高知の酒 酔鯨 純米吟醸 なつくじら 原酒で晩酌 鰤とふだん草の酒蒸し、つけもの奴献立。

公開日: : 最終更新日:2017/07/23 家飯, 食べること ,

なつくじら

四国地方へやってまいりました。
と言っても既に愛媛は済んでいるので残るは3県。

関連 勝手に日本酒全国ツアー

実は定休日だったご近所酒屋。試飲会イベントの準備をされていたからかそうとは気付かず入店してしまい恐縮しきり。途中で気がついたのだけれど迷惑をかけた上に手ぶらで出るよりはいくらかマシか、と、目当ての1本をいただいてそそくさと帰ったのでした。

不注意&厚かましくてすみません。以後気をつけます。

高知の酒 酔鯨 純米吟醸 なつくじら 原酒

酔鯨なつくじら純米吟醸

さっさと選んでさっさと帰らねば、と、高知の酒ですっきり辛口のヤツが欲しい、とお聞きすると

「高知の酒は比較的そういったタイプが多いですね」

とのお返事。ならばジャケ買いってことで酔鯨・なつくじらを選んだのですが。

参考 桂浜の風土が育んだ想いを込めて(Enjoy SAKE Life)

皿鉢料理とは海、山の素材を使い作ったお料理を一つのお皿に盛り付ける宴会料理の一つです。お刺身から天ぷらまで、大きなお皿に盛られたお料理に合わせてお酒を楽しみ、会話を楽しむというのが土佐の宴会です。こんな食文化、宴会文化がある土佐では、お酒の味わいは、自然と「お料理に合わせた味わい」、「お料理を引き立てる味わい」が求められます。

そうか、皿鉢料理ね。
確かに高知の酒が皿鉢料理を囲んでワイワイやるためのもの。となれば、料理の味を引き立てる主張しすぎないすっきりとした味わいの酒が多くなるのかもしれません。

実はわたくし、高知に親戚があるもので、幼少の頃から皿鉢料理にチャレンジする機会が多かったのです。が、当時は当然酒など飲まなかったし、生魚にもさほど興味がなかったので、大して嬉しいご馳走ではありませんでした。

ああもったいない。タイムスリップして代わりに食べたい。まあ今でも行こうと思えばいくらでもいけますけどね、高知くらい。次回はたらふく食べてやる。待ってろ皿鉢。

皿鉢料理にリベンジを誓いつつ一口。おっと、これはすぐ旨い。
日本酒っていろんな味わいがあるのは当然のこととして、口に含んだ途端にパアッと香りが広がるものとかファーストインプレッションは控えめだけど後からじんわり膨らんでくるものなどその個性はさまざま。このなつくじらは一口飲んですぐあ、旨い、と感じる素早さがありました。なんでだろう、香りのせいかしら?
主張し過ぎるでもなく、でもついつい進んでしまう厄介な味わい。こりゃいいね、結構気に入りました。

高知の酒 酔鯨 純米吟醸 なつくじら 原酒データ

蔵元  酔鯨酒造株式会社(高知県・高知市)
種類  純米吟醸
精米歩合  50% (吟風)
日本酒度  +6.5
酸度  1.7
アルコール度  17度

 

鰤とふだん草の酒蒸し、つけもの奴献立

ぶりとふだん草の酒蒸し献立

  • きのこの味噌汁
  • にんじんしりしり
  • つけもの奴
  • 鰤とふだん草の酒蒸し

きのこの味噌汁

きのこの味噌汁

本日の味噌汁はしめじと大根葉。味噌汁というよりきのこの味噌煮込みという感じの具の多さですね。出汁はいりこ出汁。

にんじんしりしり

にんじんしりしり

フライパンに油を引き、千切りにんじんを炒めて塩で味付け。しんなりしたところに塩ひとつまみ入れた溶き卵を流し入れふんわり混ぜて蓋をして酒を回し入れたら火を止め蓋をします。余熱で蒸らして卵が固まったら完成。

つけもの奴

つけもの奴

崩した木綿豆腐に古漬けの大根とねぎを乗せごま油をまわしかけます。いつもはぬか漬けを使うこの冷奴、今日は粕漬けで。

鰤とふだん草の酒蒸し

鰤とふだん草の酒蒸し

鰤のあらは霜降りしてから塩を振りフライパンに入れ、酒をまわしかけ蓋をして蒸し煮にします。鰤に火が通ったところでふだん草を入れさっと煮てうつわに盛り、大根おろしを添えます。

