イカゲソ兄弟とおじさんと私。
ある週末の夕刻、近所の居酒屋のカウンターで飲んでいると、すぐ後ろのテーブル席にファミリーの姿がありました。
若いお父さんと、お母さんと、小学1~2年生くらいの男の子2人の4人家族。
大人はもちろんビールをぐいぐい行っていて、子供らはつまみをワシワシ食べている。
つまみを、というか、主にイカゲソを食べている。
イカゲソ兄弟とおじさんと私
私がちびちびとビールを1杯飲んでいる間にも、男子らは競うようにイカゲソをお代わりし続けていました。
せっかくの外食なんだからいろいろ食べて楽しみましょうなどという無駄な色気は一切見せず、ただただ好きなものを食べ続けるその子供らしさと、自由にオーダーさせているご両親の大らかさが、よい。
店員さんの対応から察するに、どうやらイカゲソ一家は常連らしく、これが本日7回目のゲソオーダーであることがご両親に告げられると店内は少しばかり盛り上がり、別のテーブルの団体客から
「じゃあおじさんも僕の大好物のイカゲソ、もらっちゃおうかな」
という乗っかりオーダーが入る。
イカゲソ。まあ、私も好きだけど、そう大量には食べないよねえ。でも、あんなに連打されると、おじさんたちみたいにちょっと食べてみようかなって気にはなるよねえ。
子供がいる酒場
居酒屋に子供を連れてくるなど教育上云々とか、大人の社交場に子供がいるなんてかんぬんとか、こういうシチュエーションを語るのはセンシティブな行為となりつつあるこの頃。だけれど、大人は大人らしく、子供は子供らしくその場に馴染んでいるならば、さして眉をしかめるような問題ではない。と、個人的には考えるのであります。
大人が静かに杯を傾ける渋い店ならいざ知らず、お気楽な居酒屋で早い時間からもりもりご飯、じゃなくてゲソを食べている男児らの姿はたくましく、やたらと微笑ましい。
ほほぅ、イカゲソね。なんてニヤニヤしてしまうのは、私自身が幼少の頃からこの手の店に出入りしていたからかもしれません。そして、何も酒場に出入りすることに限らず、子供の頃から親や先生以外の大人に慣れておくことにメリットはある。
イカゲソではなくおでんをアテにチャチャッと3杯空けた帰り際。まだまだ食べたりなさそうな男子らにイカゲソのお味について質問してみたら、唐突すぎたからかちょっともじもじさせてしまった。ありゃ、調子に乗りすぎたかな。ごめんね、のびのびと大きくなるんだよ。
関連記事
-
-
家飲み献立 10/15 塩手羽大根と日本酒。
いやー、困った。これは困ったことになりましたよ。 現在の住まいは天井が高く窓も大きいので、
-
-
だし巻き卵、なすとししとうの焼き浸しで晩酌。
だし巻き飲み、ちょっと久しぶりでしょうか。 出汁のしっかりきいた卵焼きに辛口純米酒、と
-
-
自由きままに生きることの不自由さ。
By: Lauren McKinnon[/caption] 自由とは、辞書によれば 「他からの
-
-
敗北を喫したはとバスツアー参戦記。日本散歩・千葉県
最近なぜか立て続けにヨロレイヒーに誘われまして。 ヨロレイヒー。私の周りでは、結構この言い回し
-
-
家飲み献立 11/12 大根と手羽中の煮物、トマトのしょうが蒸しなど。
今日は寒かったですね。 昼から晴れるという予報だったので信じていましたが、結局さほど気
-
-
富山の酒 満寿泉 純米で晩酌 砂肝ポン酢、三つ葉と半干し大根のサラダ。
ここのところ東を攻めていたのですが。 関連 勝手に日本酒全国ツアー 関東勢で残る
-
-
ストレスを力に変える教科書 その思い込みは何のため?
By: Jacob Bøtter[/caption] 先日買い物とストレスの関係について触れ
-
-
チェンマイの寺でお坊さんに教わったシンプルな瞑想法。
今回チェンマイまで足を伸ばしたのはとあるお寺で瞑想を体験するためでした。 参考 タイ
-
-
白鶴酒造資料館 最後は立ち呑みで〆。灘の酒蔵巡り その4.
しつこく書いている灘の酒蔵巡り、ようやく最終回です。 参考 灘の酒蔵巡り 2015
- PREV
- 豚バラとキャベツの味噌炒め、にんじんとねぎのサラダ献立。
- NEXT
- わかめ卵炒め、大根サラダ献立。







