きつね納豆、みつばときのこのおひたし献立。
ねえねえ、買って!これ買って!
頬が赤い愛くるしい女児(推定4歳)が母親のコートの袖口をむんずと掴み、おねだりをする微笑ましい光景。夕暮れ時の商店街、行き交う自転車、八百屋の軒先。女児が強く所望したのは、絹さやであった。
絹さや。
おそらく、彼女が欲したのは絹さやという野菜そのものではなく、「買って買ってプレイ」のほうなのだろうな。そう考えたのは、絹さやの次に女児が手にしたのがうどだったからです。絹さやはまだしも、うどはなかなかなあ。
きつね納豆、三つ葉ときのこのおひたしで晩酌
- もやしと豚肉の味噌汁
- 塩もみ大根
- 三つ葉ときのこのおひたし
- きつね納豆
もやしと豚肉の味噌汁
豚こま肉ともやしをごま油を引いた鍋で炒め、湯を注いで軽く煮て味噌を溶き入れた味噌汁。すりゴマとみじん切りのネギで仕上げます。
三つ葉ときのこのおひたし
さっと茹でた三つ葉とえのきを出汁しょうゆにしっかりひたして鰹節をのせたもの。
きつね納豆
みじん切りにしたネギをたっぷり入れて付属のタレで調味し混ぜた納豆を袋状に開いた油揚げに詰め、口を楊枝で止めてからフライパンで両面焼きます。
これに漬けもの代わりの大根塩もみを添えた晩酌献立。なんと地味な品揃え、気合いが入っていないにもほどがあるというものです。私こそ、絹さやでも買えばよかったかな。
本日の調理の山場はもちろん、油揚げに納豆を詰めるくだり。以前は厚手の京揚げを無理やり開くという無駄な手間をかけていましたが、最近はきつね納豆製作を見越して普通の薄揚げを常備しております。油揚げ一枚を焼くなら厚みがあったほうがよろこびが増すけれど、納豆詰めるならこっちのほうが断然簡単でいいですね。
いずれにせよ詰めるとなると一手間かかるし、口に入れてしまえば同じこと。焼いた油揚げに納豆ダバーっとかけちゃってもいいのではないかという考えが浮かばなくもないが、それはしない。やっぱり包んでこそ、包まれてこそのきつね納豆でしょう。しかし栃尾の油揚げとなると話は変わるか。あれなら切り込みを入れて納豆を忍ばせる手法もアリだろう。いや、それも一種の「包み」となるか。
ハァ。今日も寒いですね。
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