ミニマリストの部屋着(夏編)

公開日: : 最終更新日:2019/06/12 ファッション, ミニマルライフ

bedroom

以前たまたま見たブログで

「私はパジャマを15着持っていますが、女性なら平均的な数だと思います。」

というような記述があってひっくり返りそうになりました。

それが整理整頓アドバイザー?みたいな肩書きの方のオフィシャルブログだったので2度びっくりだったのですが、考えてみれば片付けたいけどモノを減らしたくない人もいて、だからこそ物をたくさん持ちたい人向けの整理整頓テクニックというカテゴリがあるわけで。
いやはや、必要な物の数ってホントに人それぞれですね。

 

ミニマリスト、部屋着は何着必要か

さて、ミニマリスト道を歩む私、夏場の部屋着はたった1着だけ。シンプルなノースリーブのワンピース、これだけです。

夜シャワーを浴びたらワンピースに着替えてそのまま就寝。生活にはメリハリをつけたいので、基本的に起きたらすぐに着替えます。フリーランスゆえ外に出ずに仕事をすることも多い私。フォーマルな装いが特に必要じゃない普段の日はだいたいデニムとキャミソールというスタイルです。暑いからね。

※秋編を追記しました。
参考 ミニマリストの部屋着(秋編)

起きている時にこのワンピースを着る時間はシャワー後から就寝までとものすごく短いので、1着で十分事足ります。起きて着替えたら洗濯して干しておけば、夜には着れるんだし。

昔は絶対に人前には出られないような格好で部屋で寛ぐことも多かったですが、その

「よそ行きと家着をわける」

という意識がダサい格好と不要な部屋着ストックを生み出すのでは、と気付いてからというもの、寝る時以外は「人に会いたくない格好」で過ごすことはしなくなりました。

そのおかげで夏の部屋着はこのワンピース1着で事足りているわけです。

が、もちろんこれは夏のおはなし。

本格的にミニマリストを志してからまだ冬を経験していないので、寒くなったらどうするかは未定。
まあ寒い時期に日本にいるかどうかもわからないのですが、暫く寒い季節をすっとばしてしまったので、久しぶりに冬ファッションも楽しみたいなあという願望も少しあったりして。

※冬編も追記しました
参考 ミニマリストの部屋着(冬編)

ミニマリストの方のブログを拝見すると「洋服は機能的なアウトドアブランドで」という方がとても多いように感じます。が、それはストイックなミニマリストには圧倒的に男性が多いから。私は手持ちのアイテムが少なくてもファッションは楽しめると信じているので、少ないアイテムでもおしゃれができる方法を考え続けますよ。ふふふ。

 

おしゃれ=衣装もちではない

「おしゃれな人」というと、トレンドに敏感でたくさんのアイテムを持っている人、というイメージが強いですが、実はそんなことないんだなあと近頃は感じています。
必要なのは自分に似合うものとサイズ感を知ることと、1枚の洋服を何通りにも着回す想像力。人気雑誌のモデルと同じコーディネイトをしても、自分に似合わなければ全然「おしゃれ」じゃないもんね。

参考 服を買うなら捨てなさい スタイリストが提案する持たないスタイル。

私はもともと洋服が好きなので散在も失敗もしてきたしそれなりの経験値もあるつもりですが、逆にどうも昔から洋服の着こなしを考えるのが苦手で…という人もいるでしょう。
特に40代って20代、30代に好きだったアイテムを引き続き使っていいのかどうか、若作りすぎないか、なんていろいろ悩む難しい世代です。

前にも紹介しましたが、このシリーズはかなりおすすめ。

 

ファッショナブルなイメージのパリジェンヌと無駄を削ぎ落としたミニマリストってあまり接点ないような気がしますが、米澤よう子さんの本を読んでいると定番アイテムを長く大切に使ったり、たとえファストファッションであっても気の済むまでじっくり試着してから購入したり、フランス人って相当なシンプル主義なのかも、と思います。

