バーフバリ、伝説、凱旋、願いは叶う。
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最終更新日:2018/08/15
音楽、映画、芸術、世界
どうもこんにちは、マヒシュマティ王国の民です。
王と共に生きるよろこび…!
などとつぶやいてしまいたくなる程度にはアマレンドラの完璧さに震えました。
いまさらで恐縮ですが、バーフバリの話です。
バーフバリ2作を連打する
ずいぶんご無沙汰だったインド映画。前回見たのは大ヒット作「きっと、うまくいく」だったような。
インド歴代興行収入トップに躍り出たという「バーフバリ 伝説誕生」公開時から気になっており、それをすっ飛ばしても十分楽しめると言われた続編を劇場で観たいと思っていたのです。
しかし続編の「バーフバリ2 王の凱旋」、なんと3時間超えっていうじゃないですか。
3時間。ただでさえ長尺映画苦手だし、何より人知れず隠し持っている我がジャックナイフ(腰痛)が暴れ出す危険性がある。ここはおとなしくお家で鑑賞しましょう。じゃあせっかくだから2作連続で観ましょう、と判断したのでした。
1作目を観始めてたまらなくなり、思わずインドカレーを食べました。
いや、別にカレー食べるシーンなんて全然出てこないんだけども、インド=カレーというこのド単純さはどうにかならないもんでしょうか。でもカレーは美味しかったです。
いや、カレーはどうでもよくて、バーフバリ。
赤ん坊の時に巨大な滝つぼで村人に救われた青年シヴドゥは、運命に導かれるように滝の上へ辿りつき、暴君が支配する王国と戦う女戦士と出会う。彼女とともに戦いに身を投じたシヴドゥは、自分がこの国の王子バーフバリであることを知る。背景には、祖父の代から続く王位継承権の争いがあった。そして、勇者たちの壮絶な伝説が始まった─!
要約すると、バーフバリという気はやさしくて力持ちの王さまがとてもカッコイイでしょう、というストーリーです。以下、ネタバレは一切しません。
とにかくカッコイイ王を堪能する
インドの文化とか宗教観とか時代背景とか、深読みすればいろいろあるとは思うけど、そもそも史実云々ではない架空のおとぎ話。という認識でいいよね?これ。
とにかく、素晴らしい王さまを崇める。それだけで十分満足できます。
王子として、王として、そして息子として、夫として、父としての理想像を、鍛え上げられた逞しすぎる肉体を媒介にこれでもかと見せつけてくるバーフバリ。主役とその兄を演じる俳優は、役作りのためなんと20kg以上の筋肉増量大作戦ですってよ奥さん。筋肉にはそれほど関心を示さない私でも、戴冠式で行進する立ち居姿の美しさには惚れ惚れしてしまいました。
ここまで大きくならなくてもいいけど、やっぱりスタイルって大事だねえ。
圧倒的ヒーローにもほどがあるアマレンドラ・バーフバリ。インド国内における美男子設定がどのようなものかはわからないのだけど、日本人的には兄のバラーラデーヴァのほうがイケメン、だと思う。でも、バーフバリ強し。野生的なJrのマヘンドラよりも、エリート中のエリート、王になるべく生まれ育った父・アマレンドラがキングすぎてキングオブキング。
けれど、徹底的ヒールとして描かれるイケメン兄に対してシンパシーを感じなくもありません。あれほど完璧な弟と王位を争わなきゃならない立場なんて、そりゃもうストレス不可避、闇落ち必至でしょう。だからって悪どさにもほどがあるけども、何をやっても叶わないもどかしさ、長子陣はいろいろ思うところがあるかもしれません。
バーフバリ!バーフバリ!
と、ストーリーには一切触れずに掻い摘んでいるだけで何言ってんだかよくわからない感じになっておりますが、久しぶりに何にも考えずにただただスカッと爽快な映画を観た気がします。
ちなみに私、斬ったり撃ったり殴ったりする戦い系の映画がすごく苦手。よって血や首の飛び交う映画は観たくないのですが、バーフバリの画は全編ゴージャスながらいい意味で嘘っぽくて、いろいろ飛び散ってもさほど怖くなかったです。その点でもポイント高し。
で、観終わってから気付いたのだけど、レンタル版は時間短縮バージョンで2時間ちょいしかありませんでした。
もちろん短縮バージョンでもストーリーはちゃんと理解できるし、むしろ歌や踊りのシーンがカットされている分スピード感があってよい、などという意見もあるようだけど、やっぱり完全版を劇場で観たかったかな。しかし3時間。私の中に巣食う暴れはっちゃく(腰痛)を手懐けないことには叶わぬ願いではあります。
基本的に映画は一人で観たい派だけど、みんなで一緒にバーフバリ!バーフバリ!とか言いながら盛り上がりたい気もしなくはない。今度誰かの家にこっそり持ち込んで王を讃えてやろうかしら。
と、意外にハマったバーフバリ。結局レンタル期間中に両作とも2周づつ鑑賞してしまいました。
もちろん期待以上に面白かったからなのですが、実はそれぞれ別の理由によって2回づつ観たのです。長くなったのでその理由についてはまた後日。バーフバリー!
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