鰤のあら、適度なサイズのものがあるとついつい手にとってしまうのだけれど毎度美味しそうな写真が撮れないのはどうしたものでしょう。せっかく色鮮やかなふだん草を使ったにも関わらずその威力を発揮できず残念。

日本酒にあうおつまみレシピ

写真ではいまいちよくわかりませんが、このふだん草、茎が赤と黄色で、葉が濃い緑でかなり鮮やか。見慣れない野菜だけどまあほうれん草の一種でしょうか。検索してみたらめはりずしみたいなレシピがたくさん出てきたのもこの色合いを生かすためなんでしょうね。

この色を保つためにはさっと火を通して使いたい、けど、アクがあったら嫌だな、などと迷った挙句下茹でナシで調理。結果アクはさほどなく問題なくいただけましたが、色は飛んでしまいました。やっぱり茹でて色止めして使うような料理に向いているのかな。

扱い慣れない食材は難しいねえ、といいつつ、わりと面白がって使っているところもあります。

 




関連記事

パセリ大量消費レシピ 7/26 パセリがたっぷり食べられるタブーリ。

えらく静かな土曜日だなあと思ったら、今日は隅田川花火ですか。 そういや、みんなで観に行

記事を読む

夕食抜きの理由と効果。1日3度食べなきゃダメ?

うーん、東京はいい天気でしたね。 今日は昼間に少々重い食事をしてしまったもので、夜は抜

記事を読む

私が団子を練らない理由。

年末年始はありがたいことにご馳走を食べまくりますね。 年末は旅先で、そして帰省し地元で

記事を読む

喜久酔 特別純米

静岡の酒 喜久酔 特別純米酒で晩酌。砂肝の葱和え、えのき納豆。

少々久しぶりの感がある日本酒ツアー。 何か訳があって止めていたわけではなく、単に東海地

記事を読む

蒸し鶏とキャベツのエスニックソース レシピ

蒸し鶏とキャベツのエスニックソース、じゃがいものたらこ和え。

今朝、出かける時に近所のスーパーに立ち寄ったら、表にかわいらしいトイプードルの女の子がつなが

記事を読む

ヤムウンセンのタイ料理献立

ヤムウンセン、ひき肉とトマトの卵炒め献立。

先日タイ人の友人とタイ料理を食べに行きまして。パクチーを受け付けない体質の私が周辺を避けて食

記事を読む

スパークリングワインのおつまみ アボカドとツナのグラタンでワンプレートディナー。

昨夜は友人と外食。 参考 鶏のあちこちを串で楽しむ。白金高輪 「酉玉」 焼き鳥をお腹いっぱい

記事を読む

ズッキーニのレシピと献立

むね肉とズッキーニの酢炒め、トマトとゴーヤのサラダ献立。

この夏、いきなりズッキーニが好きになりました。 食べたことはあるけれど、積極的には手

記事を読む

大根の温サラダ 献立

大根とひき肉の温サラダ、焼きとうもろこし。

7月最初の晩酌。 昨日に引き続き夏らしいビジュアルの晩酌メニュー...と言いたいところ

記事を読む

里芋とベーコンの味噌汁 新玉ねぎのサラダ 水菜とえのきの塩ワサビ和え 白菜の黒酢炒め

白菜の黒酢炒め、ベーコンと里芋の味噌汁献立。

久しぶりに焼酎を導入しました。 これからの季節、ビールが登場する日が増えそうではありま

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

ねり粕の粕汁
ぶりあらの粕汁、ねぎ入り卵焼き献立。

あれ。この冬は酒粕が足りていないわ。そう気づいたのは、春直前

やりたいことリスト’23「存分に味わう」

もう3月も半ばに入ろうかという今の時期にやることでもありませ

キャベツの白和え、豚肉と白ねぎの梅蒸し献立。
キャベツのわさび白和え、豚肉と白ねぎの梅蒸し献立。

もともと凝った料理を作らない、作れない人間なのですが、ここの

何の変化もない独身おばさんの毎日。

年を取ると月日が経つのが早く感じる。中年世代以上になれば、誰

ブロッコリーのにんにく焼き、蒸し鶏とわかめの梅和え献立
焼きブロッコリー、蒸し鶏とわかめの梅和え献立。

ゆでた鶏むね肉とブロッコリー。 効率的なたんぱく質補給

→もっと見る

PAGE TOP ↑