「放題」への密かな憧れ。
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家飯
真冬らしく立派に太った白ねぎが安売りされていて、思わず手に取りました。
ねぎなんてものは、いくらあっても困りませんからねえ。
とはいえ、極太白ねぎ3本となると、それなりのボリューム。
薬味や味噌汁の実として使うだけでは到底消費できないので、メイン食材として大量に炒めてやりました。
野菜炒めの野菜部分がねぎだけ、というイメージです。
豚肉のねぎ塩炒め、キャベツのからし和え献立。
- わかめと玉ねぎの味噌汁
- 紅芯大根の甘酢漬け
- キャベツのからし和え
- 豚肉のねぎ塩炒め
わかめと玉ねぎの味噌汁
くし形に切った玉ねぎとわかめの味噌汁。出汁は鰹節。
キャベツのからし和え
ゆでたキャベツを納豆付属のたれとからしで和えたもの。使わなかった納豆のたれ、捨てるのもアレだなと思ってついストックしてしまうのは私だけでしょうか。
豚肉のねぎ塩炒め
フライパンに油をひき、塩、胡椒、酒で下味をつけた豚薄切り肉を焼きます。豚肉に焼き色がついたら斜め薄切りにしたねぎをどっさり加えて炒め合わせ、粗塩と胡椒で味を整えたら完成。うつわに盛り付けてレモンを添えます。
白ねぎの青いところは食べるか否か論争がたまに沸き起こりますが、私は白いところ同様、普通に食べる派です。固いっちゃあ固いけど、そこまで気にならないし、こうして炒めものにでも使えば、彩りがよくなるので助かる。
でも、購入時は白い部分が多いものを選びますけどね。
焼肉食べ放題への、密かな憧れ。
味付けは、塩胡椒のみ。ねぎの風味とレモンの酸味でいくらでも食べられてしまいそうなシンプルな炒めもの。家で食べるなら複雑なものよりもこういう単純な味の方が好きです。
「いくらでも食べられそう」といえば、最近焼肉食べ放題に興味津々でして。
日々の献立からもお分かりの通り、最近めっきり食が細くなっていますが、かつては相当な量をぺろりといく若者でした。大食いまではいかない、すごくよく食べる子、くらいのレベルでしょうか。体型が華奢だったもので、食べる量とのギャップによく驚かれたものです。
昔から食べることに対する意識はものすごく強かったけれど、食べ放題にはあまり関心がなく、大食漢時代ですら自らの意思でチャレンジした記憶はほとんどありません。どちらかといえば、苦手な部類。
敗北を喫したはとバスツアー参戦記。日本散歩・千葉県
なのに50手前となった今、なぜ急に食べ放題、中でもヘビーなジャンルである焼肉が気になっているのか。
それはもう、自分がモリモリ食べられないとわかっているからなのでしょうな。
自宅に運動部所属の男子高校生でもいれば、その食いっぷりを見てある種の満足感を得ることもできるのでしょうが、残念ながら自宅どころか知り合いにもそんなモリモリいく若者がいない。というか、かつてモリモリだった年下の友人知人らもみな等しくおじさんになっており、もうそんな馬力は見せてくれない。
不平等な世の中においても、時間だけは平等ね。
私が一番大変で、こんなに頑張ってるのに、誰もわかってくれない。
とかなんとか思いつつ、誰かがぐいぐいモリモリ食べる様が無性に見たくなるのは、そこそこ食べる子であった経歴ゆえでしょうか。それとも、生に対する一種の執着なのでしょうか。違うか。
ああ、魅惑の焼肉食べ放題。多分そんなに美味しくはないし、量もさほど食べられなくて、結果後悔するんだろうな。とわかっていながらも、今世中にあと1回くらいは行ってみたい気がしています。友達の子供でも連れて行くか。
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