友人があちら側で人生を変えた話。

公開日: : 最終更新日:2021/09/20 生き方と考え方

シンプル 瞑想

50手前の人間が「あちら側」などと表現すると、まるで三途の川を渡ったかのようですが、違います。別ジャンルに行っていた、という意味です。

彼女は確か、私より1つか2つ上だったでしょうか。

その昔は毎日のように連絡をとっていて、しょっちゅう遊んだり、一緒に仕事をしたりもしたフリーランス仲間。私の海外逃亡&地下沈没により、最近はすっかり疎遠になっていました。

先日たまたま流れてきたSNSの投稿に懐かしさを感じ、近況を確認してあらびっくり。精神世界の住人になっているじゃありませんか。

同年代の友人が、あちら側に行っていた。

「精神世界」という表現が的確なのかはよくわかりませんが、なんていうんだろ。スピリチュアル?人間ではない生命体のようなものと繋がれたり、遠隔セッションで誰かを癒したりする系です。この世界にもきっと細かいジャンル分けがあって、すべて一括りにできるものではないとは思います。が、とにかく、そのあたりです。

どうやら数年前に方向転換する出来事、いわゆる「目覚め」的なものがあって以降、本業と並行して件の活動をスタートさせたとのこと。時を同じくして都心を離れ、地方移住も果たしていました。

元々そちら側への興味が強い人だったような記憶はあるけれど、まさか本格的に移行するとは思わなかった。というか「目覚め」とか本当にあるんだ!という驚き。情報としては聞いたことがあるけれど、リアル知人の体験談となると、また別の感覚がありますね。

40を過ぎた中年の一人暮らしなぞ、これといって大きな変化は起こるまい。ここ数年そう書き続けてきましたが、変化がないのは万人に当てはまる現象ではないのだなと改めて感じた次第であります。

なんの楽しみもない、中年の暮らし。

おばさんも、おじさんも、変わるときは、変わるのだ。

人生を変える出来事

彼女は大幅な方向転換を図った経緯について、SNSで事細かに発信していました。知り合いだからというのもあるけれど、純粋な記録としてなかなか興味深い内容で。

前世からのメッセージを受け取った、異次元の存在と対話できるようになった、宇宙からのお告げがあり、秒でパートナーを選んだなど、少し前に話題になっていた某元アナウンサー女性を彷彿とさせる記述は、正直ちょいちょい心配にはなるのですが、いうてももう50を過ぎた立派な大人。残り時間を目覚めた世界で生きたって、誰に迷惑がかかるわけじゃなし、全然いいんじゃないでしょうか。何より、幸せみたいだし。

そういや少し前に、方向性は異なれど大変貌している別の知人もいたんだった。

過去の肩書きに固執しない生き様。

また別の古い友人も、冒頭の彼女と同様の世界でえらく有名になっていたっけ。なんだろう、人間は結局最後は精神関係に行き着くのか。それとも今こういう状況だから、あちら側の門が開いているのか。

私には、扉どころか道すら見えないというのに。

多分私のように煩悩まみれで斜に構えた人間は、足を踏み入れられない世界なのでしょう。いや、そもそも苦手領域ではあるし、踏み入れたいんですかという問題ではあるけれど、いいなあ、いいよね。あとは緩やかに坂を下っていく人生後半戦になって、新たな基軸を発見するなんて。

内容はどうであれ、純粋に羨ましいのです。ほら私、ある日突然人生が(いい方向に)変わる出来事に、憧れを持ち続けてきたおバカさんなので。

モノを減らしても、残念ながら人生は変わりません。

「人生が変わる出来事」に憧れるって、よくよく考えたら白馬の王子様を待ち続ける系のタチ悪い受け身姿勢。いや、そんな考えだから、あちら側に呼ばれないのか?

友人らを羨んでみても、ある日を境に衝撃的な変化を遂げるようなドラマティック能力が自分に備わっているとは、思えない。この先もきっと、こうしてちまちま日々を重ねながら、ジリジリと方向性を定めていくことでしょう。

いつか振り返った時に、どこかにターニングポイントらしきものをみとめられるかもしれないし、結局方向は変わらないままなのかもしれない。変わっても、変わらなくても、多分どっちでもいいような気もし始めているのでした。

大人のたのしい、一人生活




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