50代で仕事を辞めたら。
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最終更新日:2018/10/19
これからの働きかた
先日50代半ばの先輩の口から、仕事を辞めたら云々、という言葉が出てきて驚く。それは、あれ?この人でもそんなこと考えてたんだ、という至極勝手な理由による驚き。
フリーで長年第一線でやってきて、才能も情熱も衰えておらず、近年また活動の幅を広げていて、収入面でも安定している。だからでしょうか、
「この人は死ぬまで現役を貫くんだろうな」
なんて、勝手に思い込んでいたのです。
50代で仕事を辞めたら
仕事を辞めることを考え始めたのは、何も働くのに疲れたとか、のんびりセミリタイヤ生活に突入したいとかいうことではなく、なんとなく次のステージを意識し始めたから、とのこと。
これまで30数年間いろんな経験をしてきたけれど、その集大成として、そろそろ別のことができるのではないか、と感じているのだとか。
別のこと。平たく言えば「教育」になるのでしょうか。
自分がこれまで仕事を通して学んできたことを次の世代に教える場を作りたいという思いが強くなってきたそうで、となると、おのずと働き方は変わるかな、変える必要が出てくるかな、なんていう話をしておられました。
え、全然両立可能でしょ。辞めるなんて、もったいない。
と私などは思ってしまうわけですが、次のステージのために住む場所を変えるとなると、今まで通りにいかないと考えるのも無理はないのかも。そして、まだまだやれるのにもったいない、と思っているのは外野だけで、本人にしてみればもう十分やり切ったのかもしれません。
目の前のことを淡々とこなした結果
それなりの規模の企業にお勤めしていたら、プレーヤーからマネジメント側へと「次のステージ」を会社が用意してくれることもあるだろうし、本意でなくともそうならざるを得ないケースも多いでしょう。けれど、フリーや自営、はたまた会社員でも小さな会社や特殊な職業だと、ずっとプレーヤーとして走り続けるか、自力で大きく舵を切るかを決めなくてはならない時は、くる。
気力体力情熱が続けばずっとプレーヤーでいられるけれど、誰もが皆ひとつのことを続けて生きていくには、人生は長い。体が資本のスポーツ選手の現役時代はあまりにも短く、引退後の時間の方が長いのだから、どれだけ優秀な選手であっても次のステージを見据える必要はあるわけで。
先輩が見ている次のステージは一見現職とかけ離れているようだけれど、俯瞰すればこれまでの経歴の延長線上に美しく乗っかっていて、すごいな、と思う。目の前のことを淡々とこなしていると、ちゃんと次の扉は開くんだなと。今とは違う方法で叶える夢もあるんだなと。
話はいきなり飛ぶけれど、歴史に名を残した大横綱でもその世界を去らざるを得ない状況になったりする。彼はこれまでとは違う形で相撲に関わっていきたいと語っていたけれど、そこ辞めちゃったらもう一切関われないじゃないか。どうすんだ、と思ったら、識者の語るところによれば、その方法はあるらしいです。部屋を持つだけが次のステージじゃない、ってことですね。
彼の全盛期の活躍はとてもよく覚えているけれど、特に熱烈なファンではありませんでした。けれど、何しろ同年代だし、ブームの頃友人から
「生え際の感じが貴に似ている」
と言われたことを根に持っているしで、未だになんとなく気になる存在ではあります。当時アイドル的人気があったとはいえ、男だし力士だし、似ていると言われたところで微塵もうれしくない。しかも生え際て。
ええと、とにかく、私にまだ先輩のいる位置にはたどり着けていないけれど、腐ることなく日々精進します。
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