減らす美容。
酒を抜いたらよくなるけど、一度飲んだら振り出しに戻るが常ですね。酒だけじゃなく、食べるのも止めれば、事態はそれなりに好転すると知っているのだけれど。
そうです。例の、毛穴問題です。
朝も早よから外出すれば、正午過ぎには残酷な現実が浮かび上がる我が鼻周り。これはいよいよ塗り込めパテ的鼻周り専用下地を導入すべきかと心揺らいだのですが、それ以外の方法がありました。
減らす美容
その方法は単純で「鼻には塗らない」。悪魔の書まではいかないけれど、引き算方式というか、減らす美容というか、まあそういうものです。
今までは何も考えずに全顔にベースを塗り広げていたのですが、毎度の小鼻崩れはやはり防げない。ティッシュオフ作戦によりそれ以外の部位はそこそこの持ちを見せてくれるようになったけれど、鼻だけはどうにもならない。
で、不思議なもので、リタッチを試みれば試みるほど、進むべき目的地とは逆方向へ行ってしまうのですね。要するに、化粧直しが化粧直しになってなくて、どんどん汚くなる悲劇。
もはや腹立たしさすら覚えたので、先日鼻だけベースを塗らずに粉でぼんやりと押さえてみたところ、マシでした。やっぱり昼過ぎにはそれなりに崩れはするのですが、化粧直しが化粧直しとして機能してくれました。
とはいえ識者から見れば、鼻だけが文字通り「異色」なのがバレバレで、マシだと思っているのは私だけかもしれません。完全なる自己判断に過ぎないものの、鏡で確認したところ、塗るより塗らないほうがよさそうだったので、しばらくは異色鼻を継続しようと考えています。
美の基準がおおらかになる
今回の鼻問題は美容領域ではなく、汚らしさが出るやもしれぬという、ほぼマナー範疇の案件だと感じたのであれこれ策を講じましたが(といっても、塗るのを止めただけ)、それ以外のビューティー周りはどんどん気にならなくなってきています。いや、気になるところがありすぎて、逆に面倒になってきたというか、許容範囲が広がって、まあこんなもんでしょうと思えてきたというか。ほうれい線とか。
よく言えば、おおらかになったのです。そして、真実は見ない。
自然光なり明るい照明なりの下でピッカピカに磨かれた鏡を覗き込んだなら、鼻問題は未だ解決していないと感じるかもしれません。しかし近頃はいい感じにほの暗く、いい感じにソフトフォーカスがかかった鏡を使うことが多いものですから、なんとなくやり過ごせて助かっています。
真実を知ることがいつも幸せとは、限らない。
見える、私には見える。そう遠くない未来に、白髪に対してもおおらかになり、ありのままを受け止めるであろう自分の姿が。まあ、やっぱりこうなるよね、とか書き綴っている指先が、キーボードが、ディスプレイが、見える。
5年後ってとこですかね。と、予測しておきましょう。
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