モノを持たない暮らしなんて味気ないと感じる理由 。
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やりたいことほしいもの, ミニマルライフ
先月限界点を大きく突破した箸を処分しました。
残された箸も似たような状態なのでそろそろ新しいものを買わなきゃね、と思っていた矢先にたまたまお箸専門店の前を通りかかって吸い込まれる。
当然のことながら専門店ともなれば箸にもいろいろありますな、などと感心しながら箸を吟味していて、今までこんなに箸選びに真剣になったことがあっただろうかと考えたのです。
モノが少ない暮らしは味気ない、その理由
箸に限らず、服やインテリア、食器や家電にいたるまで、身の回りのものを新たに入手する際、さほど深く検討せずに選んでいたのだなと痛感する今日この頃。
もちろんいちいちじっくり吟味していたら相当な手間がかかるしただでさえ優柔不断なのだから時間がいくらあっても足りなくなってしまう。他にもすべきこと、やりたいことは山のようにあるのだし、生活用品選びにだけ潤沢に時間を使えるわけでもありません。
それでも使い切ったものを手放す際に、はて当時の私はなぜこれを選んだのだろうかと首をひねりたくなることもしばしば。そしてなぜこれを、と思わない場合にはやはり相応のものを選べているのです。
モノを持たない、必要最低限のモノで暮らす、といったライフスタイルが注目され始めた頃、
「ただ合理的なだけの生活なんて味気ない、つまらない」
などと揶揄する声も多かったのは、ものを選ぶ時間や手間を全て「無駄」だと切り捨ててしまうことへの違和感でもあったのかしらと思ったり。人生にはパンだけでなくバラも必要、ってね。まあこの論争はそもそも何をバラと定義するかの前提に齟齬をきたしていたからこその誤解、ともいえるんだけど。
お気に入りを選ぶ、その手間も省けるか
モノがたくさん買える、多くを所有できることこそが豊かな暮らしの証。
そんなわかりやすい時代は過ぎ去って、何を豊かさとするかその基準は人それぞれになっている。それでも大切なのは「量」ではなく「質」であるのは間違いないでしょう。ただ、その質のよさは金額だけの問題でもないから難しい。
なんでもかんでも高いからよいもの、ブランドものだから優れている、と簡単はにいかないのが悩ましいところ。結局は自分の見る目とセンスを磨く以外に方法はないわけで。
服を少なくすれば毎朝何を着ようかと悩む時間が削減されてその分もっと大切なことに時間が使える。それは真実だけれど、その前段階として毎日着てもいいと思える1枚を悩み選ぶ作業さえも簡略化することはできないし、またすべきでもない。
理屈じゃなくて心惹かれる、フィーリングが呼び合う系の「なんとなく」は別として、何も考えずに適当にものを選ぶ行為は、自分にとって何が大切なポイントなのかを知るせっかくの機会を放棄しているようなもの、なのかもしれません。
散々物色した挙句、結局はこれまで使っていたものと見た目はそう変わらない箸を購入しました。惚れ惚れするような色合いの塗りの箸もたくさん並んでいたけれど、日々の晩酌定点観測を思い浮かべたらこれがいいような気がして。
しかし箸一膳選ぶのに時間をたっぷり取って悩むとはなんたる時間の無駄使い。そして贅沢な休日とも言えますね。
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