灘の酒蔵巡り その3. 菊正宗酒造記念館 やっぱり俺は~。

公開日: : 最終更新日:2018/07/18 旅人への道 , ,

kikumasa8

灘の酒蔵巡りの続きです。

参考 灘の酒蔵巡り 2015

やっぱり~俺は~って、結構広い年代が口ずさめる歌なのかもしれない。

などと思う私はようやく旨いものをみると辛口の酒が欲しくなる、その言葉の意味がわかり始めたお年頃です。ふふふ。



3蔵目 菊正宗酒造記念館

kikumasa7

浜福鶴を出て5分ほど住吉方面に歩いたところにある菊正宗。
THE・大手!という感じの立派な佇まいです。
入り口で記帳が必要だったのはここだけでした。

参考 菊正宗酒造記念館

館のテーマは、「酒造りの原点を知ること」。
酒造りの過程から用具類に至るまでの知識や現物とのふれあい、灘の酒を醸す技・水・米・風土、酒造りの情熱や伝統にまつわるこだわり、また日本酒をめぐる新しい楽しみ方や文化の姿・・・など現在・過去・未来を自在に駆けめぐる日本酒の世界を展開し、「知るは楽しみなり」をあますことなく感じ取れる空間です。

知るは楽しみなり、いやおっしゃるとおりです。

菊正宗のサイトは日本酒に合うおつまみレシピがかなり充実しているのですが、これはやはり辛口の食中酒へのこだわりによるものなのかしら。ずらりと並んだレシピの奇をてらわないラインナップも、妙に年季が入った写真も結構好みなのです。

さて、菊正宗は1659年創業。350年ってちょっと気が遠くなるような歴史です。エントランス左には明治から昭和にかけて使われていたという重厚な看板が。

kikumasa

右側には350年の沿革を記した年表が掲げられています。年表は震災で倒壊した記念館が再建を果たした1990年代までですが、既にそこから20年が経過。でも、350年の歴史の前には20年なんてあっという間なのかも。

kikumasa3

館内では重要有形民俗文化財に指定されている灘の酒造用具が展示されているのですが、これがまたなんというか面白い。

酒造り工程に沿った道具展示がされているのですが、その解説がいちいち詩的というか、独特。あー全部写真撮ればよかった。

しょっぱなから私の心を捉えたのはこの会所場。

kikumasa2

要はお茶を飲んだり食事を取ったりする休憩所のようなところなのですが展示物の開始位置にあり「これから男たちの厳しい冬が始まるのだ」みたいなことが書かれているのです。
櫻正宗の資料映像ですっかり「酒造りは厳しい仕事」と洗脳された私は会所場で食事をとる男性たちのイラストに「寒くて大変だけど、が、がんばってね」などと勝手にエールを送るのでした。感化されすぎ。

神戸人形との再会

kikumasa4

さて、資料室で思いがけず懐かしいおもちゃと再会。

神戸人形。
うわー、久しぶりに見た!

コミカルな動きのこのからくり人形。子供の頃、「神戸センター」という土産物店に並んでいたのをよく覚えています。
これは酒を呑むバージョンですが、スイカ割るのとかもあったんだよねえ。

調べてみると私が子供の頃に見ていた神戸人形はかなり後期の「復刻バージョン」で、その歴史はもっともっと古いものでした。

参考 幻の神戸人形(日本玩具博物館)

 「神戸人形」は、明治時代中頃に神戸で誕生したからくり人形です。台の上の人形が手を動かし、首をふり、大きな口をあけて西瓜を食べたり、酒を飲んだり…。その滑稽な動きと繊細な仕掛けは、神戸っ子だけでなく、神戸を訪れる外国人観光客の人気をさらいました。実際、明治から昭和初期にかけて作られた神戸人形は、アメリカやヨーロッパの各地に多く残されています。

