誰もが今日も、ダイエットランドで。

公開日: : 最終更新日:2018/08/30 生き方と考え方, 音楽、映画、芸術、世界

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ダイエットランド」は、どんなストーリーなのか見当がつかない状態で見始めました。

タイトルとイメージビジュアルからダイエットの話なんだろうと思ってたら、全然違った。

主人公は太めの体型を気にして胃バイパス手術を計画しているライターのプラム。人気ファッション雑誌のアイコンである美人編集長のゴーストライターとして、読者から寄せられるお悩みへの回答を代筆する仕事をしている・・・。

と、華やかな世界を舞台とした設定はなかなかキャッチーなのだけど、女性を不当に扱う男性に制裁を下す謎の団体「ジェニファー」の存在が絡み、ストーリーとしてはかなり重いです。ジャンルとしてはブラックコメディーのようだけれど、コメディー要素は薄い。重い。

被害者になったことはないけれど

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以前セクハラに関するアンケートに協力したことがあります。

内容は、取引先から嫌がらせを受けたり、仕事やギャラと引き換えに何らかの見返りを要求されたことがあるか、といったもの。

どの項目でも私の答えは「いいえ」ばかりで、フリーランスになってから女性であるが故の不当な扱いを受けた経験がなく、また、嫌がらせをされていると感じたこともなかったのだと改めて知ったのでした。

そりゃ普通に活動していれば腹の立つことなんていくらでもあるけれど、いわゆる「セクハラ被害」ではない。

そんな自分に腹がたつ。

これは単に私がそこそこ年を取ってからフリーになっていることに加え、ターゲットになり辛いキャラクターであること、また、モラルに欠ける人のいない恵まれた環境で仕事ができていたことなど、いろんな幸運が重なってのこと。一方で、働き方や性別に関わらず、実際に仕事の現場で性的ないやがらせを受けたことのある人も少なくはないでしょう。

そう、セクハラ被害は今や女性に限った話ではない。

年上の女性からやたらとボディタッチをされるなど執拗に迫られて云々、といった若い男性の声もあると聞き、なるほどなと思う。私はさすがに仕事関係の人をペタペタ触ったりはしないけど、若い男性からすれば脅威を感じる年齢ではあるのだろうし、気をつけなきゃね、などと考える。

あまりに神経質になりすぎてコミニュケーションが歪になるのもどうかとは思うけど、何をもって嫌がらせだと取られるかわからないのだから、誤解されるようなことはしないほうがいいもんね。

知らないからないこと、にはならない

幸か不幸か、私は自分が女性であることを強く意識する機会があまりなくて、女性であることを活かした仕事なんてのもしておらず、いわゆる「女性らしさ」みたいなものも希薄。加えて、性差に関する意識がおそらくとても低い。

さらに、女として、とか、女性なんだからこうあるべき、とか、女性ばかりが損をする社会だ、みたいな論調がすごく苦手ときている。

女性が一人で生きていくのは大変、という勘違い。

別の角度から考えれば、女性以前に人間であるという意識が、とても強いのだと思います。

おばさんバンザイ。

自分が被害者になった経験がないから、周りにも苦しんでいる人がいないから、という理由だけで問題をないものとしてしまうのは乱暴だし、想像力に欠ける浅はかな行為だなと反省することは、ある。

逆に、運悪く居合わせてしまった望ましくない環境を、世の中の常識であると捉えてしまうことにも疑問を感じます。

女性のビジネスファッション「女はヒールが常識」ってホント?

常に問題を探し続け、自分の望まないことばかりに目を向けて、その中に漂い続けているのは嫌だし、自分を変えたいという思いが破滅の道に向かうなんてのは、一番避けたい選択ではあるなあ。

と、ダイエットランドを見て考えたのでした。

誰もが今日も、ダイエットランドで

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私だって主人公のプラム同様、コンプレックスまみれ。むしろコンプレックスが服着て酒瓶抱えて踊ってるような人間ではあるけれど、彼女のような賢さや才能があったなら、それらを盾に上手くサバイブする方法なんていくらでもあるだろうに。と、ちょっと歯痒くなるのです。

女性過激集団が「女の敵」を血祭りに…ブラック・コメディ『ダイエットランド』(海外ドラマナビ)

ドラマ『ダイエットランド』は、理想の体型を強いられる世の女性たちの憂いを描いた、米AMCで放送中のTVシリーズ。本作は、コメディタッチながら、ふくよかな女性を冷遇する世間への痛烈な批判を描く。

まあ、所詮はドラマの話。なんだけど、現実社会でも、誰もが自分なりのダイエットランドで生きている。

モノを持たない人間の好奇心とコンプレックス。

ダイエットに成功して人生を変える、なんてストーリーはさすがにお花畑過ぎるとしても、仕事や自身の才能に基づく自信、或いは新たな出会いがきっかけでコンプレックスと折り合いをつけるとか、そういう展開を期待してしまった私は根っからのオプティミストでしょうか。途中プラムが服装やメイクに手をかけて変わっていく過程では、ちょっとその気配を感じたんだけどな。

そして、このドラマがアメリカで放映されているのとほぼ同時に日本でも配信がされているのだと気付いたのは3話くらい見てからでした。おかげで途中で追いついてしまい、毎週の更新を待って観ていたので、連続ドラマを毎週観るという私としては珍しく懐かしい感覚が味わえました。

と、毎週楽しみにして観ておいてアレですが、個人的にはまるで腑に落ちないラストだった。これで完結?次シーズンはナシ?

だとしたら、余計モヤモヤするなあ。

 




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