海外一人旅好きが、旅先に韓国・ソウルを選ばない理由。

公開日: : 旅人への道

韓国・ソウルに行ってきました。約4年ぶりとなる海外一人旅です。

海外一人旅へのうっとうしい想い。

アジア各国へちょいちょい出かけている私ですが、乗り継ぎで仁川空港を利用する以外の「韓国への旅」は、意外にも今回が初めてであります。

韓国は日本人旅行者に大人気。飛行機でたったの2時間という近さ、人気ゆえの情報量の多さ、そして近年の音楽や美容・食などのK-カルチャーブームなど、一人旅デビューにも最適とされる要素が数多く揃っています。

そんな韓国にこれまで訪れなかった理由がいくつかありまして。

韓国へ出かけない理由。

ひとつめの理由は、近すぎて海外旅行感があまりないこと。

特にソウルは大都会で、街並みが東京都そう大きく変わらない印象を持っていました。駅や街中での日本語表記も多く、観光客の多いエリアでは店員さんも日本語で対応してくれるらしい。ありがたい話だけれど、それはそれで、なんだか海外旅行に来た感覚が薄くて、やや面白みにかけるかも。なんて考えていたのです。

実際に行ってみても、その感想に変化はありません。でも、ハングルが一切読めない自分にとっては、この謎の記号が放つ異国感は、案外大きい。

看板やメニュー、スマホに届く緊急メールにいたるまで。文字の読めなさっぷりに、ああ、異国へ来たんだな。と、妙に納得したのです。

もうひとつの大きな理由は、食。

韓国料理は大好きです。でも、一人旅となると、話は別。以前韓国人の同僚(年下)に

「crispyは一人でよく飲みに行くけど、韓国には一人飲みの文化ってないんだよ。一人で酒飲んでる人見たら『ちょっと変な人』って思っちゃう」

と言われたことがありました。

日本同様、韓国は飲酒に寛容な国だけれど「みんなでワイワイ楽しく飲む」イメージが確かに強い。初めて大韓航空で仁川へ向かった時、韓国人グループ客が機内で盛大に酒盛りしていて、さすが酒豪の国!と感心(?)したっけ。加えて、鍋や鉄板を用いた料理が豊富で、ミニマムオーダーが2人前だったりする。さらに、1品の量も多いときている。

一人でも現地の食を酒と共に楽しみたいと考える私が、韓国へ足を踏み入れなかったのは当然のことと言えましょう。

ベトナム一人旅の食事 ニャチャンで貝やネムヌォンを満喫。

しかし近年、韓国の文化も徐々に変化してきていて、1人で食べ飲み可能な店も増えてはいるそうです。そりゃそうか。私が件の同僚と話したのなんて、もう10年も前のことなのだから。

海外だって、ふらっと気軽に出かけたい。

そして今回、ようやく旅先として選んだ韓国・ソウル。3泊4日と自分にしては短い滞在期間でしたが、思い切り満喫できました。何より、4年ぶりに海外へ出られたという事実が感慨深かった。

成田着いた途端、なんだか込み上げるものすらあったもの。出発ターミナル勘違いしてたから、悠長に込み上げてる場合じゃなかったんだけど。

例のアレの真っ最中だって、行こうと思えば行けたんですよね、海外。でも、旅行は好きだけど、面倒な手続きとか準備とかが大嫌いな私にとって、あの期間中に海外へ行くのは到底ムリでした。

特に現在は観光活性化支援策の一環で、通常は事前取得が必要なK-ETA(大韓民国電子旅行許可制)も不要。フラッと気軽に出かけられて、サクッと戻って来れて、最高でした。

このまま妙な世界が続いたら、2度と海外一人旅なんてできなくなるかもしれない。そんなことまで考えていたここ数年。

下手になる、もしくはしなくなる予感。

一人旅再会の舞台として選んだ、近くて遠い国・韓国。結果として一人旅への興味は薄れることなく、旅のカンのようなものも、すぐに取り戻すことができました。

もちろん荷物は、普段仕事用に使っているトートバッグ一つ。行き先が国内だって、海外だって、この身軽さがいいんだってば。

ということで、初めての韓国一人旅記録、しばらくお付き合いくださいませ。

大人一人暮らしのヒント




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