生活感のない部屋を作る方法とその効果。
現在シェアハウスにてせっせと断捨離を進めているのはいつでも移動できる身軽な体制を整えたいからというのが一番の理由です。
が、単に持ち物の数を減らしたいだけなら現在進めているのとは違うもっと合理的な方法があるはず。
それを選ばないということは、自分の中には「モノを減らしたい」だけではない、何か別の基準もあるはずだといろいろ考えてみたところ、どうやら私は「生活感のない部屋」を望んでいるのだとわかりました。
そう、いくらモノが少なくても、生活感がある空間はイヤなのです。
置いているだけで生活感が滲み出るもの
さて、「生活感」といってもその解釈はいろいろ。
小さい子供のいる家庭なら子供のおもちゃや洋服などがある程度散乱しているような「生活感のある部屋」でも、それが幸せの象徴といった趣があっていいなあと思うのですが、40過ぎの女一人暮らしのリアルな生活感が滲み出る様は私にとってさほど魅力的な景色ではありません。
では、一体何が「生活感」を助長させてしまうのだろうかと考えてみました。
洗剤類のパッケージ
掃除、洗濯洗剤などのパッケージはかなり生活感溢れます。特にトイレ用洗剤や消臭剤の類はその効果を商品名で大胆に謳っているものも多いので、トイレにそのまま置くのはかなり憚られます。
ティッシュケース
これも商品パッケージのひとつになりますが、買ってきたまんま、あの紙パッケージのまま部屋に置くととたんに生活感が滲み出る気がします。最近では結構すっきりしたデザインのものも出ているようですが、ドラッグストアで普通に買えるようなものってそのまま使うのはやっぱりちょっとキツイ。
掃除・洗濯用品
フロアモップやぞうきん、ピンチの類はなかなかデザイン性の高いものが出ていますが、それでもやはり使用中のものは生活感満載。だけど部屋をキレイに保つためには絶対に必要なものだから手放せません。
調味料や食品のパッケージ
すっきりしたデザインのものが美味しいとは限らないのが難しいところ。いくらキレイに並べてもサイズや形がバラバラだとどうしてもキッチンが雑多な印象になってしまいます。
化粧品
メイク道具やスキンケア製品、オーラルケアグッズは全て洗面所に揃えていれば導線としてはOKなのですが、いかんせんごちゃごちゃしがち。見た目重視で化粧品を選ぶというのも何か本末転倒な気がします。
プラスチック製品
シンプルな生活の妨げになる100均グッズ。便利で安価なのでついつい利用してしまいがちなのですが、プラスチックかごや収納アイテムってかなり生活感が出る上にうまく使いこなせないこともしばしば。
参考 シンプルな暮らしを確実に遠ざける「2種類の邪魔モノ」とは。
生活感のない部屋というとホテルの部屋を思い浮かべますが、いくら素敵なインテリアのホテルでも、バスルームに手持ちの洗面道具を乱雑に広げたら途端に生活感が出てしまうもの。それだけ、これらのモノが醸し出す「生活感」は強烈なんでしょう。
インテリアに詳しくレイアウトのセンスがある人ならこの問題は上手にクリアできるのでしょうが、私は残念ながらホテルライクな素敵インテリアをささっと実現できるような優れたセンスはありません。よって、自分の理想の空間を作るとなると、これらの生活感が滲み出るモノを徹底的に排除、または隠す以外にないのだとわかりました。
狭いながらも生活感のない暮らし
幸か不幸か、現在はシェアハウス住まい故に掃除道具や洗剤を所持する必要もなく、雑多になりがちなキッチンもないので、収納スペースゼロの割にはかなり生活感のない暮らしを実現できています。
部屋に備え付けの家具類がシンプルでセンスがいいのもありがたいところ。
その他、調味料類は全てまとめて扉つきのカラーボックスに入れているし、洗面道具はかごにまとめて布をかぶせて洗面所の棚へ。また、スキンケアアイテムも2ヶ月前からぐっと少なくなりました。
ハンガーラックがむき出しなのでこれだけはどうすることもできないのですが、ほぼ好きな服だけで構成されているスペースなのであまり目に煩くはありません。
部屋に生活感がなくなると無意識のうちに余計な情報(パッケージに書かれた文字など)を目にすることがなくなるので、部屋にいるのが楽です。そして何よりモノが少ないこともあって「散らかる」ということがほぼないので、整理整頓にかける時間や手間が格段に減るのが嬉しい効果。その分、好きなことに使える時間が増えますからね。
この収納のない小さな部屋で生活感を出さずに暮らすことができれば、「いつでも移動できる身軽さ」プラス「どこでも理想の空間を自分で作ることができるスキル」の2つが手に入るのだということに。あら、これはなんだかお得。
そうとわかればこの部屋にいる間にさらに満足がいくまでスキルアップに努めたいと思います。
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