70代ミニマリストの調味料。
今年の正月に人様の家の様子を勝手にブログにUPするという暴挙に出たのですが。
おかげさまで相変わらずすっきりとした状態で暮らしていることがこの夏も確認できて一安心。
いや、別にモノが多ければ多いで一向に構わないのですが、突然家が散らかりだしたら何かしらの変化が生じたと思ってまず間違いないであろう70代夫婦の暮らし。帰省の度に美しい状態がキープされているのを見るのは娘として嬉しい限りなのであります。
そして今回はふと調味料にも目が止まったのでした。
70代ミニマリスト主婦、最低限の調味料
どちらかといえば料理は嫌いな母。
嫌い、と言っても主婦歴はざっと50年越え。日々の献立を構築するのに困ることはさすがにないようで、今なお大食漢の父を満足させる食事を作り続けています。
もちろん帰省中は私もそのおこぼれに預かるわけですが、いやあ、人に作ってもらう食事ってありがたいものですね。普段はワンパターンで質素なつまみばかりなので他人(といっても家族ですが)の食卓は新鮮なのであります。
さて、母の毎日の料理を支えている調味料群をチェックしてみたところ
- 三温糖
- 塩
- 胡椒
- 酢
- 醤油
- 味噌
- 酒
- めんつゆ(そうめん用にて夏季限定)
- ポン酢
- ケチャップ
- マヨネーズ
- ウスターソース
- サラダ油
- オリーブオイル
- ごま油
など。その他はわさび、からし、七味、柚子胡椒などを必要に応じて、といった具合のようです。
あれ、なんか私とさほど変わりませんね。
関連 最低限の調味料8つ!これだけあれば料理初心者も十分自炊できる。
けれど母の作ってくれたものといえば
- 煮込みハンバーグ
- きんぴらごぼう(甘い)
- ポテトサラダ(甘い)
- かぼちゃの煮付け(甘い)
- 出し巻き卵
など、普段私が自分では作らないものばかり。使っている調味料はさほど変わらなくても料理には違いがでるものですね。いや、私もきんぴらやかぼちゃの煮付けは作るけれど、砂糖を使った甘いバージョンではないので妙に新鮮に感じる、というか。で、普段は甘いの苦手とか言ってる癖に人に作ってもらうとそれはそれでやたら美味しかったり。
母と私の大きな違いと言えばケチャップ、みりんの有無くらいでしょうか。母は基本甘味は砂糖でつける派、私は砂糖を使わないのでみりんを愛用。そしてケチャップを使う洋食系は作らない私とハンバーグやオムレツを頻繁に作る母。これくらいでしょうか。
毎日尋常じゃない量のそうめんを摂取する父のためにめんつゆは市販のものを利用するなど母も近頃はそれなりに手を抜いてはいるようですが、作り置きはせず毎日買い出しに行くため冷蔵庫はガラッガラ。私が買い置きもせず◯◯の素などの便利系調味料も使わないのは母譲りだったのかもね、なんて思ったり。
同じような調味料や素材を使っていても献立は異なる。まあ調理人が違えば出来上がる料理が違ってくるのは当然なのですが、なんだか改めて面白いなあと感じたのでした。料理のレパートリーを増やすためには調味料をあれこれ揃えるべし、なんて単純なものではないんだね、やっぱり。
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