キャベツの塩昆布炒め、わさびオイル納豆献立。
しょっぱいものが好きです。
やたらと塩気がキツいものが好き、というよりも、輪郭のはっきりした塩味のつまみで酒を飲むのが好き、といったほうがいいでしょうか。
よって、夕食にちょこちょこつまむものを3品4品と並べてみれば、アラ全部塩っけだわね、ということがままある。
心豊かな晩酌ライフを謳歌するには、リズムとバランスを大事にせなばなりません。
キャベツの塩昆布炒め、わさびオイル納豆で晩酌
- 塩鮭の粕汁
- 大根とにんじんの甘酢漬け
- わさびオイル納豆
- キャベツの塩昆布炒め
塩鮭の粕汁
塩鮭の粕汁は残りもの。味をつけない状態でよけておいたものに味噌を追加し、たっぷりのねぎをのせて黒七味を振って。
大根とにんじんの甘酢漬け
大根とにんじんはコロコロと乱切りにし、塩を揉みこんでしんなりさせ保存容器に入れます。出汁昆布、唐辛子、煮切ったみりん、酢、ゆずの皮を合わせた漬け汁を容器に加え、冷蔵庫で一晩寝かせたら完成。
わさびオイル納豆
納豆を混ぜて少量のしょうゆを加えたらゆでたえのきと合わせ、うまみオイルをのせます。
キャベツの塩昆布炒め
一口大に切ったキャベツをさっとゆでて水を切ります。フライパンに油をひいてキャベツを炒め、しんなりしたら塩昆布を加え、ざっと混ぜたら完成。
キャベツはゆでずにいきなり炒めてもいいし、なんなら熱を加えずに生のまま塩昆布と合わせてもよし。
ちなみに本日この調理法を採用したのは、温かいおかずにしたかったからと、炒め時間を短縮したかったから。同じ食材の組み合わせでも、気分によって調理法や温度を変えるのもまた一興です。というほど大したことじゃないけど、こう寒いとねえ、冷菜より温菜に心惹かれるよねえ。燗の温度もついつい高めになっちゃうよねえ。
味噌入り粕汁に漬けもの、いろいろ入りオイルで味付けした納豆。どれもパキっと塩味のきいたつまみですね。西側の出身ということもあり、どちらかといえば薄味好みではあるのですが、何でもかんでも塩分控えめは正義ではない。味が薄くても旨い料理と、塩がしっかりきいてないとばやけるだけの料理ってのがありますからね。
本日のラインアップでいうと、メインの位置に鎮座するキャベツ炒めこそが味の緩急の「緩」を担っているのです。要は、薄味なのです。
味付けは塩昆布のみ。しかも、大量には入れず、キャベツの甘みと昆布の旨味をひっそり楽しむ、そんな一品に仕上げることで、食卓にリズムが生まれるのだ。
なんてどうでもいいけど大事なことや、自分の癖、好みがわかってくるのも、食の定点観測を続けるメリットです。
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