眉山ロープウェイと3色の徳島 高速バスで行く徳島の旅 その3
鳴門公園、一番札所・霊山寺を経て、徳島駅に到着しました。
神戸から高速バスで行く徳島の旅 その1 鳴門渦潮ワクワクタイム。
JR鳴門駅から一番札所・霊山寺へ。高速バスで行く徳島の旅 その2。
ここ徳島市が今回の徳島旅の最大の山場でございます。
眉山ロープウェイ、ナイターは半額に
今回は徳島駅近くで1泊します。よって、今夜は帰りの時間を気にせずゆっくり遊べるのですよ。
徳島駅から歩くとすぐに沖洲川を渡る橋。そしてその向こうに眉山が見えてきます。
徳島市のシンボル眉山 (阿波ナビ)
「眉の如雲居に見ゆる阿波の山かけてこぐ舟泊知らずも」万葉の歌人“船王”によって万葉集にも詠まれた眉山は、どの方向から見ても「眉」の形をしていることから、眉の山「眉山」(びざん)と呼ばれ、古く万葉の昔から今に至るまで、徳島市のシンボルとして親しまれ続けています。
私、あまり記憶にないのですが、眉山は徳島を舞台とした映画のタイトルになっていたのですね。
5年前の作品ではありますが、今もそこかしこでこの映画が推されておりました。なになに?入院した不仲の母親に会いに行ったら主治医がたかお?そんなうまい話あるかい、と菜々子を妬むおばさんたち。たかお…。
たかおはおいといて、眉山ロープウェイはぜひとも乗りたい。何しろ乗り物全般好きですからね。
そうそう乗り物、といえば徳島にはこんな楽しそうな乗り物も存在します。
奥祖谷観光周遊モノレール(大歩危・祖谷観光ナビ)
2人乗りのモノレールが約4分おきに発車し、乗車時間は約65分になります。全長4600m、高低差590m、最大傾斜度40度、最頂標高1380m、これらすべて世界一(観光用モノレールとして)
山道を淡々と進むモノレール。これ、かなり魅力的だったんだけど、乗り場までのアクセスが少々不便なことに加え、天気予報がイマイチだったので今回は断念。結局予報に反して天気は大丈夫だったんだけどね。
さてさて、話を戻して眉山ロープウェー乗り場がある阿波おどり会館に向かいましょう。
会館前に設置されたベンチの屋根が笠デザインになっていてなんともキュート。
乗車券を買い求めようとして初めて知ったのですが、このロープウェイ、17:30からはナイター料金ということでなんと半額の610円に!
眉山ロープウェイ山麓駅(阿波おどり会館)
半額になるのは一般料金のみですが、こりゃまた相当なディスカウントですね。今の時期、17:30の便で山頂へ行けば短時間で昼景、夕景、夜景が楽しめちゃうのでかなりお得。阿波おどり会館とのセットチケットなどもあったけれど、もちろんこのナイター料金に乗っかります。
眉山山頂から眺める3つの景色
ころんと小ぶりなロープウェイ。定員15名って書いてたけど、そりゃ多くないか…?今回は思い切り貸切、我々2人だけでした。
山頂まではおよそ6分。車内では眉山に関する解説アナウンスに続いて徳島在住シンガーソングライター、福富弥生さんの「ここにしかない徳島」なるテーマソングが流れます。これがなかなか旅情をそそる。ビバ郷土愛。
中腹にてすれ違う下山ロープウェイに子供が乗っていたので、もちろん全力で手を振りました。
眉山ロープウェイ山麓駅着。
まあ我々は日本三大夜景などと称される地域の出身なものですから、山上からの景色なんてものは見慣れておるのですよ。だから、こういうとこ来ても、ねえ。
とかなんとか偉そうに言ってた割には眉山から望む徳島市及び海の向こうに見える景色を貪るように見つめる2人。ここからだと水辺に囲まれた徳島独特の地形がくっきりわかって面白い。
東側を見渡せば、徳島市の街並みと吉野川、そして瀬戸の海。
西を向けば今まさに暮れ行く夕日に染まる空。
どんどん変わっていく空の色と、少しづつ灯り始める街の様子を交互にゆっくりと観察します。
休憩所のある建物側の景色は、なんとなく台湾の九份っぽいアングルだななんて思ったり。
やや雲が多かったけれど、ザ・マジックアワー。
夜景なんて、と言ってたくせに、結局はしっかりと日が落ちるまで眉山を満喫。
美しいね。なんだかんだでここで1時間ちょい過ごしたのでした。ロープウェイは往路共に15分おきに出ているので、次の動きが取りやすくてよいですね。
ところで下山の際車内が完全なる無音だったので、帰りは徳島の曲流れないんだねー、なんて話してたんですが。今調べてみると復路では本来エバラ健太さんの「もんてこい」という曲が流れるらしいではないですか。
眉山ロープウェイのアナウンスがリニューアルしました!(徳島市)
景色を眺めながら車内に響き渡る故郷愛に耳をすます。往路でこの演出を結構いいなと思っていたので復路がちょっと残念でした。関係者さん見てますかー、無音でしたよー、諸々ご確認くださいませ。
さて、下山後はお楽しみの夕食と徳島の酒。
いやー、よかった。今回は泊まりにして正解だったわ。旅の食については最後に改めてまとめます。
魚に鶏に麺に芋 徳島で食べたもの 高速バスで行く徳島の旅 その5
美味しいものをたくさんいただいてすっかりいい気分でホテルへと向かう帰り道、川沿いでスポットライトに照らされた踊り子を発見。
明日の戦いに向けて、士気を高める我ら。えらいやっちゃえらいやっちゃヨイヨイヨイヨイ。
そう、明日の朝こそがこの旅の最大のハイライトとなるのです。一泊二日の旅行記をやたらと引っ張って恐縮ですが、続く。
阿波おどり会館でダンサーとしての矜持を見せる。高速バスで行く徳島の旅 その4
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