ネイルを1本だけ残すなら。
日常的にネイルをしなくなって随分と経ちます。
一番ハマっていたのは10年くらい前。
サロンにも行くことはありましたが、自分でデザインを考えて塗るのが好きだったので一時はかなりの本数が揃っていたし、ケア用品やらストーンやらちょこまか買っていました。
仕事が終わって遊びに行かずに早めに帰った夜に部屋で爪の手入れに没頭するのが趣味になっていたような。
爪がかなり頑丈&伸びるのが異様に早く、自爪に思う存分アートを施せる土壌があったのもネイルに凝った原因だと思われます。
ネイルサロンの平均利用金額
ふと気になって女性の(最近はサロンに通う男性も珍しくないようですが)ネイルにかける時間や費用について調べてみました。
参考 ジェルネイルの平均金額「5,718円」ーリクルートライフスタイル ビューティ総研調べ(リクナビウーマン)
ネイルサロン1回あたりの利用金額を尋ねると、女性の平均利用金額は5,612円で、2年連続で増加している。年代別では、20~34歳のF1層や35歳~49歳のF2層に比べ、50歳~64歳のF3層の平均利用金額が低かった。
2014年のデータですが。
F3層のサロン利用金額が低いのは年齢とともにネイルケアへの関心が失われる…からではなく、60代前後の方にとってネイルサロン自体が馴染み深いものではないからでしょう。昔は普通のOLさんが気軽に通えるネイルサロンなんてなかったもの。今は月額いくらで通い放題とか、つけまつげつけ放題(!)とか、いろんなサロンがあるので私たち世代よりも若い人のほうがカジュアルに通い慣れていますよね。
と、話が逸れましたが、ネイルが「女性のたしなみ」として市民権を得てから随分と経ちます。
常に週に2回は異なるデザインのネイルに仕上げていた私ですが、最近はめっきりネイルと疎遠になりました。前回塗ったのはいつだったかもう思い出せないくらいに。
たまのイベントや気分転換でサロンを利用すること今後もあるかもしれませんが、常に指先が美しい状態にはおそらくもう戻らないような気がします。
と思ったので、当然ネイル用品もごっそり処分しました。
考えた末に1本だけ、とはいきませんでしたが残したのは赤とゴールドの2本。処分してから1年が経過しますが、これで何の問題もありませんでした。
ネイルをしないのは、見た目にかまわなくなったから?
40過ぎてすっかりネイルアートに興味がなくなった、などというとまるで見た目に構わなくなった、年齢にかまけて努力をしなくなった、と思われるかもしれません。確かに、若い頃に比べれば「人目を気にしたおしゃれ」とは縁遠くなりましたが、どこに力を入れるか、何を重要視するかは年齢や環境、気分や趣味趣向が変わるにつれ常に変動していくものなのでしょう。
一度よい、と思った習慣をいつまでも頑なに守り続けることだけが「努力」じゃないもんね。いつだって妙なこだわりにとらわれず、柔軟に変化していくのもまた成長、ということで。
さて、それでも私がペディキュアは欠かさないのはなんといっても「楽」だから。
足の爪って、目からの距離があるからか、手指ほど粗が気にならないじゃないですか。ちょっとはみ出たり少々剥がれてきてもそんなに目立たないというか。
なんともズボラでトホホな理由ですが、これが過剰な装飾を好まない今の自分にあったネイルの楽しみ方、なのでしょう。
たくさん持っていたネイルの中でも特に気に入っていた赤とゴールドの2色を足のために残したのは大正解でした。この夏も活躍してくれています。
手の爪は何にもお構い無しの状態が続いていますが、足の爪には常にいずれかの色が乗っています。特に今の時期はサンダルを履くし、色があるほうが自分の気分がよいので。
単に「気に入っていた」というのもありますが、この2色を選んだのは何か理由があるんですかね。色ってそのイメージから受ける印象とか心理的な何かが反映される、とかありそうだし。だとしたら赤とゴールドってとんでもなくおめでたいですね。これは万年夏祭り状態の頭の中を表しているのでしょうか。本当にありがとうございます。
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