40代、50代の望まない転職・再就職事情。

公開日: : 最終更新日:2018/08/24 これからの働きかた, 生き方と考え方

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友人がこの度転職することになりました。

私より少し年上なのでまもなく50代にさしかかる年齢での転職。いや、この場合転職というよりも再就職というべきか。

一般的に40代、50代での転職は厳しいようですが、就職活動に妥協したくない考えを持ち理想的な条件にて内定を得た友人。

さすがだなあと感心しました。

40代、50代の転職、再就職

20代、30代の転職はよりよい環境の職場を求めてとかキャリアや収入アップのためといったケースも多そうですが、40代、50代となると事情は少々違ってくるのではないでしょうか。キャリアアップやヘッドハンティングでさらに上を目指しての挑戦をする人もいる一方、自分の意思とは関係なく転職を余儀なくされる場合や出産・子育てを終えての再就職、といったケースも多いかもしれません。

この友人も自ら望んで転職したパターンではなかったとのこと。人様のことなのでここで詳細は書きませんが、会社都合によって職を失った末の転職活動でした。

が、彼女の転職活動が面白いのは前職を辞めてからしばらくフリーランスで活動したこと。

元々起業に興味を持っていたこともあり、失業したのもいいきっかけだと判断し退社前から営業活動を開始。それまでのキャリアと人脈を駆使して退職時には仕事をいくつか受注することに成功、個人で複数の案件を請け負っていました。たくましいじゃないか。

関連 副業、複業、週末起業。自分で仕事を作る方法。

これまでずっと会社員として働いてきたので実務の他に慣れない営業や経理なども自らこなす生活は多忙を極めたものの仕事自体は順調だった友人。このままフリーでいくか、いっそ会社を興すかと考えている時に興味のある事業を展開している新進企業の求人を転職エージェントから紹介してもらい、早速アプローチしたところ理想のポジションにて再就職することになったそうです。

再就職にあたっては現在進行中の案件との調整などなかなか大変なようですが、転職活動と並行してフリーランスで活動をした経験を通じてに今後どのような働き方をするか、したいかがより明確になったとのこと。

フリーランスを経て再び就職、と聞けばやっぱり独立して仕事をするのは大変だったのか、と思われるかもしれませんが、結果オーライじゃないでしょうか。別にフリーで働くことや起業、独立こそが職業人のゴールってわけでもないんだし。

逆境をプラスに変える考え方

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さて友人が転職市場では圧倒的に不利だと思われる年齢にも関わらずあっさりと内定を勝ち取ったのはこれまでのキャリアはもちろん、本人の自己PR能力の高さによるところも大きいでしょう。

彼女もそうですが、私の周りにはデザイナーとかライターとかエディターとかスタイリストなどクリエイティブ系の仕事をしている人が多く、さらには営業力が高い。というか、営業力が高いからこそフリーで成功しているのか。

関連 シンプルに生きるためのポータブルスキル。

逆にフリーでしばらくやってみたけど営業とか新規開拓とか見積り出すとか金勘定周りの業務が超絶苦手でやっぱり制作のみに没頭したいわーと再就職を選ぶパターンも多く見てきました。

これはどっちがいい悪いの話ではなく向き不向きというか特性の問題。

そりゃ営業力はあるに越したことはないけれど、いくら押しが強くてもメイン業務ががイマイチだったらお話にならないのでクリエイターとしての手腕と仕事を取ってくる営業力の両方を持ち合わせている人はなかなか稀有な存在であると思うのです。よって彼女の場合はこのままフリーで続けてもよかった気もしますが、今回はそもそも

「フリーランスで仕事を継続して収入を得ながら再就職を狙う」

というスタンスにてスタートしたこと。年齢を考えると再就職先がすぐには見つからず転職活動が長期化するかもしれない、その間キャリアや収入を途絶えさせるのは危険だと踏んでフリーで活動、結果条件面で妥協せず転職できたのはすごいなあと感心します。50歳目前での転身は自身で望んだものではなかったにせよ、逆境ををチャンスに変えるそのパワーやよし。フリー仲間が減ったのは少々寂しい気もするのですが、

「今回は勉強になったし、今度何かあっても食べていける自信もついた」

という言葉になんだかホッとしつつ、柔軟さって大切だなあと改めて感じた次第です。

いろいろな働き方が選べる奇怪な世界

40代、50代になってから職を失うのは若い頃とは違うキツさが確かにある。

子供がまだ小さいのにどうしようとか、一人暮らしで誰も頼れる人もいないのに困ったわとか家庭持ちであれ独り身であれそれぞれの状況なりに厳しいのは当然です。でもとにかく生きることを最重要課題と考えれば方法は色々あるし、試せることも抜け出す策もゼロではない、はず。なんなら働くこと自体を改めて考え直す、なんて選択もありかもしれません。もちろん食べていかなくては生きられないので先立つ物が必要となるけれど。

関連 魂の退社 50代で会社を辞めるという決意。

すっかり大人になってからでもいろいろな働き方・生き方が選べるのっていいよね。こう、状況に応じて自由と従属を行ったり来たりできるというか。

リストラされて正社員じゃなくなってもまあそれはそれでどうにかとか、疲れたから1年くらい充電してまた社会に復帰しようかなとか、50歳過ぎたらロンドンの大学で舞台芸術学んでくるわとかそういう方向転換を普通に選択できれば生き方はより複雑怪奇になって40過ぎたら再就職が厳しい、なんてのも別に当たり前じゃなくなったりしないかな。

いや、そりゃあ加齢による知力体力の衰えとか家庭とか子育てとか一般的に起こりうるライフイベントと年齢は密に関係するものだから学校出て就職して経験積んでマネージャーになって退職金もらって隠居生活突入という職業人生は理想的かつ理にかなったルートではあると思う。思うんだけど、それができなければ即人生アウト今世終了ってわけでもないよなあと。それこそ、当たり前を疑え、という話。

関連 自分を疑え。

いい大学を出て大企業に入社できさえすればその後は一生安泰なんてこともそうそうないけれど、それでもうまくいけばあと数十年は生きられるかもしれない。ならば40代、50代になってもあらゆる変化に対応できる柔軟さと行動力は備えていたいし、その柔軟さが活かせる社会がいいなあと考えるのです。

なんて40過ぎてからいきなり面舵いっぱいした私が何のデータ分析もなく個人の妄想を垂れ流したところで説得力は一切ないけどね。とにかく新天地へ赴く友人の今後を楽しみにしています。

ミニマリストの持たない暮らし

例え確実かつ堅実な将来設計を描いて自分が真っ直ぐ歩んでもそうは問屋が卸さないとばかりに思いがけない事件が勃発するのもまたこの世の真理。将来どうなるかわからない不安と同じくらい将来どうなるかわからないお楽しみもある、ということで何卒。

 




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