最近全然見かけないなと思ったら、現在は神戸人形を作る職人がいないのですね…。

kikumasa5
最後は売店でちゃっかり試飲を頂きました。

キリッとした辛口。梅酒もいただきましたが、私はやっぱり日本酒党だな。
ごちそうさまでした。

酒蔵はどこも展示物、資料映像・画像、売店、というお決まりの作りなのですが、会社によって結構個性があって面白い。菊正宗はブランディングがしっかりなされているというか、妙に芝居がかった男臭さを醸し出す演出が楽しかったです。

菊正宗酒造記念館
神戸市東灘区魚崎西町1-9-1
TEL. 078-854-1029

しつこいですが、もう少しだけ続きます。




関連記事

taopei2016_30

台湾女一人旅 桃園空港から台北駅 寧夏夜市で晩ご飯。

本来は4月ごろを予定していた台湾の旅。 午前便がいいなあ、お、羽田発もあるのか、などと

記事を読む

ekiben

東京駅でも買える品川名物「貝づくし」はかなり危険な駅弁だった。

さて、またまた移動です。 行き先はまたまた関西方面です。 なんだかんだと言いながらも

記事を読む

kobefood1608_5

神戸で酒を呑むならば。

話が前後しますが今回の神戸滞在で食べたものなどを。 生まれ育った場所・神戸の飲食店にさ

記事を読む

chiayi_lunchbox_16

台湾一周 鉄道駅弁一人旅 その3. 嘉義駅 鐵路招牌里肌肉飯。

台湾旅行に興味はあったけれど台湾の地名にはとんと疎かった私。台北とか台中はもちろん知っていた

記事を読む

sportsshoes

身軽な旅行。靴は何足、何をどう選ぶのか。

旅の靴問題に関してひとつの答えが出ました。 関連 最小限の旅ファッション、問題はいつだ

記事を読む

takamatsu_31

ことでん1日フリーパスで琴平へ 高松日帰り弾丸旅行 その2

フェリーとバスを使った神戸から高松への日帰り旅行。 深夜便を利用したおかげで、JR高松

記事を読む

アンバサダーシアター シカゴ

BIRDLANDの予約方法 ニューヨークのミュージカルにジャズクラブ。

ニューヨークの旅で一番心に残った景色はブルックリン橋からの夕焼けでした。 ダウンタウン

記事を読む

spainfood26

バルに気軽なパエリアランチ バルセロナで食べたもの。

スペインの旅記録です。 関連 バルセロナ・マドリードの旅2015 今回はバルセロ

記事を読む

skirt2

旅の準備は嫌いだけど片付けは嫌いじゃない。

台湾一周駅弁の旅、レポート途中ではありますが本体は無事帰国いたしました。 旅に出る毎に思う

記事を読む

By: belgianchocolate

何を捨て、何を残すか。大切なのは数じゃない。

By: muha...[/caption] コンパクトカメラの修理にようやく着手した、と書き

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

edogawa46
趣味のアレでお金を稼ぐ大型連休。

好きこそ物の上手なれはまぎれもない真実ですね。 マラソン

新じゃがいもと新玉ねぎの蕗味噌チーズ焼き
新じゃがいもと新玉ねぎの蕗味噌チーズ焼き献立。

蕗味噌、これにて終了です。 にらの卵炒め、蕗味噌献立。

setagaya_22
買わない生活の清々しさとルールブック。

買い物好き、買い物上手な人は、買い物に時間をかけるのでしょうか

初心者 瞑想
何一つ変化していないのに揺れる不思議。

お釈迦様バースデイ月間だから、というわけではありませんが。先の

豚焼肉の三つ葉和え、紅芯大根の蕗味噌ドレッシングサラダ献立。
豚焼肉の三つ葉和え、紅芯大根の蕗味噌ドレッシングサラダ献立。

冷え性改善生活を続けているので、家飲みでのビールは控えめにして

→もっと見る

PAGE TOP ↑