今では全く共感できないSATC。

公開日: : 最終更新日:2018/07/04 生き方と考え方, 音楽、映画、芸術、世界

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懐かしのドラマ「SEX and the CITY」がプライムに来ていたので思わず全話見直してしまいました。

いきなり「懐かしの」ってつけちゃったけど、シーズン1の放送開始が1998年ってことは20年前!これはもう立派な懐かしドラマと呼べますね。

すっかり大人になってから見ていたドラマが20年ものとは、軽く眩暈を覚えます。だってアレクサンドルペトロフスキー、いや、バリシニコフが現在70歳ですってよ奥さん。クラクラ。いや、クラクラするのはバリシニコフのせいじゃなくて、6シーズンプラス映画2作も見た疲れの眩暈なのか。

連続ドラマってのは映画とはまた別の妙な中毒性みたいなものがあって、クセになるから怖い。そういやこれ、放送時にちょっと気になってたんだよなあというドラマをプライムで見つけてしまったが最後、次々見ちゃう。海外ドラマのみならず「重版出来!」とか「空飛ぶ広報室」とかまで見ちゃったもんね。で、またHBOに戻って「Silicon Valley」にも手出しちゃったもんね。周回遅れ甚だしいね。

今では全く共感できないSATC

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年代的にどストライクということもあって、当時周りの友人の多くがSATCを観ていました。みんなミーハーだねえ。私もねえ。

ダウンタウンの街散策、橋から眺める女神の姿。

独身女性の奔放な恋愛事情を描いていると見せかけてその実女性の友情とキャリアの夢物語だったりするこのドラマ。当時東京に出てきたばかりで新しい人間関係の構築に試行錯誤していた私の心にするりと入り込んできたんだったなあ。と、ストーリーと共に当時の自分の生活も懐かしく思い出せるのです。

既に全話観てるのだから当然すべてのエピソードを把握している、と思ったらそうでもない。そして、友人の放った

「当時はすごいわかるわ〜と思ってたけど、今観たら全く共感できなかった」

という意見に頷いたのでした。

当時の私はシーズン6あたりで彼女らの生活が幾分落ち着いた地味なものになっていくのをどこか物足りなく感じたけれど、サマンサよりすっかり年上になってしまった今は、初期に見られる夜遊び三昧の慌ただしさが逆に疲れる。年齢以外に私生活での変化はあまりない私ですらそうなのだから、今ではお子さんも立派な小学生となった友人が感情移入できないのは当然のことでしょう。いや、当時も今もキャリーのあの不安定さに共感できる人は少ないか。ひとんちの壁に食べ物ぶちまけちゃダメ。

同じ作品でも、触れる時期によって感じ方が異なる。音楽でも、映画でも、本でも漫画でもドラマでも同じことですね。

方向性の違いによる別れ、最後まで思い続ける尊さについて。

自分の感想が変化するのが面白いことがわかっているから、一度観た作品は時間を空けてもう一度見直したいなと思うのだけれど、新作だって観たい。見たいこと、やりたいこと、全部できるのが理想的だがしかし、時間は有限なのであった。

退屈な毎日、暇つぶしをしている暇はあるか。

話をSATCに戻して。私の周りのごく狭い範囲で実施したアンケートによると、Mr.BIG推しの女性は皆無でした。エイダン、スティーブが人気2トップ。という酷くどうでもいい情報をお伝えしておきます。

 




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Comment

  1. いまっぷ より:

    5月からセブ在の50一歩手前お一人女子です。モアルボアル情報とても参考になりました。それ以来ちょくちょく拝見させてもらってます。勝手に親近感までもって共感してます。SATC もまさにドハマリしてましたwww。わたしはエイダン派です。これからもちょくちょく覗かせてもらいます。

    • crispy-life より:

      いまっぷさん

      コメントありがとうございます。

      おお、セブ在住でいらっしゃるのですね!同年代ですし、こちらこそ勝手に親近感です。

      そして我々世代にエイダンは圧倒的人気です。見た目、性格、職業などなど、いろいろとバランスがいいからでしょうか。ちなみに私は密かにハリー派だったりします。

      今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

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