鯛のかぶと煮、手羽味噌汁献立。
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最終更新日:2021/09/01
家飯

魚のあらを見つけると手に取らずにはいられない癖、健在です。
しかもこの日はご立派な鯛のお頭がお値引き価格で95円ときたものだから、あらハンターの私が飛びつくのも無理はないでしょう。
見た目以上に可食部が多く、身のしまった淡白な身や、こってりとろりとしたパーツまで、案外多様な味わいを楽しめる鯛あらですが、下処理がやや難儀ではあります。
強敵は、うろこですね。
鯛のかぶと煮、手羽味噌汁で晩酌。

- 手羽味噌汁
- 大根皮のしょうゆ漬け
- 小松菜のからし和え
- 鯛のかぶと煮
手羽味噌汁

先日の手羽大根を味噌汁にアレンジ。肉に塩味がついているので、味噌の分量は控えめにしました。ねぎをたっぷりのせて。
大根皮のしょうゆ漬け

本日の漬ものは大根皮のしょうゆ漬け。大根皮をしょうゆ、昆布、鷹の爪と共にタッパーに入れ冷蔵庫で放置するだけの箸休めです。
小松菜のからし和え

ゆでた小松菜を粗塩、からし、ごま油で和えます。
鯛のかぶと煮

ボウルに入れた鯛のお頭に熱湯をかけてから水を加え、汚れやうろこを丁寧に掃除しておきます。フライパンに酒、しょうゆ、みりん、砂糖、しょうがの薄切りを入れ火にかけ、鯛を並べ入れたら落し蓋をして煮ます。煮汁を鯛にかけながらとろりと煮詰まるまで煮たら完成。
うろこを取る工程がやや面倒ですが、皮も食べたいので外せない作業です。あら煮は酒がなくてははじまらない。ということで、久しぶり(でもないか)にひや酒を添えました。デザートはぶどう。
ラクしたい癖に険しさを選択してしまう矛盾

うろこ取りのせいでどうしてもお顔がボロボロになってしまって申し訳ないんだけど、あら煮ってなんでこんなに旨いんでしょうね。王道の甘辛味以外に、あっさり塩味もこれまた好物です。
以前「若者の魚離れ」みたいな記事の中で、肉と比べて価格が高いことや、食べにくさが理由に挙げられていた記憶があります。
確かに、食べ辛いよなあ。切り身でも骨がついてたらちまちま剥がさなきゃいけないというのに、お頭部分の食べにくさったらありゃしない。
だが酒の肴には、それがいい。
ガーっとかっこんでさっさと食べ終わりたいランチなら食べやすさは多少重要だけれども、多少なりとも時間に余裕があるから酒なんか飲んでいられるわけで、骨ぐらい外しますよってもんですよ。ちまちま作業が、酔い防止にもなりそうだしね。
無精者ゆえに物を持たず、社交もせず、面倒を回避してばかりの人生ですが、魚は、あらは、食べる。ラクしたい癖に面倒な霜降りでうろこをせっせと取り除いてまで、食べる。
ラクしたいのにあえて面倒を選択する矛盾。いや、こんな私を動かすくらい、あらが旨いということでしょうか。
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