新橋ときそばでひとり昼酒、蕎麦屋酒 東京散歩・港区
港区散歩の続きです。
東京タワー経由でわざわざ新橋を目指したのは他でもない昼から酒を呑むためでした。
新橋ときそばで昼酒
久しぶりに蕎麦屋酒でもやっちゃうか!と好きな蕎麦屋のひとつである新橋ときそばを訪れる。
いやいや、お久しぶりでございます。
開店すぐに入ったので一番乗りかな?と思ったら先客アリ。この手の店には珍しい外国人お一人様でした。
いや、わかりませんよ。もしかしたらここは普段から外国人観光客が多い店なのかもしれない。でも、近頃は手軽な駅そばとか立ち食い蕎麦チェーン店が外国人人気が高いと聞くし、複数人数で食事しているグループのほうが多いような気がしたのです。件の彼は片言の日本語を話していたのでもしかしたら留学生とかこちらで働いているとかなのかな、とかあれこれ想像したりして。
いずれにしてもどうやら蕎麦を食べるのは初めてのようでおすすめを下さい、と身振り手振りでオーダーされていました。
いやー、若いのになかなか店選びのセンスがあるじゃないか君ィ!と意味不明の上から目線で感心しつつこちらも蕎麦前をお願いします。
蕎麦屋酒は昼時に限る
しかし蕎麦屋酒は昼に限るよねえ。
せっかく昼酒するのなら、地下の店を選ぶのはよくない。こんな風に、ちょっとでも外の明るさがわかる環境で呑みたいのは私だけでしょうか。
いや、旨い蕎麦は夜食べたって地下だって旨いんですが、昼の明るいうちから普通に呑めるっていうのも蕎麦屋のいいところですから。とは言えここは東京新橋、オフィス街のど真ん中。平日はランチ客で溢れているだろうから週末にひょっこり顔を出すのが正解。週末の新橋って閉まっている店が多く、この辺りもかなりひっそりしているのが妙に落ち着きます。
辛口の純米酒をいつまでも呑み続けられそうないかの黒作り。こりゃ反則だ。でも蕎麦屋で酔うまで呑むのはなんだか粋じゃない、なんて妙なこだわりがあるもんであれこれ追加したい気持ちをぐっとこらえて蕎麦を注文。
ここはいか天汁とか茄子汁そばなんてつけそば系も魅力的なので毎度迷うのだけど、今回は基本に立ち返って細切りのざるで。
太打ちの田舎にもそそられるけれど基本細麺好きなのでやっぱり細打ち。
種物も好きだけど、やっぱりざるののど越しは格別。
ひとりの蕎麦屋酒ならこんな風に軽めのアテでちょこっとだけ呑んでさっと蕎麦手繰って出る、というのがいい。誰かと一緒だとまた過ごし方も変わってくるんだけど、これはこれで大切なひととき。
おい、すまないが手ェ出してくれねえか、細けェのしかなくて落としちゃいけねえ。ひいふうみいよういつむうななや、おっと親父、今何時だい?ってね。いやいや、あたしゃごまかしたりなんてしませんよ。
店を出た瞬間に蕎麦湯で暖まった体をひゅんと吹き抜ける冷たい風もまた一興。これを書きながら久しぶりに「時そば」を聞いたら、また蕎麦が食べたくなってきた。
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新橋 ときそば
港区新橋5-33-3
03-3436-7959
[月~金]11:30~14:00/17:30~21:30
[土]11:30~14:00
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