埼玉の酒 帝松 社長の酒 吟醸酒で晩酌 秋刀魚の梅昆布蒸し。
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先日埼玉・川越へ出かけておりまして、自分土産に日本酒を購入してまいりました。
そうそう、今夜はあれを開けましょうねそうしましょう。と、袋から出してみてびっくり。
なんとまったく身に覚えのない、選んだ記憶にない酒が出てきたのです。
埼玉の酒 帝松 社長の酒 吟醸酒
袋から出てきたのはなんと「社長の酒」なる吟醸酒。
売り場に日本酒がずらりと並んでいたので、割とどれにしようかなで適当に選んでパパッと買いました。
買いましたけど、多分、隣にあったものと間違って手に取ってる。意識して選んでいたらこの名称、嫌でも記憶に残っているはずだし。だいたいなんだよ、社長の酒って。
帝松 吟醸 社長の酒 (松岡醸造)
元々鑑評会出品酒で、社長しか飲むことができなかったためこのような名前が付きました。
今では出世酒として多くのお客様に親しまれております。
簡潔にまとまった解説で誠によろしいのですが、私の読解力のなさでしょうか、いまいち意味を測りかねております。鑑評会出品酒、はわかる。しかし社長って、誰。鑑評会は社長しか出席できないのか。そうだとして、それはどこの社長なのか。それとも素人には窺い知れない何か特別なルールがあるのか。
謎は深まるけれど、一番の謎は私がなぜこの酒を無意識のうちに選んだかということ。出世か。出世願望なのか。実は潜在意識下では地位や名誉を欲しているのか。そして同出世酒シリーズとして「部長の宝」という商品もあることをお伝えしておきます。実は社長より部長の方がハードル高いよね。私、なろうと思えばすぐにでも社長になれる立場だけれど、部長は無理だもの。
ところで純米じゃない吟醸酒って久しぶりに飲んだような。思った以上に辛口で華やかな香りと裏腹にガツンとパンチのある味わいは、ヨッ、さすが社長!といったところでしょうか。
埼玉の酒 帝松 社長の酒 吟醸酒 データ
蔵元 | 松岡醸造(埼玉県・比企郡) |
種類 | 吟醸酒 |
精米歩合 | 60% |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.5 |
アルコール度 | 15度 |
秋刀魚の梅昆布蒸し、たたききゅうりで晩酌
- ほうれん草の味噌汁
- ぬか漬け
- たたききゅうり
- 秋刀魚の梅昆布蒸し
ほうれん草の味噌汁
ほうれん草と白ねぎをたっぷり入れた味噌汁。出汁は昆布と秋刀魚の頭。
ぬか漬け
本日のぬか漬けはキャベツとにんじん。
たたききゅうり
荒く叩き割ったきゅうりをごま油、粗塩、胡椒で和えたもの。
秋刀魚の梅昆布蒸し
秋刀魚は頭とお腹をとって筒切りにし、塩を振ってしばらくおいてから出た水分を拭き取っておきます。フライパンに出汁昆布を引き秋刀魚と梅干しを並べて酒を回しかけ、蓋をして蒸し煮に。秋刀魚に火が通ったらうつわに盛り、大根おろしを添えます。
新しい酒を開けた日のつまみが魚だと妙にうれしい。うまい具合に語呂合わせ(?)の出世魚を持ってくることはできませんでしたが、好物の秋刀魚はこれで今季6尾目となかなかいいペースです。
さて、本日の味噌汁の出汁は秋刀魚の頭とちょっと恐ろしいことを言っておりますが、以前鯵を食べた時のことを思い出してのこと。
秋刀魚の頭も出汁にしちゃえばいいんじゃないの?と思いつくも、鯵ならともかく秋刀魚はさすがに生臭くなるのではないかどうしたものかとしばし逡巡しました。
が、よくよく考えてみれば食べられないほどひどい仕上がりになることはありえないのだし、思い立ったが吉日、果敢に冒険してこその我がデタラメ人生、ということで秋刀魚あら出汁にトライ。熱湯をかけて臭みを抜いた秋刀魚の頭を煮出してみれば、ちゃんと美味しい味噌汁が出来上がって拍子抜けしたのでした。そりゃそうか。
ああ秋刀魚旨いよ秋刀魚。今年はあと何回食卓に上るかな。
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