セブ島の食と物価 2015。

By: Chris Potter
東京にいる時は毎晩自炊の私。野菜たっぷりの粗食で晩酌、が定番です。
参考 自炊で粗食で毎日晩酌
が、現在は居所を転々としている上、当然キッチンのない生活。よって外食or中食に頼らざるを得ないわけです。
何度も書いていますが、フィリピンの食生活は日本人にはキツイ。
もちろんバカンスで3~4日滞在するのであれば全く問題ないのですが、長期となると結構厳しいものがあります。特に私みたいなあっさりした野菜料理を好む人間には死活問題。
といいつつ暫く暮らしていたんですけどね。
当時は体のことを考えて多少割高でも野菜を食べられる和食店や韓国料理店に頻繁に通っていました。
しかし今回久しぶりに滞在してみて実感したのはありえない程に上昇した物価。インフレと円安のダブルパンチで以前滞在していた頃とは全く違うコスト感になっていました。
セブ島の物価 2015
物価の目安になりそうなものをざっと挙げてみました。
以下参考までに。
移動
- タクシー初乗り 約87円
- マクタン空港からセブ市内へタクシー移動(メーター使用)約810円
- ジプニー 約19円~
食品(スーパー、コンビニ)
- コーラ(350ml缶)62円
- ボトルウォーター (1Lpet) 約40円
- ビール(小瓶) 約94円
- マンゴー(1個) 約50円
外食
- コーヒー(カフェチェーン) 約260円
- コーヒー(マクドナルド) 約81円
- ビール(モールのレストラン)約135円
- ビール(日本料理など各国料理レストラン)約202円
- モールのレストランで飲食(フード1品) 約675円
- ローカルチェーン店で食事(肉料理とライスのセット)約260円
- 日本料理店or韓国料理店で食事(メイン+汁物などの定食類)約945円
お土産
- ココナッツオイル 約675円
- ドライマンゴー(袋入り) 約95円
- オタップ 約95円
- パパイヤ石鹸 約81円
※2015年4月現在 1PHP=2.7円で算出
こうやって並べてみると日本に比べればまだ多少の割安感はありますが、以前と同じモノの価格が短期間で激変するって、なんだかすごく不思議な感覚。現在フィリピンで1万円をペソに両替すると3,650PHP。私がいた頃は一万円が5,000PHP近かったわけですから、そりゃあ全然感覚が違ってくるわけです。
野菜がないなら果物を食べればいいじゃない
写真はある日のホテルの朝食。ハムとチーズのオムレツにトースト、ジュース、デザートに西瓜。ビュッフェ形式のリゾートホテルならまだしも、ビジネスホテルレベルではだいたいこんなもの。サラダなんてまずつきません。
少しづつ改善されてはいるのでしょうが、フィリピンの人は野菜をあまり食べません。
以前20代のフィリピン女性になんで野菜嫌いなの?と聞いたところ、答えは
「味がない」
というものでした。そして
「野菜なんて食べなくても、フルーツを食べればいいじゃない」
とも。
確かにフィリピンのスーパーや市場では美味しそうなバナナやマンゴー、パイナップル、パパイヤなどがずらりと並んでいますが、野菜はみるも無残に萎びた状態のものが多い。
フィリピンに移住した日本人に聞いたところ、日本では好んで野菜を食べていたお子さんがフィリピンで暮らすようになってから野菜を避けるようになったのだとか。調味料などに多少の違いはあったにしても、同じお母さんの料理。なのに急に食べなくなるということは、単純に野菜自体が美味しくないのでしょう。
セブ島の食で健康管理
さて、セブ島の名物料理といえばレチョン。Babuy(豚)やManok(鶏)がありますが、所謂「丸焼き」です。
肉にハーブを詰め込んで炭火で丸焼き。これで美味しくないわけがなく、少々味が濃いと感じることはあるものの、ビールのお供にはなかなかいけます。
あとはバーベキューを出す店も多いです。
が、店でこれらを食べようと思うと肉+ライス、以上!なんですよね…。
写真のPork BBQは申し訳程度のパプリカとたまねぎが挟まっているのでまだマシなくらい。
少しのレチョンやBBQにたっぷりの生野菜、なんてメニューだったら数日間続いても耐えられそうなのですが、野菜のひとかけらもなく肉とご飯だけ、というのがフィリピンスタイル。もちろんフレッシュなサラダや日本の鍋料理を出す店もありますが、べらぼうに高い割には美味しくないです。
延々と肉とご飯を食べ続けるわけにはいかないので、前出の彼女に習ってフルーツを多く食べるようにしています。あ、今回は既に毎日の習慣になっているアーモンドも持ってきましたよ。
あとは街の食堂で野菜料理をテイクアウトしています。
外国人観光客が立ち寄るようなレストランで野菜を食べると結構な金額になってしまいますが、食事時になると店頭にお惣菜をずらりと並べ始めるようなローカル食堂だと野菜料理も1品10PHP(約27円)程度。
ちなみになぜテイクアウトかというと、フィリピンの人は食事をしながらお酒を呑むという習慣があまりないようでローカル食堂にも基本お酒はおいていないのです。
日本で言うところのゴーヤチャンプルーやかぼちゃの煮物っぽいものなど野菜炒めや煮込みも並んでいるので、1人で食事を済ませる時にはこれらをちょこっと買い込んでビールと一緒に楽しむ、というスタイルが多いです。
いや、ケチってるわけじゃないんですけど、いまいち新鮮じゃない野菜にドレッシングがべたべたかかったサラダに1,000円も払うんだったらローカル食堂のおかあさんの味を楽しんだほうがいいなあと。
別にこれはフィリピンに限らず日本でも同じこと。
築地の寿司とか、大阪の串カツとか、観光客向けに巧妙にPRしている高いだけの店より、地元密着の小さな店のほうが美味しかったりするもんね。
と、食に関してはついつい文句が多くなってしまいますが、今回はセブ島の雑な食事を懐かしさと共に楽しんでもいます。
参考 リゾートから親子留学まで。フィリピン・セブ島情報 2015
参考 セブ島一人旅2016
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