己を知る方法 ネットやテレビの情報遮断は有効か?

公開日: : 最終更新日:2018/03/09 ミニマルライフ, 生き方と考え方

先日「勝ち組兄さん」の話を書きました。

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自分にとって本当に大切なことに一番時間を使う。

なんて言葉にすれば簡単に見えるし、いやいや誰だってそうじゃないの?なんて思ってしまいますが、これ、なかなか難しいことではないでしょうか。

大人になればやりたいことの他にやるべきこと、やらなければならないことも出てくるのは当然のこと。自分の好きなことだけを考えていればいいというものではないのである程度は仕方ない部分はあるにしても、原因はそれだけじゃないような。




自分のことをわかっているか

ここでも度々書いていますが、私は

「自分を知る」

ことにとても興味があります。

というのも、私を含め自分のことがよくわかっていないというか、本当にしたいことが何なのかがわかってない人って多いんじゃないかと思うから。
感性が似た人とか好みが合う人はたくさんいるけれど、誰一人として自分と同じ思考の持ち主はいないのだから、みんながいいといっている「らしい」ものを自分が得て満足できるかどうかなんて本当はわからないはずなのです。

でも、あまり深くは考えずに一般的によしとされているモノやライフスタイルを追い求めて苦しんでいる人はたくさんいる。

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「自分」とは365日24時間どころか一生涯を共にする間柄だというのに、イマイチその本質が掴みきれていないとはこれいかに。

自分を知る、わかる、などとやたらと書くとほんのりスピリチュアル方面の香りがしますが、別にそっち系には関心のない私でも自分の望みとか考えが自分で把握できない不思議さについては興味深く考えてしまうのです。

己を知るための情報遮断は有効か

さて、兄さんの記事にバジルさんからこんなコメントをいただきました。

自分の好きなことが見極められている人ってほんとうに素敵ですね。どうしたら自分が心から望んでいることがわかるのでしょうか。私も雑多な情報や広告に踊らされてる一人です。ちょっとテレビや雑誌、ネットサーフィンなんかは遮断したほうがいいのかな?

うーんわかる、わかりますよこの気持ち。
そう、大切なことに時間やリソースを注げないのは他のことで手一杯だからだけじゃなく、何が自分にとって大切なのかがいまいちはっきりしない、というケースも多いのではないでしょうか。

そして、はっきりしない原因は本来便利に使えるものであるはずの「情報」だったり。

情報収集が困難だった時代ならばあらゆる情報を得ること自体に価値がありましたが、現在は明らかに供給過多。誰もが欲しい情報に能動的かつ簡単にアクセスできるようになってしまったからさあ大変。知りたいことはもちろん、知りたくなかった、知っても意味がない情報までもどんどん収集してしまっている有様です。

こんな毎日を送っていたら、頭の中は雑音だらけ。どんどん気忙しくなって何が必要で何が不要なのかの判断が曖昧になってくるのも無理はないのかもしれません。

じゃあスパッと情報遮断してしまえばいいじゃないか、と言ってもそう単純なものではなく。

「己を知るために外の世界の無駄な雑音を遠ざけるのだ」

などと自分だけの世界に閉じこもってしまったらそれは単なる引きこもり状態。私自身、引きこもり傾向が強いのでよくわかるのですが、自分一人の頭のキャパなんてたかが知れてます。単に閉じこもっていたら世界がどんどん狭くなっていくだけ。それはそれで疲弊してしまう。

自分を知るためには情報に惑わされずに自分を見つめる必要があるけれど、じゃあ情報や他者の意見に触れる時間は全て無駄なのかといえばそうとも言い切れないのです。

そして無駄な時間から大切な何かが生まれることも多い。

無駄な時間の尊さ

先日知人と無駄に関する話をしていたのですが、

「無駄って無駄だけど無駄じゃないよね」

という結論に達しました。

また禅問答モードが発動していますが、要するに

「無駄という一見ネガティブな要素の中にこそ愛すべき出会いや素敵な偶然が隠れていたりもする」

という話。

例えば、時間の有効活用という点では私が仕事に関係ないブログを毎日書いている行為はとてつもなく「無駄」です。効率よく時間を使ってすべきことだけに注力しパフォーマンスを向上させるならば真っ先に削除するべき項目でしょう。ブログを止めたら確実に1日1時間程度は捻出できるもんね。

けれど、この無駄な時間は私にとっては明らかに無駄じゃなくて、書くことによって頭の中を整理したり、自分の考え方の癖を発見したり、人生について深く考えるきっかけになったりしている。

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そして色んな方からコメントやメールで意見をいただけたりもするのはまさに無駄に見える時間が生んだ「素敵な偶然」なのです。

けれど、無駄に見える時間を無駄と思わないのはブログを書く行為が私にとっては「やりたいこと」になっているから。そう考えるとやはり新しい出会いを信じて全ての情報や無駄を受け入れよ、なんて訳にはいかない気がしますね。

うーん。

いろんな情報に触れて自分が見えなくなるのは怖い、けれど情報を含めちょっとした無駄を遮断してしまうと新しい出会いを逃してしまう恐れがある。
一体どうすりゃいいんでしょうか。

