旅の荷物が少ないことのもうひとつの利点。
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ミニマルライフ
放浪癖があるのでぶらぶらあちこち旅するのが好きです。
が、旅の準備は面倒なので嫌いです。
旅行の荷物をかなり少なくすることに慣れてきたこの頃。以前よりは準備の手間は減りましたが、だからといって突然好きにはなれない。前よりはマシかな、程度です。
旅行の荷物を減らす目的は準備を簡単にしたいこと、重いモノを持つのが苦手なこと、何より身軽に移動したいことが理由です。
しかしよくよく考えてみれば荷物の少ない旅にはもうひとつ利点がありました。
旅行の準備と同じくらい面倒なこと
スーツケースに荷物を詰めて旅立ったしばらく後は当然ながら帰宅します。そう、旅を終えて自宅に戻った時に荷物を片付けるのがこれまた面倒なのです。
もともとずぼらなので旅行に限らず普段の外出や買い物でもその日のうちに片付けないでぐずぐずと荷物をそのままにしておくことが多かった私。やらなきゃいけないことを先延ばしにすればするほど面倒くささは増してくるけれど、結局最後は自分でやらなきゃならないわけで。
関連 片付けは後回し、先送り。未完了タスクの蓄積が明日の自分を苦しめる。
やるのは面倒だけど、放っておいて後々面倒になるのはもっと面倒。
よって、いつの頃からか帰宅したら部屋で一息つく前に必ず荷物を全部片付けるというルールを自分に定めて実行するようになりました。
スーツケースを開けてとりあえず洗濯物だけは分けとこう、とかじゃなくて、帰宅したらすぐさま荷物を解いて全てを元の位置に戻す。お土産物類も整理する。郵便受けもチェックして不要なチラシなどは処分する。
これらをやり終えてからようやくやれやれおつかれさん、と座ることにしているのです。
普通だったらお茶の一杯でも飲んで一休みしてからやっても全く問題ないんでしょうが、私のような動きの鈍い人間は一度座ったが最後、当日中は片付けのために2度と立ち上がることはないでしょう。恐るべしずぼら体質。
基本的に引っ越しも同じ考え方で荷物が到着したその日のうちに全ての荷物を片付ける派です。
が、今の住まいに引っ越してきた時は残念ながら片付きませんでした。
この時ばかりは途方に暮れた。いやあ、収納スペースってのはありがたいもんですね。
旅先で荷物が散らからない理由
「えらくコンパクトにまとまってるねえ」
今回旅先のホテルで私の荷物周りを見た友人がこう言いました。
カウンターで荷物を預ける時に私のスーツケースが異様に軽いことにも驚いていたのですが、ホテルでスーツケースを開いても中身を殆ど動かさずにいることに驚いていたようです。
なんて書くと几帳面アピールみたいですが、違います。
一旦散らかすと片付けるのが面倒&時間がかかるから広げられないだけなのです。
もちろんシワになる洋服などはハンガーにかけるなどはしますが、後はなるべくその時使うものだけスーツケースからこっそり取り出し、使い終えたらひっそりと戻すようにしています。
本来ならざっと広げちゃった方が何かと好都合だと思うのですが、後々片付けるのが面倒。さらには時間もかかってしまうので最終日に慌てたりぐずぐず準備したりする羽目になるのがイヤなのです。
なんだこれ。単に要領が悪いのか。
実際、友人は荷物を広げてても私なんかよりもささっと準備してたもんなあ。
まあいいや。向き不向き得手不得手があるのは仕方なし。不器用な私は荷物を簡略化することでどうにかこうにか社会生活を営めているのかもしれません。やれやれ。
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