青梗菜の塩炒め、にら納豆献立。
ずいぶん昔に、青梗菜に凝ったことがありました。
おそらく中華料理店で食べた青梗菜炒めが旨かったとかそんな理由でハマったのでしょう。シャキッと色よく、素材のよさが前面に出た、しかし味付けはぼやけない青梗菜炒めはどう作るのだろうかと、試行錯誤した記憶があります。
で、結局どこにたどり着いたんだっけかなあ。
肝心なところが思い出せないあたり、究極の青梗菜炒めにたどり着くことなくブームは終焉したのだと思われます。なんて浅いブームなんだ。
青梗菜の塩炒め、にら納豆で晩酌
- 三つ葉と揚げの味噌汁
- ぬか漬け
- にら納豆
- 青梗菜塩炒め
三つ葉と揚げの味噌汁
油揚げと三つ葉の味噌汁、出汁はいりこ。三つ葉は味噌を溶き入れてから加え、すぐにうつわに盛ります。
ぬか漬け
本日のぬか漬けはピーマン、大根、にんじんの三色トリオ。
にら納豆
付属のタレで和えた納豆とゆでてめんつゆにひたしたにらをうつわに盛り、からしをのせます。
青梗菜塩炒め
フライパンに油と千切りのしょうが、塩をひとつまみ入れ、四つ割にして長さを半分に切った青梗菜の茎部分を加えて炒めます。火が通ったら葉部分も加えてざっと炒め合わせから少量の鶏がらスープを加え、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成。
塩味でただ炒めるだけの料理だけれど、シャキッと仕上げた葉野菜の炒めものは十分メインを張れる存在感。中国野菜の代表格みたいな青梗菜に日本酒を合わせるとはこれいかに、ですが、単に日本酒しかストックがなかったのです。
なんらかの技術を取得するには日々の反復練習が効果的ですが、家庭料理に関しては毎日同じものを作り続けるのは難しい。いや、作るのは問題ないんだけど、食べるのがね。ステーキを上手に焼けるようになりたいからって毎日毎日ステーキ焼いて食べ続けるのは苦しいのであまり現実的ではない。
これだけ何年も料理を作り続けていても、メニュー特化の調理技術が上がらないのは、短期間の繰り返しによる試行錯誤が足りないせいなのでしょう。毎度スパイスの調合を変えながらマイカレーを極めるとか、毎日卵焼きを焼き続けてベストタイミングを見極める目を養う、みたいなトレーニング全然してないし。
その点、今日みたいな野菜一品炒めとか、蒸しものあたりなら、毎日続けてもそう負担にならない気はするが、やってもやりっぱなしでは忘れてしまうので意味がないんだった。と、遠い昔の青梗菜ブームを思うのであった。
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