田舎暮らしを検討したけど断念した理由。
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最終更新日:2018/08/16
ミニマルライフ
根っから都会っ子の私は生まれてこの方都市部にしか住んだことがありません。
生まれも育ちも町の中心部だったし、東京も23区内でしか住んだことがない。唯一の田舎暮らしと言えばフィリピンの島くらいでしょうか。それでも中心地だったので便利なロケーションではありましたが。
若い頃は田舎暮らしなんて絶対にムリ!と思い込んでましたが、この歳になると都会へのこだわりもさほどなくなります。
今だって東京に住んでるけど、新宿も渋谷も恵比寿も全然行かないし。
もう少し歳をとったら和歌山とか高知とかちょっとよさげなところに安く家を借りて家庭菜園とかしたいななんて思ったり。
田舎暮らしの越えられないハードルとは

By: Martin Duggan
実は以前某地方都市での仕事の話がありました。地域としても仕事としとても非常に興味深いものだったのですが、ジョインするために私にはどうしても乗り越えられない「条件」があり断念。
それは「車」。
地方都市で仕事をするとなると、車の運転が必須になるのです。
私はAT車限定ではありますが一応免許は持っています。
が、免許を取ってから数回しか運転していないので、本格的に車に乗るとなるとかなり特訓しなければ難しいでしょう。
しかし、できないわけではありません。地方なら都会と比べて交通量が少ないところが多いでしょうから、徐々に慣らしていけば不可能ではないと思います。
でも…どうも「乗りたくない」みたいなのです。
車があれば自由に移動ができるかなと深く考えずに免許を取ってはみたものの、学校に通っている時点で車の運転という行為が自分に向いてないなと感じ、その後殆ど運転することはありませんでした。
これは私が極度にドンくさいから、ということ以外に
「車みたいな大きくて手間がかかるものを維持するのがイヤ」
という気持ちも大きかった気がします。
前述の仕事については、車とそれにかかる経費は全て負担してもらえるという条件だったのですが、それでも自分が車を一応所持しなければならないことが想像できず、結局お断りしてしまいました。
車ぐらいで甘えるな!と思われるかもしれませんが、自分としては結構大きな問題なのです。ベッドすら持ってない人間なのに、車なんて重過ぎる…。
参考 日本の人口、5年連続減 労働力の都市部集中強まる(日本経済新聞)
市町村で人口減少率が高い市町村は6%を超える宮城県女川町、奈良県野迫川村、山梨県小菅村など全国に広がる。4番目に高い高知県大豊町は平均年齢が60歳を超え、年間の出生数は十数人。「集落の維持が難しい」として住民が担っていた道路の草刈りや側溝の掃除は町が臨時職員を雇って代行している。
労働人口の都市集中が止まらない中、地方都市では若年層のUターン、Iターン転職のために策を講じていますが、地方生活に魅力を感じつつ「車がないと生活できない」ことに二の足を踏んでしまう人も多いのではないでしょうか。
私も別に東京にこだわらないし、田舎暮らししてみたいんだけど。
参考 田舎で車なし生活している人教えてください(Ok Wave)
うーん、やっぱり通勤がある場合は大変かも。
逆に私みたいな自由業だと車なくてもなんとかなるのかな?今はネットショッピングができるので買い物はそんなに困らないかもしれません。
しかしながら既に微妙なお年頃。
もう少し歳取ったら…なんていってると、あっという間にさほど歓迎されない年齢になってしまうのがもどかしいところです。
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Comment
いつも楽しく読んでいます。好奇心…の記事から、こちらの記事に関心が行き。田舎出身の私は、若い時分、街で暮らした影響で田舎には戻れなくなりました。街の暮らしに憧れますね。と、いうわけで、地方都市の隣市みたいな所に住んでます。車は当たり前のように所持しています。日当たりが良く広大な場所であっても…やはり、街の便利さは外すことが出来ない。以前、田舎暮らしに憧れ、移住した方の記事を眼にし、後悔したと書かれてましたね。病院がかなり遠い、買い物も遠いなど。違いを知ってしまうと、自分にとって、便利が優位になってしまうのだと思いました。
匿名さん
コメントありがとうございます。
仰るように、街の暮らしの便利さは手放しがたい魅力がありますよね。私があまりモノを持たずに身軽に生活できるのも都会で暮らしているからに他なりません。逆に東京などの大都市では疲れてしまう方、都会の喧騒が苦手で田舎暮らしを選択する方もおられるのでこればかりは個人が何を優先するかで決まるのでしょうが。
現在は場所に縛られない働き方を選択できる機会も増えているので地方に移住した場合の収入面はクリアできそうですが、それこそ自動運転車の活用で田舎の利便性が上がれば居住の選択はもっと自由になるのにな、などと妄想してしまいます。
今後とも宜しくお願いいたします。