ほんの少し、を楽しむ贅沢。
先日は昼ごはんとはいえないような時間にしっかりしたものをたっぷり食べてしまったのでいつものような晩酌メニューは無理だなあと判断しました。
でも、このままでは夜中にお腹が空くだろうなあという微妙な感じ。
さてどうするか、とあれこれ考えた挙句、ちょっと贅沢なお夜食を楽しむことを思いつきました。
「贅沢」なんて言っていますが、実に些細なこと。
うまい具合に有楽町にいたので、東京駅まで歩いてあれこれ調達しよう。
ちょっとだけ、を楽しむ贅沢
ささやかな贅沢はご覧の通りのシンプルさ。
ミディアムボディの赤ワインにVIRONのレトロドール、クセの少なめのウォッシュチーズにしっとりした干しイチジクを添えただけの「お夜食」です。
VIRONのバケットは食事に添えてもいいのだけれど、どちらかというとこれだけをワインと共にしっかり楽しみたいようなお味。
うん、いつものようにぷうんと小麦のいい香り。心地よいタンニンが味わえるミディアムボディの赤ワインにぴったり、でした。珍しくハーフボトルのワインを選んだことも「ちょっとだけのお楽しみ」感を倍増させたかも。美味しいものがあったら、いつもついつい呑みすぎちゃうからね。
赤ワインに添えるチーズ、となるとしっかり熟成されたハードタイプを選ぶことが多いのだけど、なぜかとろりとやわらかくクリーミーなウォッシュチーズにドライフルーツの組み合わせが浮かんだのは肌寒い気温のせいでしょうか。
そしてデザートに珍しくチョコレートを準備。
デパートの洋菓子売り場に並ぶ宝石のようにかわいらしいショコラたち。
散々物色しまくって存分に目を楽しませた結果、最後に選んだのはシンプルなWITTAMERの純生ショコラ。リボンがかかっているけどプレゼント仕様という訳ではありません。これが通常スタイルの模様。
洋酒やフルーツのフレーバーなどは使われておらず、とても実直なカカオの味。とろりとなめらかだけど粉糖のシャリッとした食感もあるのが楽しくて、ちょっと齧って、ワインをごくり、を繰り返す。
ふう。
とびきり美味しいチョコレートをシャンパンに合わせるのも好きだけど、こういうストレートな味わいのタイプだと赤ワインにもいいなあ。
素敵な相棒たちを用意したけれど、ワインの量が限られているところが切なくもどかしい。が、今夜は「ちょっとだけ」を楽しむ夜。よって、これでいいのだ。
買ってきただけのものを並べただけ、健康第一を考えると全然ダメな深夜のワインプレート。それでもなんだか贅沢な気分で過ごすことができてかなり満足したのでした。
あれこもこれもと欲張らず、好きなものをほんの少しだけ味わう楽しみ。
これっていろんな経験を重ねた大人だからこそ、の特権みたいなものですね。
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