家飲み献立 鶏豆腐でぬる燗を。
雨の土曜日。
部屋でじっとしていると昼間でも寒いので、2駅隣まで歩いて駅前のコーヒーショップで書きものなどしていました。
早い時間には昨夜の残りの鶏肉でチキンソテーでも作ろうかな、と思っていたのですが、冷たい雨の中を歩いているとあったかい出汁を啜りたいという願望が頭を擡げます。
よし、作戦変更だ。
今夜の家飲みメニュー
- 干しキャベツのニラ醤油和え
- 干しにんじんのゴマ塩がらめ
- 鶏豆腐
干しキャベツのニラ醤油和え
半干しキャベツも今回はこれでラスト。
サッと茹でた半干しキャベツをニラ醤油で和えました。キャベツの甘味が存分に味わえる簡単な副菜です。
干しにんじんのゴマ塩がらめ
キャベツと一緒に干していた割り干しにんじんを使ってもう1品。
にんじんと葱をごま油で炒め、酒で香りをつけたらすりゴマと塩で味付けします。ホントはにんじんだけで作ろうとしていたのですが、葱がほんの少しだけ余ったので急遽投入。干すことでにんじん特有の癖が抜けるので、にんじんが苦手なお子様にもよさそう。
鶏豆腐
このビジュアル、もしかして…?と思ったあなた、正解です。今夜は銀座「三州屋」を意識した鶏豆腐にしてみました。というか、鶏豆腐って三州屋でしか食べたことがないような。
鍋に一口大に切った鶏豆腐、昆布、酒、水、塩を入れたら火にかけ、煮立ったら灰汁を取りながら蓋をして弱火で20分ことこと煮込みます。鶏肉に火が通り、金色の美味しい出汁が出たところで木綿豆腐、白葱を加え、最後に春菊を加えてさっと煮たら完成。仕上げには黒七味を振りました。このままでも、ポン酢で食べても、お好みで。私はこのまま出汁を啜りながら食べるのが好きです。
今夜はいつもより品数は少ないけれど、うーん、満足。
調理しながら「チキンソテーも捨てがたかったなー」などとぼんやり考えていたのですが、鶏豆腐が出来上がって蓋を開けた瞬間、鶏出汁の香りで、「いや、今夜は鶏豆腐にして正解!」とガッツポーズを決めました。
いやあ、これ、美味しすぎるでしょ(自画自賛)。
出汁→酒→出汁→酒の魅惑のループ。酒が進む汁物って、健康的だし、体は温まるし、お腹も膨れるし、素晴らしいですね。
鶏豆腐には美味しい鶏出汁や豆腐がもちろん必要なのですが、実は春菊が凄い仕事をしているのだなと本日改めて感じました。この春菊の香りなしには三州屋風鶏豆腐は成立しません。
三州屋、しばらく行ってないけど、もう少し寒くなったら絶対カキフライを食べに行くんだ!と心に決めています。カキフライにはやっぱりビール頼んじゃうだろうなあ。
※追記 行きました!
参考 カキフライには瓶ビール。銀座 「三州屋」
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