家飲み献立 9/8 花に嵐のたとえもあるぞ、中秋の名月に。
すっかり秋を感じる1日でした。
今日は中秋の名月でしたか。
そうと知っていれば日本酒でも仕入れて酒肴を傍らに一献。
…といきたかったですが、すっかり忘れていました。
今夜の晩酌献立
- 塩豚ときのこのスープ
- バケット
- チーズ
- プロシュート
- アーモンド
- 白ワイン
オリーブオイルでニンニクと玉ねぎを炒めて香りがたったら3cm角にカットした塩豚を投入。油が回ったところでしめじを加えてお湯を注ぎ、ローリエを入れて20分ほど煮たら完成。仕上げに胡椒を少々。
青みがないのがちょっと寂しいけれど、塩豚の塩気と旨みだけでじんわり旨いスープになりました。ああ、秋だなあ。
あとはアリもののつまみ。中秋の名月らしからぬワインにあわせた晩酌でした。
トレーにのせている花は、先月友人からいただいたもの。最近のブーケって凄く長持ちするんですね。今我が家には豪華な花器はないのでコップに生けただけだけど、花を添えるだけで食卓が華やいでいいものですね。
さて、中秋の名月といえば、いつもこの詩を思い浮かべます。
今宵は仲秋名月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあわせ
よしの屋で独り酒をのむ春さん蛸のぶつ切りをくれえ
それも塩でくれえ
酒はあついのがよい
それから枝豆を一皿ああ 蛸のぶつ切りは臍みたいだ
われら先づ腰かけに坐りなほし
静かに酒をつぐ
枝豆から湯気が立つ今宵は仲秋名月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあわせ
よしの屋で独り酒をのむ
(逸題)
今はもう井伏が謳った新橋の「よしの屋」は存在しないけれど、
この詩を思い出す度に、折り目正しい居酒屋で日本酒が呑みたくなります。
来年の中秋の名月は9/27。もしも日本にいたら、この詩がぴったり来る月島の「岸田屋」にでも出かけたいな…と思ったら日曜日。うーん、定休日か。
ま、来年を待たずに行けばいいだけですよね。
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
(勧酒)
※追記 やっぱり忘れていました2015。来年こそは井伏的な名月をと誓う。
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