盗まれて、なおも愛しき泥棒たち。

晩酌献立頻出食材である油揚げ。
味噌汁に入れたり、和え物にしたり、炒めたりと、それはそれはお世話になっています。こうして1枚まるっと焼くのはちょっと久しぶり?でしょうか。
キャベツのわさび白和え、焼き油揚げのねぎ酢醤油献立。
本日は焼き油揚げの中でもちょっとリッチな部類に入る、味噌+チーズ味にして、日本酒を楽しみます。
油揚げねぎ味噌チーズ焼き、蒸し鶏とキャベツの柚子胡椒和え献立。

- きのこ汁
- ぬか漬け
- 蒸し鶏とキャベツの柚子胡椒和え
- 油揚げねぎ味噌チーズ焼き
きのこ汁

えのき、エリンギ、しめじを水からゆで、出汁じょうゆで味を整えて三つ葉を散らします。
ぬか漬け

本日の漬ものは大根とにんじんのぬか漬け。
蒸し鶏とキャベツの柚子胡椒和え

塩と酒を振って蒸した鶏むね肉を細かく割き、ゆでたキャベツと合わせて柚子胡椒で和えます。
油揚げねぎ味噌チーズ焼き

油揚げは袋状に開き、薄切りにした白ねぎとチーズを詰めてフライパンで焼きます。詰めたねぎに火が通ったら表面にみじん切りにしたねぎと味噌を合わせたものを塗り、香ばしく焼き付けたら完成。
今日は面倒がってフライパンで調理してしまいましたが、トースターで焼けばさらに味噌が香ばしく仕上がります。
油揚げを焼いてしょうゆかけるだけでも旨いのに、そこにねぎでしょ、チーズでしょ、味噌でしょ。酒を飲んでくれと言わんばかりの組み合わせに、自分で作っておきながらめまいがします。酒を飲んでくれ、さあさあもっと飲んでくれ。ここは迷わず日本酒ですね。
盗まれて、なおも愛しき泥棒たち。

飛騨の名産物に「めしどろぼ漬」なる漬ものがありますね。これはご飯が進みすぎるほどに旨い漬ものである、という意味合いのネーミングなのでしょう。同様に、ついつい酒をすすませる罪深きつまみのことも「酒泥棒」と表現することがあります。
今夜の焼き油揚げは、まさに酒泥棒。 肝や卵などの魚介系珍味のような豪華はまるでない、なんてことないつまみなのに、これほどまでに日本酒を呼ぶ味があるだろうか?と、足をバタつかせたくなる一品です。
日本酒じゃなくて、ビール泥棒といえばなんだろか。やはり揚げ物とか、餃子とか、ソース味の粉ものあたりの、ややパンチの効いたやんちゃなつまみかしら。ワインは赤か白か、はたまた泡かによってもその相性は変わってくるけれど、にんにくとオリーブオイルをベースとした味付けになると、白ワインが欲しくなるよね。別泥棒路線だけれど、重ための赤ワインとチョコレートの組み合わせもなかなかどうして。いや、甘味ならばウイスキーとチョコレートも捨てがたいし、フルーツと泡も組み合わせしたすぎる。
かようにこの世は泥棒だらけであります。
関連記事
-
-
親子煮、ゴーヤとツナのサラダ献立。
卵と鶏もも肉だけではさほど心は動かないが、そこに三つ葉が登場すれば話は変わってくる。
-
-
岩手の酒 あさ開 純米吟醸ひやおろしで晩酌 タアサイと豚肉のしょうが炒め、かぼちゃの塩煮。
勝手に日本酒全国ツアー、順調に進んでおります。 関連 勝手に日本酒全国ツアー 自宅で全
-
-
餃子と漬ものとビールは、幸せの完成形。
平日の酒断ち継続中の今、過去の晩酌写真がいつもより魅力的に見えます。 ほら、これなん
-
-
要領が悪い人の料理。
要領が悪い人、それは私です。 どれくらいの悪さかというと、効率を重視して動ける人、もしくは
-
-
白菜重ね蒸し、炒め大根のスープで家飲み。
白菜が安く出ていました本当にありがとうございます。 いや、安いといってもこの時期の激安
-
-
大きいソーセージ入りポトフ、アボカドのサラダで白ワイン。
先日登場した大きいソーセージ。 関連 大きいソーセージとローズマリーポテトで家飲み。
-
-
イカゲソ黒七味炒め、キャベツと人参の温サラダ献立。
珍しく食べたいものがわからないという感覚に陥る。 朝起きた瞬間から今宵の晩酌について考
-
-
豆腐とにらの塩炒め、しらたきとわかめのサラダ献立。
にらを炒めて食べたいなあと考えながら八百屋に行ったら、にらが安売りされていました。 食
-
-
きのこの卵とじ、じゃこピーマン献立。
最近やたらときのこが登場する我が食卓です。もともときのこ類は大好きだし、その汎用性の高さた
-
-
千葉の酒 五人娘 純米で晩酌 うるいのおひたし、生わかめ炒め。
なんだか肉っけが続いていた先週。 休肝日明けの献立はちょっと軽めに組んでみました。注文