おばさん、おじさんに似合う丼。
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家飯

丼ものは老若男女問わず人気の高いメニューではありますが、そのボリューム感からでしょうか、どことなく若々しさを感じる一品のように思います。
とりわけ、カツ丼天丼あたりの揚げ物系は、字面からでもパワーが伝わる丼もの。久しぶりに食べてみたい気になってもおいそれとは手出しできない。そんな眩しさがあります。
さて、今夜私がいただくのは、柳川丼です。
丼界ではかなり渋めというか地味目というか、中高年にぴったりくる珍しい一品ではないでしょうか。
柳川丼、なめこ汁献立。

- なめこ汁
- 漬もの
- キャベツの梅おかか和え
- 柳川丼
なめこ汁

ぬめりをさっと洗い流した株なめこを、昆布と鰹節でとった出汁で煮て味噌を溶き入れ、ねぎをちらします。
漬もの

本日の漬ものは、大根のしょうゆ漬けとキャベツのぬか漬け。
キャベツの梅おかか和え

ゆでてざく切りにしたキャベツを梅干しと鰹節、少量のしょうゆで和えたもの。
柳川丼

フライパンにしょうゆ、みりん、酒、出汁を煮立てて、豚薄切り肉とささがきにしたごぼうを加えて煮ます。ごぼうがしんなりして味が入ったら白ねぎを加えてさっと煮て、溶き卵を加えてとじてから、ごはんにのせれば完成。黒七味を振っていただきます。
卵の鮮やかな黄色をとどめて仕上げるならば、ささがきごぼうが白くなるまでしっかりと水にさらしてから調理するのがよい。ということは百も承知ではありますが、ごぼうのうまみはあの土臭さあってのもの。卵の色がくすんでもいいから、さっと水洗いした程度のごぼうで作りたいのですよ。

ただでさえいぶし銀な柳川丼が、ごぼうさらさない手法による全体的な色のくすみと、冷凍しておいた三つ葉を添えたことによって、より中高年に似合う落ち着きを見せています。
などとあたかもわざと渋く仕上げたみたいな言い方してますが、三つ葉が冷凍できるという噂を聞いて試してみただけのこと。が、やっぱり三つ葉くらいはフレッシュなものを使うほうがいいですね。
牛肉の柳川煮、キャベツのねぎ塩和え献立。
見た目はもちろん、歯ごたえも香りも全然違うものね。
しかし丼もの献立における漬ものの存在感ってのは、恐ろしいものがありますな。その威力は名脇役の味噌汁をも凌駕する。
甘辛味にもっていかれた舌を、瞬時にリセットする。このきりりとした塩辛さがたまらない。漬ものが添えていない丼ものは、魅力が半減するような気さえします。
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