50代で仕事を辞めたら。

公開日: : 最終更新日:2018/10/19 これからの働きかた

sugamo2_25

先日50代半ばの先輩の口から、仕事を辞めたら云々、という言葉が出てきて驚く。それは、あれ?この人でもそんなこと考えてたんだ、という至極勝手な理由による驚き。

フリーで長年第一線でやってきて、才能も情熱も衰えておらず、近年また活動の幅を広げていて、収入面でも安定している。だからでしょうか、

「この人は死ぬまで現役を貫くんだろうな」

なんて、勝手に思い込んでいたのです。

50代で仕事を辞めたら

sugamo1_37

仕事を辞めることを考え始めたのは、何も働くのに疲れたとか、のんびりセミリタイヤ生活に突入したいとかいうことではなく、なんとなく次のステージを意識し始めたから、とのこと。

魂の退社 50代で会社を辞めるという決意。

これまで30数年間いろんな経験をしてきたけれど、その集大成として、そろそろ別のことができるのではないか、と感じているのだとか。

別のこと。平たく言えば「教育」になるのでしょうか。

自分がこれまで仕事を通して学んできたことを次の世代に教える場を作りたいという思いが強くなってきたそうで、となると、おのずと働き方は変わるかな、変える必要が出てくるかな、なんていう話をしておられました。

え、全然両立可能でしょ。辞めるなんて、もったいない。

と私などは思ってしまうわけですが、次のステージのために住む場所を変えるとなると、今まで通りにいかないと考えるのも無理はないのかも。そして、まだまだやれるのにもったいない、と思っているのは外野だけで、本人にしてみればもう十分やり切ったのかもしれません。

目の前のことを淡々とこなした結果

それなりの規模の企業にお勤めしていたら、プレーヤーからマネジメント側へと「次のステージ」を会社が用意してくれることもあるだろうし、本意でなくともそうならざるを得ないケースも多いでしょう。けれど、フリーや自営、はたまた会社員でも小さな会社や特殊な職業だと、ずっとプレーヤーとして走り続けるか、自力で大きく舵を切るかを決めなくてはならない時は、くる。

47歳からのニューヨーク留学 夢と現実と厳しさと。

気力体力情熱が続けばずっとプレーヤーでいられるけれど、誰もが皆ひとつのことを続けて生きていくには、人生は長い。体が資本のスポーツ選手の現役時代はあまりにも短く、引退後の時間の方が長いのだから、どれだけ優秀な選手であっても次のステージを見据える必要はあるわけで。

先輩が見ている次のステージは一見現職とかけ離れているようだけれど、俯瞰すればこれまでの経歴の延長線上に美しく乗っかっていて、すごいな、と思う。目の前のことを淡々とこなしていると、ちゃんと次の扉は開くんだなと。今とは違う方法で叶える夢もあるんだなと。

自分のスケールを悟る頃。

話はいきなり飛ぶけれど、歴史に名を残した大横綱でもその世界を去らざるを得ない状況になったりする。彼はこれまでとは違う形で相撲に関わっていきたいと語っていたけれど、そこ辞めちゃったらもう一切関われないじゃないか。どうすんだ、と思ったら、識者の語るところによれば、その方法はあるらしいです。部屋を持つだけが次のステージじゃない、ってことですね。

彼の全盛期の活躍はとてもよく覚えているけれど、特に熱烈なファンではありませんでした。けれど、何しろ同年代だし、ブームの頃友人から

「生え際の感じが貴に似ている」

と言われたことを根に持っているしで、未だになんとなく気になる存在ではあります。当時アイドル的人気があったとはいえ、男だし力士だし、似ていると言われたところで微塵もうれしくない。しかも生え際て。

ええと、とにかく、私にまだ先輩のいる位置にはたどり着けていないけれど、腐ることなく日々精進します。

もう働きたくないんです。

 




関連記事

お金をください。

もう随分前になるけれど、フリーライターの友人が 「請求書を送るのが面倒すぎてついつい

記事を読む

台風で電車が止まっても定時で会社に行きたい人。

台風一過。 当日は午前中に渋谷方面で予定があったのだけれど、JRが止まっていたので地下

記事を読む

うっすらとした道標、2020年やることリスト。

By: Ged Carroll[/caption] 奥さん、2月です。 年始は朝から酒

記事を読む

趣味のアレでお金を稼ぐ大型連休。

好きこそ物の上手なれはまぎれもない真実ですね。 マラソンなんて、走るのキライな人が上達

記事を読む

50代からのキャリアチェンジ。

「この先の人生は、書く以外の仕事で生計立てて行きたいんだよね」長年ペンの力で生きてきた友人

記事を読む

老後の暮らし、それのどこがそんなに不安なんですか。

帰り道に立ち寄った書店で自営業者に向けた老後のお金に関する本を見かけてふと手に取る。

記事を読む

自営業、金勘定ばかりして生きている。

2019年分の確定申告が無事完了しました。 去年はそこそこよく働いた(自分比)1年だっ

記事を読む

エクセルが使えないと100歳まで生きられない。

仕事帰りに立ち寄った食堂のカウンターでおでんをつまんで飲んでいると、隣席で談笑している70代

記事を読む

エールフランスラウンジ

キラキラしてない、普通の人生。

サロンなるものに参加したことが無いから中身知らないし、全部が全部そうじゃないのだろうけど。

記事を読む

もう働きたくないんです。

完結していない長編漫画を読み続けるのが苦手です。 30巻くらいまで出ていて、今なお連載中で、数

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

今もなお古着をディグるおばさんの秋。

またもやこれといった買い物をしないまま、1年が終わりそうです

地三鮮
地三鮮、蒸し鶏とキャベツの柚子胡椒和え献立。

本日のメインは、野菜だけの中華風炒めもの地三鮮。 じゃ

中年の睡眠を助ける、4つのアイテム。

月が出た出た月が出た。ア、ヨイヨイ。ベランダにグラスを持ち出

にじますのちゃんちゃん焼き
大事なのは中身。でも、見た目も勝負したい。

にじますを入手したので、前回とは違う調理法で食べてみようと考

シンプル 瞑想
友人があちら側で人生を変えた話。

50手前の人間が「あちら側」などと表現すると、まるで三途の川

→もっと見る

PAGE TOP ↑