持たない暮らしの秋ファッション(5)最期通告を受けたロングブーツ。
いやあ、すっかり寒くなりました。
このシリーズ「秋」となってますが、気分的にはすでに「秋冬」です。
さて本日は靴の話。もともと靴が好きなので、現在も持ち物の総数に対して靴がまだまだ多すぎるような気がしています。全く使っていないにも関わらず捨てられない靴もあったりして。
が、今後の行動計画などなどを考慮すると、恐らく今シーズン中には適正だと思える数にまで減りそうな予感がしています。
偏愛アイテム その5 黒のロングブーツ
昔から可愛らしいファッションが苦手だった私。とんがったつま先のラインとゴツ目のソールというハードな佇まいに一目ぼれしてよく通っていた地元のセレクトショップにて購入したのがこのGIANNI BARBATOのロングブーツです。
まだ20代後半だった私にとって、15万もする靴を買うなんてまさに清水の舞台から飛び降りる行為。散々悩んだ挙句にエイヤッ!!!と購入したことを昨日のことのように思い出します。
なのにもう15年選手とは。いやはや。
シンプルなデザインだからか、自分の好みがあまり変わらなかったからか、幸運にも全く飽きることなく冬が来るたびに愛用し続けることができました。何度かジッパーが壊れたり、底が割れたりしたものの、お直しお直しを繰り返して履き続けています。
が、数年前の秋。
暫く日本を離れるため倉庫に保管することになり、その前にメンテナンスに出したら
「このブーツ、多分、今季で最後だね」
と言われてしまいました。
ああ、とうとうその時が…といった心境でしたが、長年大事に使えたことにある種の満足感もあり、お店のお兄さんもブーツを労うようにいい靴だと褒めてくれた(やさしい)ことも手伝って、なんだか凄く嬉しかったというか、達成感のようなものを感じました。
こうして写真で改めて見ると、確かに大分痛んできてるなあ。
お兄さんの予言の通りだとすると、この冬でこのブーツともお別れすることになるかも。悲しいけれど、いろんな道を共に歩いた大切なブーツ。最後の時まで大切に履きたいと思います。
さて愛用のロングブーツの最期にあたり、後継ブーツについて考えたのですが、これがなくなったらもうロングブーツは履かないかもなあ。
というのも、既に相当数の洋服を手放した今スカートは殆ど持っておらず、99%パンツスタイルになったからです。よって冬用のブーツを新たに調達するならば、このロングブーツのようなややハード目なデザインのサイドゴアブーツがいいかもしれない、などと考えています。
とはいえ、今期はお気に入りのレギンスに合わせてまだまだ活躍してもらう予定なので、跡継ぎブーツのセレクトにはもう少し時間をかけられそうです。このブーツみたいに長く付き合える靴にまた出逢えたらいいなあ。
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