家飲み献立 9/8 花に嵐のたとえもあるぞ、中秋の名月に。

公開日: : 最終更新日:2015/09/27 シェアハウス, シェアハウスで料理, 家飯 , ,

moonlight

すっかり秋を感じる1日でした。

今日は中秋の名月でしたか。

そうと知っていれば日本酒でも仕入れて酒肴を傍らに一献。

…といきたかったですが、すっかり忘れていました。

 

今夜の晩酌献立

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  • 塩豚ときのこのスープ
  • バケット
  • チーズ
  • プロシュート
  • アーモンド
  • 白ワイン

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オリーブオイルでニンニクと玉ねぎを炒めて香りがたったら3cm角にカットした塩豚を投入。油が回ったところでしめじを加えてお湯を注ぎ、ローリエを入れて20分ほど煮たら完成。仕上げに胡椒を少々。
青みがないのがちょっと寂しいけれど、塩豚の塩気と旨みだけでじんわり旨いスープになりました。ああ、秋だなあ。

あとはアリもののつまみ。中秋の名月らしからぬワインにあわせた晩酌でした。

トレーにのせている花は、先月友人からいただいたもの。最近のブーケって凄く長持ちするんですね。今我が家には豪華な花器はないのでコップに生けただけだけど、花を添えるだけで食卓が華やいでいいものですね。

さて、中秋の名月といえば、いつもこの詩を思い浮かべます。

今宵は仲秋名月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあわせ
よしの屋で独り酒をのむ

春さん蛸のぶつ切りをくれえ
それも塩でくれえ
酒はあついのがよい
それから枝豆を一皿

ああ 蛸のぶつ切りは臍みたいだ
われら先づ腰かけに坐りなほし
静かに酒をつぐ
枝豆から湯気が立つ

今宵は仲秋名月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあわせ
よしの屋で独り酒をのむ
(逸題)

今はもう井伏が謳った新橋の「よしの屋」は存在しないけれど、
この詩を思い出す度に、折り目正しい居酒屋で日本酒が呑みたくなります。

来年の中秋の名月は9/27。もしも日本にいたら、この詩がぴったり来る月島の「岸田屋」にでも出かけたいな…と思ったら日曜日。うーん、定休日か。

kishidaya

ま、来年を待たずに行けばいいだけですよね。

コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
(勧酒)

※追記 やっぱり忘れていました2015。来年こそは井伏的な名月をと誓う。

 

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