのとではやっぱり全然違うもの。

関連 カウンターで考える、観光の楽しみと、暮らす楽しさ

部屋もいいけどまわりもね。
観光地を忙しく巡る旅よりもじっくり腰を据えて暮らすように過ごす旅を好むのもこのあたりのことが関係しているんだろうなあ。

ミニマリストの持たない暮らし

などと、以前書き出した理想の住まいリストを眺めつつ、実は自分が思っていた以上に広いであろう「家」の範囲についてなんとなく考えたのでした。周辺環境も箱と同じくらい大事、と言っても私の場合は明確な条件や利便性云々ではなくてかなり曖昧な空気感のようなものを求めているようなのがいささか厄介なのだけど。

 




関連記事

うるさいアイツを黙らせる謎の瞑想。

かれこれ8年も前から瞑想に興味を持ち続けています。なんなら、チェンマイまで行ってますから。

記事を読む

満たされない毎日の過ごし方。

先日は久しぶりに酒を抜きました。 フィリピン滞在中は酒が飲めない環境だったもので、飲む

記事を読む

なんにも持っていなくても、奪われるのはやりきれない。

はっきりはわからないけれど、おそらくモアルボアルの海のような。 ひとしきり遊んだのでそ

記事を読む

つらい過去を忘れる方法。

恥の多い生涯を送ってきました。 いや、生きていれば誰しも恥のひとつやふたつかいて当然と

記事を読む

今では全く共感できないSATC。

懐かしのドラマ「SEX and the CITY」がプライムに来ていたので思わず全話見直して

記事を読む

【勝手にHOW I WORK】社会人失格ノマドワーカー、crispy-lifeの仕事術。

先日コメントでぽこぴたさんからリクエストをいただいた「仕事術」について。 参考 【勝手

記事を読む

ハッキングが未来を切り開く?”学びたい”は人間の本能。

13歳ってこんなだっけ…。 >>参考 「僕の学校はスタバにあります」 13歳の

記事を読む

禿げる。

去年ふざけた話を書いた祟りでしょうか。 関連 外野が何を言っても響きはしない。

記事を読む

M1の疲れとおでんと役職定年。

100年ぶりに、リアルタイムでM1を見ました。 基本的にテレビは見ないのですが、最近

記事を読む

RICHO caplio GX100

旅の荷物軽量化計画、コンパクトカメラの行方。

先日修理に出していたコンパクトデジカメが戻ってきました。 関連 手放すか否か。今、運命

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

2024年、買ってよかったものベスト3。

もう3月ですが、1年間の買い物を振り返る恒例行事をば。早いも

確定申告完了で考える、50過ぎ キャリアのカウントダウン。

2024年度の確定申告が無事終了しました。 普段からキ

韓国・釜山一人旅で食べたもの、その2。食堂大好きパンチャンハンター。

釜山旅行の食記録、まだまだ続きます。韓国・釜山一人旅の食事 

乾燥しすぎて粉を吹く女のお手軽保湿方法。

こんにちは、乾燥肌です。寒いですね。真冬、ですね。 と

韓国・釜山一人旅の食事 その1。 釜山名物をたしなむ。

年をまたいでしまいましたが、韓国・釜山旅行記の続きです。韓国

→もっと見る

PAGE TOP ↑