パリかあ…20年近く行ってないなあ。
友達が住んでいるし、そのうち訪ねてみようかな。

※追記
パリつながりで「フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~」もおすすめ。

高級料理を食べて、たくさん買い物をして、あちこち旅行をしても、 心からの満足を感じられないあなたへ。
典型的なカリフォルニアガールだった著者は、 フランスの貴族の家にホームステイすることになる。
その家を取り仕切るマダム・シックから学んだのは、 毎日を“特別な日”のように生きること。
*間食はせず、食事を存分に楽しむ。 *上質なものを少しだけ持ち、大切に使う。 *日常の中に、ささやかな喜びを見つける。 情熱的に、お金をかけずに、生活を心から楽しむ方法が満載。

日本人はフランスにめっぽう弱い。
パリジェンヌのやることなすこと全部素敵に思えてしまうフィルタが予め搭載されているよね。と思っていたのだけど、カリフォルニアガールがパリの暮らしで感じることも私たちが思うパリの暮らしの素敵さとほぼ同じポイントなんですね。

「パリジェンヌ素敵フィルタ」が世界共通なのか、それともやっぱりパリ流ライフスタイルは一味違うのか。

いずれにしても、小さいクローゼットだけでも上質な生活は構築できる。
身の周りを必要最低限数のお気に入りアイテムだけで彩って、長く大切に使う生活をしたい、そんな風に感じ始めた人にはおすすめの1冊です。

 




関連記事

カリッとした毎日。白湯。

足首のある暮らし、もうむくまない足。

越冬話ついでに、最近改めて感じることを。 祝・越冬。寒がりの冬を支えたアイテムたち。

記事を読む

ドミニック・ローホー シンプルを極める 成熟した自我とは。

ドミニック・ローホー氏。 シンプルライフを目指す人にはすっかり御馴染み、でしょうか。以前も著書を

記事を読む

タイニーハウスはいらないけれど。スマートサイジング 価値あるものを探す人生

「タイニーハウス」を知っていますか? タイニーハウスとは、その名の通り「小さな家」のこと。

記事を読む

荷造りが面倒で旅行に行きたくない。

そもそもの所有物が少ないので以前よりマシになったとはいえ、相変わらず旅の準備は苦手です。

記事を読む

旅の荷物、便利な小細工と必需品。

雑誌やサイトで 「女性の海外旅行の必需品は?」 などというお題でいろんなグッズを

記事を読む

持たない暮らしのリアルを覗く。

By: Peter Alfred Hess[/caption] 身内の書店員情報によれば、相

記事を読む

今日捨てたもの 8/2 音楽CDは少しづつ減っている。

今月は小さなものでも1日に1つは手放していく月間です。 と言っても、捨てるモノの 「

記事を読む

今日捨てたもの 大切なのは数か否か。

By: Craig Leontowicz[/caption] もしかすると今年最初の捨て記事か。

記事を読む

バッグインバッグ

荷物が少なければ鞄の中はすっきりするのか。

By: Maegan Tintari[/caption] 多くのモノを持たない生活をしている

記事を読む

旅の荷物 普段使いのナイロントートで1週間の旅。

おかげさまで面倒ごとは全て片付きました。 旅支度より面倒になったこと。 この先は

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

50代一人暮らしの晩酌
50代一人暮らしの晩酌事情。

100年ぶりの晩酌記事です。長年しつこく書き続けていた晩酌記

引っ越しから1年、ものが増えまくっている。

新居に越してから、早1年が経ちました。持たない暮らし、引っ越

ブログ開設10周年、あとは「老後」のお楽しみ。

カリッとした毎日。を開設したのは、2014年7月3日。なんと

働くことに飽きている。

自分の中で「かなり重い」と認識している案件の打ち合わせ前日。

腰痛改善記録、椅子がこわい。

腰痛改善計画の続きです。 長年苦しみ続けている腰痛を改

→もっと見る

PAGE TOP ↑