50過ぎ、ようやく自分の強みを理解する(遅い)。
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最終更新日:2023/02/12
これからの働きかた
確定申告の準備をしながら、2022年を振り返っています。
いやあ、ハードだった。ここ数年で一番ハードな1年だったよ。
純粋な仕事量の増加や苦手な業務が降り注いできたことへのキツさというよりも、精神的なキツさがすごかった。自分の精神状態含め全方向に鈍すぎる私が「こりゃちょっとヤバいかもな」と自覚する程度にはキツかった。
当時のことを思い出すといまなおガクブルしますが、止まない雨はないじゃない、を再確認した1年でもありました。
余裕がなかった時期を振り返る
それではキツかった頃の様子を確認してみましょう。
私なんて信用されなくて当たり前。
しんどそうですね。しかし、しんどい中でもなんとか自分を騙しつつ前を向こうとしている様子が伺えます。年の功ってやつですね。
この頃は余裕がなさ過ぎて、酒さえ飲めていない有様でした。
キツい時こそ、好きなことをする。
今では平日もぐっびぐびですけど、当時の方がむしろ健康的でよかったのではと思わなくはありません。
いや、寝ても覚めても仕事のことを考えて、明日が来るのが怖いとかほざいてたから、ぜんぜん健康的じゃないですね。
あれから早10ヶ月余り。今では件の案件も、すっかり「遊び場」のひとつとなりました。
遊んで暮らせるなら、中身はどうでもいい。
いやあ、でかした。でかしたぞ自分!と、珍しく褒美を使わしたい気分です。
50過ぎ、ようやく自分の強みを理解する(遅い)
とはいえ、状況は大きく変わってはいません。別に目に見える成果を上げたわけじゃないし、関係各位の信頼を得るべく付け届けに勤しんだわけでもない。仕事量だって、確実に増えている。
しかし私は気づいたのですよ。これといって秀でた能力や才能のない自分の、唯一の強みに。
自分が健康体以外に誇れるものがあるとするならば、それはおそらく「自走力」だ。
誰に管理されずとも、放っておいても、コミュニケーション不足でも、褒めたり讃えたりしなくても、特に気に留めず勝手にゴリゴリ仕事をする力が、おそらく人一倍強いのではないかと。
外部人材を活用する側にしてみれば、管理工数に多大な時間を取られるのはかなり痛手。せっかく外注したのに、なんでこんなに手間かかるの?本末転倒じゃない?てなもんでしょう。パフォーマンスどうこうより、もっと手前で解決せねばならない課題は、確かに存在するのだ。
簡単に見つかる副業、複業、週末起業 。
そんなことにぼんやりと気づき始めた昨年末頃、例のなかなか信用してもらえなかったクライアントに
「みなさんお忙しいと思うので、都度細かい確認入れずに、自分が勝手に進めちゃっていいですか?」
と打診してみたところ
「そのほうが助かります、もし方向性違ってたらチェック入れるので」
とあっさり快諾され、やはりそうか、こりゃ数少ない長所である自走力と孤独力を活用して貢献するしかないわな。と確信したのでした。
逃げよ、生きよ。孤独は怖いか、苦しいか。
思えば遥か昔は、手のかからない子として有名な幼児でした。あまりの手のかからなさに自宅内で放置され、外を歩き出すくらいの大きさになるまで、お隣さんすら誕生に気づかなかったという逸話も残っているほどです(母談なので信憑性薄)。
ありのままの自分で生きるって、こういうことでしょうか。個性を活かすって、多様性って、こういうことでしょうか。多分違いますが、これがよしとされるのなら、全然一人孤独に淡々と走り続けますよ、あたしゃ。
そんなこんなでどうにか乗り越えられた昨年。今年はさらに実りあるお遊びをしたいわね、と思える程度には意欲があります。だって、ほら。なんたって「大幸運期」なんだし。
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