5年以上前に買った服がよれよれになっていない理由。

公開日: : 最終更新日:2015/09/23 ファッション

cakesでパーソナルスタイリストの大山旬さんという方の連載が始まっていました。

参考 必要なのはセンスではなく「技術」です(cakes)
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このタイトル、既読感があるなあなんだっけ?と考えてみたら、アレだ。某男性ファッション誌のキャッチだ。

さてこの連載、ベーシックアイテムで作る清潔感のある着こなしについて語られていくようですが、パーソナルスタイリストによるファッションに関する連載がcakes内のランキングで1位になっているのがちょっと意外。

ファッションで悩む人ってやはり多いのでしょうか。

5年以上前に買ったよれよれの服を着ている

さて、最近JACK HENRYのカットソーをよく着ています。

何の変哲もない長袖クルーネックなのですが、肌触りの気持ちよさと程よいストレッチによる腕まくりのしやすさ、ラインの美しさがお気に入り。

「お気に入り」とか言ってますが、これ、かれこれ8年くらい前に購入したもの。最初に黒を購入して気に入ったのですぐにカーキも買い足したので色違いで2枚所有しています。

大山氏の連載にイマイチな服装の例として

「5年以上前に買ったよれよれの服を着ている」

が挙げられていました。

氏のスタイリングではいくら気に入っていても、ベーシックなものであっても、時が経てばどうしても古さを感じてしまうので5年以上前に購入した服は手放しましょう、というルールがあるそう。

確かに一理あるなあとは思うものの、ものによっては10年着られるものもあるし、などと読み進めていて、あれ、このカットソーもだけど、そもそも私のお気に入りの服はなぜ5年経っても「よれよれ」にならないんだろうか?と考えました。

質がいいから、縫製がしっかりしているから。
確かにそれもあるかも知れませんが、もっと重要なことがありました。

着てないんだ。

お気に入りを活用できない理由

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気に入っているけど着ない服にはサイズが合わないとか好きなんだけど似合わないとか何かしら活用できない理由があるはず。使えないのなら気に入っていても思い切って処分しましょう― この意見、コーディネイトやワードローブの整え方のコツとしてよく出てきます。

が、件のカットソーは気に入っているしサイズも合うしベーシックなものだから似合う似合わない以前の問題だし、はて、なぜ着なかったのか。

情けないことに、カットソーすら「よそいき」に設定していたんですね。

参考 ファーベストのコーディネイトで考える「よそゆき」のこと。

すごくお気に入りの上質なカットソーを持っているのに着古すのが勿体無くて、似たようなカットソーを別にわざわざ購入して代替にする。わけわからん、と思うけれど考えればずっとそんなことをしてきたように思います。

お気に入りの服は大事にしまい込んで、そうでもない服ばかり活用する。

このカットソーは今でも着られるからいいけれど、そうやって大事に温存して結局旬を逃してしまったが故に手放してしまったものも多いのです。今思えば既に手放したchloeのサンダルも買った当時なら気合で履けてたのに温存し過ぎた。

なんなんでしょうね、これ。貧乏性なんですかね。

毎日よそゆきを着る勇気

毎日部屋でもパーティードレスや着物を着ましょう、というわけではないんです。せっかく持っているんだから、お気に入りの洋服を毎日着ればいいじゃない。

いい加減このもったいぶっていつまでも大事にする妙な癖を手放して、お気に入りの洋服の旬を逃さないようにしようと思います。しまい込むためじゃなくて、着て楽しむために買ったんだもんね。

ところで大山旬氏は本の表紙からしても男性専門のパーソナルスタイリストなのかな?と思ったのですが、そうではないみたい。イマイチな服装の例として「フリルがついているかわいらしい服が好き」というのも挙げておられるので、女性にも役立つヒントがあるかもしれませんね。

※追記 ↓この本チェックしてみました
参考 洋服が好きな人ほど妙なコーディネイトに陥ってしまう悲劇。

 




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