自分の名前、好き?嫌い?
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最終更新日:2019/06/21
生き方と考え方
先日初対面の方に自己紹介したところ
「あら、素敵なお名前ですね」
とお褒めの言葉をいただました。嬉しい。
実は私、自分の名前が大好きです。自分の好きなところはどこですか?と質問されたら
「名前」
と即答する程に。
自分の名前、好き?嫌い?
自分の名前が好き、と言う人はどれくらいいるのだろうと調べてみるとこんなデータを発見。
参考 自分の名前、好きですか?(マイナビニュース)
Q.自分の名前は好きですか?
はい……689人(68.9%)
いいえ……311人(31.1%)
自分の名前が好き、という人が圧倒的多数。
昔はあんまり好きじゃなかったけどだんだん好きになったという人も多いようで、やはり長年付き合っていると親しみが湧いてくるのでしょうか。
私は物心ついた時から自分の名前に強い愛着を持っていたので親に何を感謝するかといえばまずはこの名前、そして風邪すら引かぬ健康体。子供の頃は裕福な友人の環境を羨ましく思ったりしたものですが、よくよく考えてみれば私も誰に恥じる事ない十分すぎるほどのギフトを両親からきちんと受け取っていたわけです。本当にありがとうございました。
と、名前に対する感謝は事あるごとに両親に伝えています。その度に両親は自慢気になぜこの名前をつけたのかというエピソードを語ってくれるので同じ話をもう何十回と聞いているのですが、この先もまだまだ聞く事になるでしょう。おそらく、私がまだまだありがとうを伝える予定なので。
そんなお気に入りの名前を持っているというのに、最近はめっきり使う機会が減ってきたなあと感じます。
使う、というのもおかしな表現ですが、何しろ一人暮らしで一人で仕事をしていて友人付き合いも狭いほうなので、名前を呼ばれる回数が極めて少ない。
なんだか少々勿体ないような気がしてきました。
だからと言って名前を一人称で使うような真似はできませんが。幼少の頃から一人称は一貫して「私」です。何かいい方法はないもんでしょうかね。
自分自身の好きなところを即答できるか
と、つらつらと名前について調べているとこんなものも発見。
参考 人生がなぜかうまく運び出す「名前」の秘密(日経ウーマン)
「名前は、自己肯定感やセルフイメージに繋がっている」と言えるんですね。
そうですか。いろいろな考え方があるんですね。
まあ名は体を表すというのはあながち的外れではないでしょうが、自分の名前が好き=自己肯定ってそう簡単には繋がらないような気も。
私自身は名前が好き、は胸を張って言えますが、他に好きなところは残念ながら未だになかなか挙げることができません。決して悪い人じゃないんですが、取り立てて特技も特徴もなく、面白エピソードもなく、コミュニケーション能力も極めて低く。と、ダメなところはすらすらと出てくるのにね。
などとわざわざ口にするのは鬱陶しいだけだとわかっているのであまり言葉にはしませんが、きっと態度に出ているのでしょう。その昔、先輩から
「あんたのその自分に自信のなさ過ぎるところが本当にイラつく」
とさえ言われたことがあります。見た目が意地悪そうだからか初対面ではものすごく自信たっぷりの人に見えるらしいのですが、ちょっと仲良くなるとたちまち本性がバレるという。しかし冷静に思い返すと結構凄いこと言われてるな。
好きになるための努力
まあそんなこんなで誰しもいろんな葛藤を抱えながら生きているわけですが、一応この人生では最後まで自分とお付き合いせざるを得ないというか、それ以外の選択肢はない。どうしても好きになれないから私たちお別れしましょう、ってわけにはいかないからね。
ならばなかなかいいところが見つけられないとしても、何かしら好きだと思えるポイントは欲しいところ。
例えそれが自分の努力で手に入れたわけではない名前だったとしても、好きだと思えるのは幸せなこと。しかも名前は容姿や性格と違って自分が変えようとしない限りは死ぬまで変わらない。変わらないものを気に入っていられるのはもしかしたらかなりラッキーなのかもしれません(前向き)。そして欲を言えば、生きているうちに自分の好きなところのあとひとつふたつは挙げれるようになりたい。
これはきっと努力の範疇なんでしょう。努力で全てが解決する訳ではないけれど、努力で見えることもある。いやはや、すっかり大人になったというのにまだまだやることはいっぱいあるなあ。のんびり暮らしているからやるべきことはさほどないけれど、やりたいことはたくさんあるみたい。
ところで名前といえばこのブログのタイトルもとても気に入っています。私の本名と同様に全く深い意味は込められていないけど、ノリだけで、とか、なんとなく、とか、そういう軽さは結構嫌いじゃありません。
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