たまには休日、の折衷案

では週に1回とか、毎日数時間とか時間を決めて情報遮断する折衷案はどうでしょうか。

ブラウジングもテレビも雑誌も新聞もSNSも人とのおしゃべりも一切止める!とはいかなくても、週に1日だけはこれらと触れ合わない日を作って静かに己と向き合う時間を作る、という方法ならそう難しくはなさそうです。

そういえば先日益子の陶器市へ行った時のこと。休憩してビールを呑んでいる時についでにメールチェックしようと思ったら見事圏外。まあ仕方ないね、とその日は珍しく日中殆どネットに繋がらない状態だったのですが、なんだか新鮮で清々しささえ覚えました。こんなに気持ちいい景色が目の前に広がっているのに、わざわざ小さな画面を覗き込む必要はないかな、なんて。

小さな旅に出たからだと思ってたけど、あの日感じた心地よさには情報遮断も関係していたのかもしれないなあ。

というわけで、なんだか頭の中が騒がしいなあ、情報を追うのにも、コミュニケーションにも疲れ気味だなあと感じるならば、定期的に情報断食したほうがいいのかもしれません。週に一回といえば休肝日みたいなもんですか。

関連 続ける、やめる。習慣を変えるための簡単な方法。

定期的にお休みを作るだけで、新鮮な気持ちで情報と向き合えるかもしれませんよ。

長々書いて散々考えて出てきた答えが「折衷案」なんて、自分の中途半端さを晒すようでアレですが、実際にはこれが一番現実的な方法なんじゃないかしら。極端なことを試して挫折するよりは、納得できて尚且つ効果が得られる方法を採用するほうがいいもんね。

もっとも、一番大切なのはたくさんの情報の中から自分に必要なものを選択する能力。己を知り、何が自分に必要で不要なのかがわかればモノと同じく情報すらも自ずと取捨選択できるようになっていくのでしょう。

モノを持たずに身軽に暮らす

なんだか卵が先か鶏が先か?みたいな話になってきましたが、自分がわかれば多くの情報に踊らされることなく必要なものを選択することができる、そして一見無駄に思える情報や時間の中にも自分にとって大事な何かを見つけることができる。その力を磨くためには時に情報を遮断して己と向き合う時間も必要、ってところでしょうか。

ややこしいわ。

なんだか混沌としてきたので今日のところはこの辺りで。
40過ぎて今更自分を知るとかふざけんな、とぶっ飛ばされそうですが、これから先も自分とのお付き合いは続くのでいい関係でいたいだけなんですよ。

 






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Comment

  1. バジル より:

    crispyさん、ありがとうございます!

    結論から言うと、折衷案に私も大賛成です。そして、自分でも週末に時々ノーテレビ、ノーインターネットデーを設けたりしています。気付くのは、自分にはけっこう時間があるということ。その間、片付けや掃除、読書なんかをしていますが、これが結構楽しいし、気分がすっきりします。
    確かに、無駄な時間の中にこそ新しい人や事との出会いがありますね。社会で生きている以上、全てを遮断することは無理だし、引きこもってはただの世捨て人になってしままう…。
    一番大切なのは、五感を磨いて、その事に自分が満足しているかを知ることではないかと思います。(見極めるにはどれだけ時間がかかるやら。)

    余談ですが、先日美容院で見かけた雑誌で、欲しいものは手に入れる、ガツガツ貪欲に働く女性は素晴らしいという内容の特集が組んであって、ミニマリストの女性のイラストに思い切りXが書かれてあったのを見かけて、愕然としました。きっとメディアはブームに乗って、断捨離も特集してた時期があったはずです。が、それ以上に、自分のよしとするものの考えかたもグラついていることに衝撃を受けました。なんと自分の脆いことよ…。

    長くなりましたが、日々己を知るためにいろいろ挑戦してみて、探しながら生活していくという生き方でいいのではないかと思いました。同じような事項に興味があって、そういう考え方もあるのか、と気づかせてくれるcrispyさんのブログに出会えた事、感謝しています。

    • crispy-life より:

      バジルさん

      こんにちは。

      こちらこそ、いろいろ考えるきっかけをいただきありがとうございました。

      >ミニマリストの女性のイラストに思い切りXが書かれてあったのを見かけて、

      あらら〜。
      まあ雑誌はねえ、毎号毎号違った切り口で特集組まなきゃいけないわけですから、専門誌でもない限り先月よしとしたものを今月は落とす、なんてよくあることです。作っている人も整合性のなさに疑問を持ちつつやらざるを得ない状況があるでしょうし、あくまでエンタメ的読み物として楽しめばいいと思いますよ。ちなみにガツガツも持たないも、私はどっちも賛成ですが、紙面づくりとしては「どっちもOK」じゃあ面白くないでしょうからね。

      先日書いたストレスに関する記事でも「自分がわかる」についてちょこっと触れていますのでよろしければ是非。

      今後ともどうぞ宜しくお願いします。

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