大事に扱われるのが、やたらうれしい。
少し前のことになりますが、初めてUberEatsを利用してみました。
デリバリーを利用するなんて、知人宅で集まるときにピザや寿司を取るくらいのもの。自宅で、自分だけのために「出前」を頼むという発想がそもそもないのです。
少し前から街であの専用バッグを担いだドライバーや、店頭で品物をピックアップしている様子をよくみかけるようになっていて、ずいぶん利用者が増えているのだな、とは思っておりました。
ものは試しと初めて利用してみたわけですが、これがいろんな意味でたのしかったのです。
はじめてのUberEats
きっかけとなったのは、初回利用1,500円OFFのクーポン。たまたま自宅のポストに投函されていたチラシが目に留まり、一度使ってみるかなと思ったのです。
配達員がたのしそう、という話は1年前にブログに書いていました。
けれどユーザーとして利用したことはなく、サイトもアプリも見たことがなかったもので、今回改めてそのバリエーションの多さに驚く。大型チェーンとかファストフード店がほとんどなのかと思っていたら、個人店を含む和洋中エスニックドリンクアルコールスイーツと、なんでもありなのですね。今さらですけどね。
メニューを見ているうちに久しぶりにインドカレーが食べたくなり、頃合いの店を検索していたはずが、いつの間にか心変わりして結局ケバブの店のサラダ盛りをオーダー。だって、ケバブのほうがビールに合いそうだったんだもの。
大事に扱われるのが、やたらうれしい
アプリに「お届けまで最大30分」と表示された後は、あっという間に調理が終わり、ベトナム人と思しき若者(顔と名前がアプリに表示される)が商品ピックアップを済ませ、我が家を目指して向かってくる様を、地図で見つめる。
迷っている。明らかに、迷っている。
いや、なんでそこ曲がった?という道に入り、行きつ戻りつしている様子がバイクアイコンの動きから伝わってくるのです。いや、この動きが100%正確ではないのだろうし、道案内も地図アプリにお任せなのだろうから、大きく迷ったりはしないはずだけど、なんかこう、よろしく、という気持ちになる。さあさあ頑張って、おばさんここで待ってるからね、という気になる。
間もなく到着という段になって、これ以上迷わしてはならぬという謎の正義感からはりきって表で待機し、走ってくる自転車に手を振る私。あ、やっぱりバイクじゃなくて、自転車だったか。あの動き、そうだと思ったよ。
「タイヘン、オマタセイタシマシタ」
若き配達員くんは満面の笑みで、まるで高価な陶器でも扱うかのようなそれはそれは慎重な手つきで、私にケバブを差し出してくれたのでした。
まあ、当たり前だよね、食べ物運んでんだから。注文品の配達を請け負う仕事をしてんだから。でも、大事に大事に扱うその所作が、妙にうれしかったのです。
ねえねえ、場所ちょっとわかりにくかった?途中迷ったよね?でも、早かったね!などと話しかけてみたのだけど、日本語があまり得意ではないらしく、あるいはめんどくさいおばさんに当たってしまったこりゃいかんと思ったのか、彼はただただニコニコするだけで、そのままニコニコ去っていきました。
肝心の味は、ケバブをまともに食べたことがないからか、よくわからなかったというのが正直なところ。でも、手数料の数百円だけでたのしめた経験と考えればとても面白く、クーポンありがとう、という感じ。出前には縁がない人生を送ってきたけれど、また使ってみてもいいかな、という思い。
2020年4月現在の配達地域は東京、横浜、大阪、名古屋、京都、神戸、広島、福山、仙台、福岡と限られているし、しばらくはデリバリーも気軽に利用できない状態になりそうだけど、状況が改善したら、スキマ時間を活用して働く若者や、普段はあまり行かないジャンルの店をデリバリーで応援、なんてこともできるかな。
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