肩書きが欲しい、自分ではない何者かになりたい。

公開日: : 最終更新日:2017/05/31 ミニマルライフ, 生き方と考え方

 

本来人間は簡単にカテゴライズされるべきものではありません。
カテゴライズ、というのもこれまた曖昧な言い方ですが、人を表すものとして明確なのは(生物学上の)女、男、赤ちゃん、子供、大人くらいじゃないでしょうか。

でもまあ社会で生きていく上では職業とか肩書きとか属するコミュニティとかそういうもので自分や他人を判断するのもある意味仕方のないことなのかもしれません。人間を肩書きやバックグラウンドだけで判断せず一人間として見るようにすべき、なんて優等生的なこと言ったって、わかりやすいラベルをはがした状態で一個人の人間性を見抜く能力を持っている人なんてそうそういないでしょう。

関連 成熟した「自我」シンプルを極める

正札を剥がす。

少し前に書いた記事なので今読み返したら自分でもイマイチ何を言いたいのかわかりませんが、まあそれでも自分をよくわかっていないもどかしさはよくわかります。



肩書きにだけに頼らず生きる

ところで朝起きたらLINEに大量の写真が届いていることが度々あります。

そういう場合の送り主は決まっているし、内容はほぼない、のが毎度のことではありますが、それでもなんというか一貫性があるというか、キャラ立ちしているというか、その人でしかこういう写真は送ってこないよなあ、と納得するわけで。

ちなみに昨夜2時頃送られてきたのはハムエッグの写真でした。文章はなし。送信元は件の兄さんであります。

関連 勝ち組兄さん家の電気料金はひと月約800円。

午前2時のハムエッグ。言葉にすればなんとなく詩的、状況を想像すればかなりシュールですが、まあそういうわけです。これでいいのだ、と思わせられるところもまたニクい、羨ましい。

兄さんはきちんとお仕事をされているのでわかりやすい「肩書き」もお持ちではあるのですが、それ以前の問題で兄さんは兄さんでしかないわな、と思ってしまう。それもこれも兄さん自身が自分を大きく見せようとか、どうにかして何者かになろうなんてしていないからなんでしょう。

何者かになりたい

「何者かになりたい」

これ、私と同業の友人女性とのかつての口癖でした。

フリーになった当初、会社員としての肩書きを手放した同じ立場の私たちはとにかく自分ではない何かになりたくてそのためにはどうすればいいのか夜な夜な呑みながら語り合ったものでした。

もちろんそれは強い向上心あるがゆえの悩みであって、悪いことだとは思えません。けれど、自分が本当は何がしたいか、何ができるのか、どうなりたいかは横に置いてとにかく自分をよく見せようとか世間的に高いとされる場所を目指そうなんていう方向に行ってしまうとおかしくなる。

関連 盛らない生き方。

なんだかよくわからない何者かになるよりも、自分の持っている個性と能力を最大限に生かせるルートを選択する方が自分だって幸せだし人の役にも立てるでしょう。
結局彼女も私も当時渇望したような「何者か」にはなっていないけれど、なんとなくいい感じにサバイブできている。私に至ってはわかりやすい立派な肩書きよりもなんかよくわからないけどいろいろやってる人、みたいな感じでいるのが楽しいなとすら思い始めている有様です。

もちろん肩書きがものをいう世の中ではあるし、経歴や学歴が有利に働く場面だって多いけれど、自分にないものを見つめてため息ばかりついていても仕方がない。あらかじめ準備された大舞台で主役になれなくても、どこか別の場所で自分で勝手に櫓を組んでピーヒャラ踊ることはできるもんね。

ミニマリストの持たない暮らし

なんてことを考えたのは自称高学歴タレントによる経歴詐称騒ぎのニュースを読んだからでした。それなりの能力はあっただろうに自分の活かしどころを履き違えて盛っちゃうとは勿体ない。見たことない人だし詳しいことはわからないけれど、なんかしんどい話だなあ。

と、またまた長くなりそうなのでこれくらいにして、今夜は詐称つながりってことでプライムビデオのクヒオ大佐でも観るとしますか。

 




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